合同会社ラビッツ(本社:愛知県名古屋市、代表社員:石川 貴裕)は、実際に車を売却した男女300名に「車の売却に関するアンケート」を実施しました。
車を売る機会は、一生の間にそう何回も訪れないもの。気になるのが周りの車の売却事情です。
今回のアンケートの調査概要
今回のアンケート概要は下記のとおり。
調査対象 | 全国 |
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質問数 | 全10問 |
調査期間 | 2019年10月6日~2019年10月13日実施 |
回答人数 | 300名 |
調査方法 | WEBアンケート |
アンケート結果サマリー
- アンケート回答者、男女比は半々
- 売却の6割が中古車と市場は大きい
- 売却を考えるタイミングは車検が関わる3・5・7年
- 売却動機の約7割が「乗り換え」
- 新車購入時の売却はディーラー下取りとは限らない
- 売却時、査定額を比較していない人が6割。比較した人は50万円の差がでた人も!
- 「より多くの業者の査定額を比較すれば良かった」と後悔の声が多数
Q1-2.アンケート回答者の属性
今回、アンケートに回答してくれた300人を「性別」「年代別」にまとめてみると下記のとおり。
30代が1番多いですが各世代の方が答えてくれています。
アンケート結果の男女比に関しては、ほぼ半々となりました。
男女比が偏らず、均等な結果を得ることができました。
Q3.消費税増税が背中を押した?2019年の売却が1番という結果に
「直近で車を売ったのはいつですか?」の質問に、「2019年」が1番多い結果となりました。
これは消費税増税の影響も大きいかと思います。
車はどんなに安くても数十万します。2%の差は大きいです。
消費税が増税する前に新車もしくは中古車への乗り換えをした人が多かったのでしょう。
ちなみに、消費税増税に伴い自動車税などの減税対策がされています。

Q4.売却の半分以上が「中古車」
「売却した車は?」と質問したところ
- 中古車 149人
- 新車 120人
「もらった車」や一度は人の手に渡った「新古車・未使用車」も「中古車」として考えると、売却の6割が中古車という結果に。
日本人は新しいもの好きで、家なども新築を好む傾向です。
ただし、ネットオークションなども普及して個人売買が一般的になったのもあり、中古品(中古車)も抵抗なくなってきている人が増えてきているのもあるのでしょう。
Q5.車の売却は2~7年以内「約6割」
「売却した車は何年乗っていましたか?」と質問すると
- 3~5年未満 75人
- 5~7年未満 50人
- 2~3年未満 47人
という結果になりました。
最初の車検が、登録から3年後にあり、車検代だけでも10万円前後と大きな出費です。
これを負担と感じ、車検の時期を迎える直前に一度売却を考えるのでしょう。メーカーの一般保証も3年で切れるところが多く、売却検討の背中を押す要因の1つかもしれません。
また、5年目には2度目の車検を迎える人がほとんど。5年もあると生活環境が大きく変化する人も多いでしょう。例えば、結婚や出産、引っ越しなど。
走行・停止などの車の安全に関わる部品の保証(メーカーの特別保証)が、5年で切れるところが多いのも、1つ売却検討の要因なのかもしれません。
Q6.中古車売却が多いため10万キロ以上が1番多い
「売却した車の走行距離は?」と質問すると
- 10万キロ以上 73人
- 7~10万キロ未満 69人
- 5~7万キロ未満 58人
という結果に。
回答者に中古車が半数以上いたため、走行距離が多くなっているのも納得できます。
Q7.車売却動機の約7割は「乗り換え」
「車を売った動機は?」と質問すると
- 新車への乗り換え 126人
- 中古車への乗り換え 76人
- 車を使わなくなった 40人
という結果に。筆者が想定していた結果同様、売却理由の1番は乗り換えでした。
車は生活の一部。生活環境が変われば車の使用用途も変わります。
- 家族が増えて大きなファミリーカーに変える
- 夫婦だけになったのでコンパクトカーに変える
- キャンプが趣味になったので、荷物が詰める大きい車に変える
など。
また、仕事の事情や家庭の事情で手放さないといけなくなる時もあります。
Q8.ディーラー下取りよりも車買取店が多い
「車はどこで売りましたか?」と質問すると
- 車買取店(車買取店直接) 124人
- 新車ディーラー下取り 97人
Q7での「新車への乗り換え」が126人に対し、今回の結果は「新車ディーラー下取り」が97人。
昔は、新車の乗り換え=新車ディーラーに下取りがほとんど。ただ、今は他の売り方を検討する人も増えてきています。
また、車一括査定が全体の1割弱いたのに驚きました。だいぶ浸透してきていると言えます。

Q9.査定額を比較すると差が出る!中には50万円以上の差があった人も
「査定額にいくらの差がありましたか?」と質問すると
- 比較していない 191人
- 5万円以内 42人
- 5~10万円以内 26人
- 10~20万円以内 26人
という結果でした。
多くの人は、次に買う車は競合車種の見積もりを出してもらって値引きを頑張るのですが、売るときの金額(査定額)は比較して高く売ろうとしないのです。
筆者からすると非常にもったいないこと。査定額を比較すると10万以上の差が出ることもザラにあります。
今回の結果を見ても、10万以上も差が出た人が41人もいます。50万以上の差が出た人も3人います。
比較しないまま買取店やディーラーで言われるがままの金額では、その金額が相場なのか足元を見られているのか分かりません。
比較して相場を知ることは、とても大切です。
少しでも高く自分の希望金額で売却したい場合は、比較はするべきというのが今回の結果でもお分かりいただけると思います。
Q10.その他参考になった回答を紹介します。
- 一括査定サイトを使うなどして、より多くの業者の査定額を調べれば良かったと後悔しています。
- 新車が納車されるまで今の車に乗っていられるディーラーでの下取りを優先している。好きな車にはギリギリまで乗っていたい。買取店の場合はすぐに引き取ってもらう事が前提となるので、数ヶ月先を見越して査定の値段をつけるディーラーの方が値段を安く提示され不利だと思う。
- その日に売却したら査定額に1万円上乗せすると言われた。
- ビッグモーターに査定をお願いしたが、金額の提示はしてくれなかった。写真をとったり時間をかけて見たのに自分の店で購入してくれたら提示すると言われた。
- ガリバーの担当者が遅刻してくるわ、やる気がないわで、印象が悪かった!
- 初めて車買取店で売却しました。それまで車を手放す時はディーラーにばかり売っていたが、案外スムーズに手続きが済んだ。買取価格も満足出来るものだったので、買取店にお願いして良かった。
- 女性1人で行った時と、父や夫など男性が同伴の時で態度が違った。
- 最初の見積もりではカーセブンは90万と言われたが、結局、理由を付けて減額された。
調査結果からわかる概要
- ディーラー下取りが向いている人:新車に乗り換えをする人で、とにかく楽に手間を掛けたくない人
- 車買取店が向いている人:手間がかかっても少しでも高く売りたい人
アンケート結果をみて、これから車売却を考えている人の参考になる点もあったと思います。
時間や手間を惜しんだ結果「何社も比較すれば良かった」「相場を知っておけば足元見られなかった」と売却金額を後悔する人が多数いました。
女性と男性で態度が違うという意見もいくつかあり、買取店側は相手を見て判断しているところもあるようです。
購入者、使用する人が女性なのに同席していた男性に熱心に説明をするなど、決定権やお金を出すのは男性だと思っての行動でしょう。もちろん女性側は良い気はしません。
また、同じ買取店でも、店舗によって良い評価と悪い評価も分かれ、担当者の当たりハズレがあるようです。

大切に乗ってきた愛着のある車。あなたの納得価格で心置きなく売却するなら比較も検討するべきでしょう。