こんな悩みをスッキリ解消
- 車買取の際にパーツを外すべきかどうか迷っている人
- どのパーツがいくらくらいのプラスになるのか知りたい人
- パーツを含めて車を最高価格で買い取ってくれる業者を探している人
車購入の際、メーカーオプションやディーラーオプションを選んで取り付ける人が大半です。
これらのオプションパーツは安くないため、売る時に付けたまま売るか別で売るか迷います。
どのパーツはいくらくらいで売れるのか知っておけば、車買取の際に取り外すべきかどうかも判断できます。
そこでこの記事では、各パーツが車買取の際にどのように評価されるのかを紹介しています。
車買取でプラス査定になるオプション・パーツは?
車は買う時や買ったあと、色々なパーツを装着します。
例えば高速道路に乗るためのETCであったり、ドレスアップのためのアルミホイールだったり、後付けするパーツは少なくありません。
こうしたパーツは買取の際にどう評価されるのか、ここではパーツ別にいくらぐらいの査定額になるのか紹介していきます。
パーツの種類 | 純正かどうか | 取り外しの可否 | 査定の評価 | プラスになる額 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
安全装備 (自動車ブレーク ABS・エアバッグなど) |
純正 | 不可 | プラス | 数万円 | 標準装備車には加点なし |
特殊カラー | 純正 | 不可 | プラス | ~5万円 | パールホワイトが有利 |
エアコン | 純正 | 不可 | プラス | ~32万円 | 標準装備車には加点なし |
電動装備 (スライドドア・ パワーウィンドウ パワーステアリングなど) |
純正 | 不可 | プラス | ~5万円 | 標準装備車には加点なし |
サンルーフ | 純正 | 不可 | プラス | ~7万円 | 標準装備車には加点なし |
レザーシート | 純正 | 不可 | プラス | ~11万円 | |
カーナビ | 純正/社外問わず | 可能 | プラス | ~6万円 | 標準装備車には加点なし 欠品はマイナス1万円 |
フルスポイラー (エアロパーツなど) |
純正 | 可能 | プラス | ~9万円 | フルエアロに限る |
アルミホイール | 純正/社外問わず | 可能 | プラス | ~9万円 | 取り外して売ることでプラスになる可能性あり |
タイヤ (スタッドレスタイヤ スノータイヤ含む) |
純正/社外問わず | 可能 | プラス | 数千円 | 溝により異なる |
ドライブレコーダー | 純正/社外問わず | 可能 | プラス | 数千円 | 機種により異なる 取り外して売ることでプラスになる可能性あり |
ETC | 純正/社外問わず | 可能 | プラス | 数千円 | 機種により異なる 取り外して売ることでプラスになる可能性あり |
スペアキー | 純正/社外問わず | 可能 | なし | – | 欠品はマイナス2,000円 |
チャイルドシート | 純正/社外問わず | 可能 | なし | – | |
保証書 整備手帳 取扱説明書 |
純正 | 不可 | プラス | 1万円 | 3点とも揃っている場合 |
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕」より
※プラス金額はあくまで目安であり、時期や車種によって異なります。
車査定には、JAAIという団体が作成する「中古自動車査定基準」というルールブックのようなものがあります。
下記は実際に筆者が使っていたルールブック。
先ほどの表はルールブックを基準に作成しています。
中古自動車査定基準には、各装備がいくらのプラスという基準が明記されているのです。
【プラス査定】自動ブレーキなどの安全装備
最近車買取の査定において重視されているのが、自動ブレーキなどの安全装備です。
標準装備となっている車も多くなってきましたが、これらの装備は付いていた方が高価買取が期待できます。
ただし、自動ブレーキに関しては新しい機能であるため明確な査定基準がありません。
そのため各買取店が独自にプラス査定としているのです。
※出典:カーセンサーより
同じ車の中古販売価格を見ると、自動ブレーキの有無で6万円ほどの差があります。
この価格に近い額が、車買取の際に発生する差額と考えることができます。
また、ABSも下記のようなプラスになるとされています。
クラス | 新車~1年落ち | 2~3年落ち | 4~5年落ち | 6年落ち以上 |
---|---|---|---|---|
Ⅰ~Ⅳ (軽自動車以外) |
+3万円 | +2万円 | +1万円 | +1万円 |
軽 | +2万円 | +1.5万円 | +1万円 | +1万円 |
※標準装備車には加点なし
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕」より
またエアバックも+1万円のプラス査定になるとされていますが、ABSを含めて標準装備になっていることから最近ではプラスにならないことが増えています。
【プラス査定】パールホワイトなどの特殊カラー
新車購入時に有料色となっているパールホワイトなどは、車買取の際もプラス査定となります。
有料色は3万円前後のオプション代金が発生しますが、査定時には5万円以上の差が生まれます。
色にこだわりがない場合には、パールホワイトなどの有料色を選ぶのがオススメです。
車査定額とボディーカラーの関係については下記記事で詳しく解説しています。
【プラス査定】エアコン
エアコンは下記ようにプラス査定になるとされています。
種類 | 車両クラス | 新車~1年落ち 下段:デュアルエアコン |
2~3年落ち 下段:デュアルエアコン |
4~5年落ち 下段:デュアルエアコン |
6年落ち以上 下段:デュアルエアコン |
---|---|---|---|---|---|
国産車 | Ⅰ・Ⅱ シーマ・クラウン・プリウス アルファード・ハイエース・エスティマなど |
+16万 +22万円 |
+14万 +18万円 |
+11万 +14万円 |
+8万 +11万円 |
Ⅲ・Ⅳ ヴォクシー・セレナ・ステップワゴン ヴィッツ・ソリオ・デミオなど |
+13万 +18万円 |
+11万 +15万円 |
+9万 +12万円 |
+6万 +9万円 |
|
軽自動車 アルト・ミラ・タントなど |
+10万 +14万円 |
+8万 +12万円 |
+6万 +10万円 |
+4万 +7万円 |
|
軽貨物 トヨエース・アトラス・タウンエースなど |
+7万円 | +6万円 | +5万円 | +4万円 | |
輸入車 | 特・Ⅰ・Ⅱ BMW Z8・ベンツSL・アウディP8 カイエン・ベンツSなど |
+32万円 | +28万円 | +23万円 | +18万円 |
Ⅲ・Ⅳ アウディA6・BMW M3・ベンツE アウディA4・BMW 3・ベンツCなど |
+20万円 | +17万円 | +14万円 | +10万円 | |
Ⅴ・Ⅵ アウディA1・BMW1・VWゴルフなど |
+15万円 | +13万円 | +10万円 | +7万円 |
※標準装備車には加点なし
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則」より
ただし、エアコンは標準装備している車が多いことから、プラスにならないことが多いです。
一方でエアコンが故障していると下記金額が減額されます。
- コンプレッサ リビルト交換
- 国産車:-4万 輸入車:-8万
- ガスチャージ
- 国産車:-1万 輸入車:-2万
- その他の不良:評価点の範囲内
- 国産車:-22万以内 輸入車:-32万以内
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕」より
減額も多いことからエアコンを修理してから売却を考える人がいますが、修理費用分は査定額でプラスになりませんので、オススメできません。
【プラス査定】電動装備(スライドドアなど)
電動スライドドアは下記の金額がプラスになるとされています。
電動スライドドアの箇所 | 新車・1年落ち | 2年落ち以上 |
---|---|---|
片側 | +2万円 | +1万円 |
両側 | +4万円 | +2万円 |
※標準装備車には加点なし
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕」より
電動スライドドアは最低でも1万円以上、最高で4万円のプラス査定となることがこの表から分かります。
この基準は軽自動車もミニバンも変わりません。
装備品 | 新車~1年落ち | 2~3年落ち | 4~5年落ち | 6年落ち以上 |
---|---|---|---|---|
パワーステアリング (全車種・クラス共通) |
+5万円 | +4万円 | +2万円 | +2万円 |
パワーウィンド (全車種・クラス共通) |
+3万円 | +2万円 | +1万円 | +1万円 |
※標準装備車には加点なし
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕」より
ただし、パワーウィンドは当たり前の装備になっていることから、プラス査定にならないことも増えています。
【プラス査定】純正サンルーフ
サンルーフもオプションパーツの中ではプラスになるもので、中古車査定基準では以下の評価となっています。
種類 | 車両クラス | 新車~1年落ち | 2~3年落ち | 4~5年落ち | 6年落ち以上 |
---|---|---|---|---|---|
国産車 | 特・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ レクサスLC、LSシリーズ シーマ・クラウン・プリウス アルファード・ヴォクシーなど |
+7万円 | +5万円 | +3万円 | +2万円 |
Ⅳ・軽 ヴィッツ・ソリオ・デミオ アルト・ミラ・タントなど |
+3万円 | +2万円 | +1万円 | +0万円 | |
輸入車 | Ⅰ・Ⅱ BMW Z8・ベンツSL・アウディP8 カイエン・ベンツSなど |
+10万円 | +8万円 | +6万円 | +4.5万円 |
Ⅲ・Ⅳ アウディA6・BMW M3・ベンツE アウディA4・BMW 3・ベンツCなど |
+8万円 | +6万円 | +4.5万円 | +3.5万円 | |
Ⅴ・Ⅵ アウディA1・BMW1・VWゴルフなど |
+7万円 | +5万円 | +3.5万円 | +2.5万円 |
※標準装備車には加点なし、故障の場合は、修理-3万円以内、パノラマルーフ等も含む
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則」より
もし仮にサンルーフが故障している場合は最大3万円の減額があります。
車査定額とサンルーフの関係については下記記事で詳しく解説しています。
【プラス査定】レザーシート
レザーシートにも基準が設けられており、査定基準は以下の表の通りです。
種類 | 車両クラス | 新車~1年落ち | 2~3年落ち | 4~5年落ち | 6年落ち以上 |
---|---|---|---|---|---|
国産車 | 特 レクサスLC、LSシリーズ センチュリー・シーマ・プレジデントなど |
+11万円 | +7万円 | +4万円 | +3万円 |
Ⅰ・Ⅱ クラウン・フーガ・レジェンド カムリ・スカイライン・オデッセイ・MPV アルファード・エルグランド・エリシオン ハイエース・エスティマ・キャラバンなど |
+9万円 | +5万円 | +3万円 | +2万円 | |
Ⅲ・Ⅳ・軽 ヴォクシー・セレナ・ステップワゴン レガシィ・プリウス・アイシス・ジェイド ブーン・カローラ・シャトル ヴィッツ・ソリオ・デミオ アルト・ミラ・タントなど |
+4万円 | +3万円 | +2万円 | +1万円 | |
輸入車 | Ⅰ・Ⅱ BMW Z8・ベンツSL・アウディP8 カイエン・ベンツSなど |
+11万円 | +7万円 | +5万円 | +3万円 |
Ⅲ・Ⅳ アウディA6・BMW M3・ベンツE アウディA4・BMW 3・ベンツCなど |
+9万円 | +6万円 | +4万円 | +2万円 | |
Ⅴ・Ⅵ アウディA1・BMW1・VWゴルフなど |
+7万円 | +4万円 | +3万円 | +1.5万円 |
※欠陥があり張替減点は加点なし、コンビシートは加点しない、革シートは人工皮革含む
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則」より
レザーシートとされるのは、本革シートまたは人工皮革シートのみです。
シート真ん中がモケットになっており、両側がレザーになっている「コンビシート」と呼ばれるものはプラス査定となりません。
また張替えが必要なほど損傷しているレザーシートは、プラス査定とならないので覚えておきましょう。
車査定額とシートの関係については下記記事で詳しく解説しています。
【プラス査定】カーナビ
カーナビは価格の変動が激しいことから、中古車査定基準では参考となる基準が公開されている程度。
機種 | 新車~1年落ち | 2~3年落ち | 4~5年落ち | 6年落ち以上 |
---|---|---|---|---|
ナビゲーションシステム | +6万円 | +4万円 | +3万円 | +2万円 |
ツインモニター(1台分) | +3万円 | +2万円 | +1万円 | +0.5万円 |
カメラ類(1台分) | +1万円 | +0.5万円 | ||
オーディオ類(1台分) | +0万円 |
※故障や欠品は実費分が減点、故障の場合は-1万
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則」より
買って1年以内のカーナビが装着されていたとしても、査定基準では6万円のプラスになる程度となっています。
そのため社外品の高級なカーナビを装着している場合は取り外して売った方が高くなる可能性があるでしょう。
アップガレージなどは車の様々な部品を出張買取してくれます。
車買取時のカーナビの取り扱いについては下記記事で詳しく解説しています。
【プラス査定】フルスポイラー(エアロパーツなど)
エアロパーツは、フロント、リア、両サイドが揃った状態ならプラスになるとされています。
車種 | 車両クラス | 新車~1年落ち | 2~3年落ち | 4~5年落ち | 6年落ち以上 |
---|---|---|---|---|---|
乗用車系 | 特・Ⅰ・Ⅱ レクサスLC、LSシリーズ センチュリー・シーマ・プレジデント クラウン・フーガ・レジェンド カムリ・スカイライン・オデッセイ・MPV |
+7万円 | +6万円 | +5万円 | +4万円 |
Ⅲ・Ⅳ レガシィ・プリウス・アイシス・ジェイド ブーン・カローラ・シャトル ヴィッツ・ソリオ・デミオなど |
+5万円 | +4万円 | +3万円 | +2万円 | |
軽 アルト・ミラ・タントなど |
+4万円 | +3万円 | +2万円 | +1万円 | |
キャブワゴン バン系 |
Ⅰ・Ⅱ アルファード・エルグランド・エリシオン ハイエース・エスティマ・キャラバンなど |
+9万円 | +7万円 | +6万円 | +5万円 |
Ⅲ・Ⅳ ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンなど |
+7万円 | +5万円 | +4万円 | +3万円 | |
軽 エブリィワゴン・アトレーワゴン・バモスなど |
+5万円 | +4万円 | +3万円 | +2万円 |
※輸入車もクラスに準じて増額
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則」より
また、フルスポイラーにキズがない状態であることが原則です。
キズがあったり欠品があるとマイナスとなるので注意しましょう。
軽自動車のカスタム系グレードなど、純正エアロが装着されている車はそのまま査定を受けるようにしましょう。
車査定額とエアロの関係については下記記事で詳しく解説しています。
【プラス査定】アルミホイール
アルミホイールは、JWL、VIAマーク付き、かつ無傷で腐食が無ければ、4本セットで下記のようにプラス査定になります。
インチ数 | 新車・1年落ち | 2・3年落ち | 4・5年落ち | 6年以上 |
---|---|---|---|---|
19以上 | +9万円 | +7万円 | +5万円 | +3万円 |
18 | +8万円 | +6万円 | +4万円 | +2万円 |
17 | +7万円 | +5万円 | +3万円 | +1万円 |
16 | +6万円 | +4万円 | +2万円 | +0.5万円 |
15 | +4.5万円 | +2.5万円 | +1.5万円 | 0 |
14 | +4万円 | +2万円 | +1万円 | 0 |
13以下 | +3.5万円 | +1.5万円 | +0.5万円 | 0 |
※4本セットで増額
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則」より
アルミホイールはデザインの流行などがあるため、古くなればその価値は一気に下がります。
新しいアルミはプラスとなる金額も高くなりますが、6年を超えると高くても3万円のプラス査定になる程度。
また、擦り傷やくすみ、腐食、亀裂、変形などがあると減額になります。
インチ数 | 1本分の減額 うすいすりキズ・くすみ |
1本分の減額 交換が必要な破損 キズ・腐食・亀裂・変形 |
---|---|---|
19以上 | -1.2万円 | -4.7万円 |
18 | -1万円 | -3.8万円 |
17 | -0.8万円 | -3.2万円 |
16 | -0.7万円 | -2.9万円 |
15 | -0.6万円 | -2.3万円 |
14 | -0.5万円 | -2.1万円 |
13以下 | -0.5万円 | -2万円 |
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則」より
購入価格が高かった社外品のアルミホイールであれば、取り外して売った方が良いでしょう。
【プラス査定】タイヤ
走行に関わるパーツは査定価格を大きく左右します。
タイヤは溝の深さとインチによってプラスかマイナス査定かが決まります。
インチ | スペア欠品 ()内アルミ |
1.6㎜未満 | 1.6㎜以上 | 5mm以上 | ホイール交換 ()内アルミ |
---|---|---|---|---|---|
19以上 | -(-8.2万円) | -3.5万円 | 0 | +0.8万円 | -(-4.7万円) |
18 | -(-6.8万円) | -3万円 | 0 | +0.7万円 | -(-4.7万円) |
17 | -(-5.7万円) | -2.5万円 | 0 | +0.6万円 | -(-4.7万円) |
16 | -2.7万円(-4.6万円) | -1.7万円 | 0 | +0.5万円 | -1万円(-2.9万円) |
15 | -2.2万円(-3.6万円) | -1.3万円 | 0 | +0.4万円 | -0.9万円(-2.3万円) |
14 | -1.8万円(-3.1万円) | -1万円 | 0 | +0.3万円 | -0.8万円(-2.1万円) |
13以下 | -1.6万円(-2.9万円) | -0.9万円 | 0 | +0.2万円 | -0.7万円(-2万円) |
※タイヤ修理キットの欠品:-1.5万
※ひび割れ、亀裂、片べり、段べり等の傷摩耗は残り溝問わず1.6㎜未満で減点
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕」より
1.6mm以上の溝があっても5mm以下の場合はプラスにもマイナスにもならず、5mm以上の溝が残っていればプラス査定となります。
新品のタイヤで8mm前後の溝があると言われているので、ほぼ新品に近い状態ならプラス査定と覚えておくと良いでしょう。
そしてホイールは、車検対応のもので製造から5年以下のものであればプラス査定となります。
キズや凹みがあったり、車検非対応のホイールはマイナス査定となります。
また、スタッドレスタイヤやスノータイヤは査定の際、地域性を考慮し下記のようにプラス査定になります。
インチ | 5㎜未満 | 5㎜以上 | 8㎜以上 |
---|---|---|---|
17以上 | -2.5万円 | 0 | +0.6万円 |
16 | -1.7万円 | 0 | +0.5万円 |
15 | -1.3万円 | 0 | +0.4万円 |
14 | -1万円 | 0 | +0.3万円 |
13以下 | -0.9万円 | 0 | +0.2万円 |
※地域性により異なる
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕」より
ただし、スタッドレスタイヤはついでに引き取るというディーラーや買取業者が多いのが実情です。
次の車で使えそうならそのまま流用するのがオススメです。
車査定額とタイヤの関係については下記記事で詳しく解説しています。
【プラス査定】ドライブレコーダー
ドライブレコーダーは最近装着率が上がっているパーツで、まだ中古車査定基準でベースとなる価格が出ていません。
とはいえ非常に重要視されているパーツの一つなので、付けたまま査定に出せばプラス査定となるでしょう。
前後録画ができるタイプのドライブレコーダーであれば、必ずプラスになります。
【プラス】ETC
ETCは付いていて当たり前の装備となりつつあります。
最新機種の場合、+0.5~1万円のプラスということはあります。
ただし、取り外したからマイナスとなることもありません。
中古品の買取価格も数千円程度なので、取り外しの手間を考えたらそのまま売ってしまうのがオススメです。
【どちらでもない】スペアキー
スペアキーは付いているのが当たり前として査定を受けることになります。
付いていてもプラス査定となることはありません。
むしろ欠品している場合は2~4万円の減額となるので注意しましょう。
【どちらでもない】チャイルドシート
チャイルドシートは基本的に、取り外して売るものとされています。
そのため車買取の際も、引渡し時には外してくるように指示されます。
付いているからといってプラスにはならないため、不要であれば取り外して売る選択を取るしかありません。
【プラス査定】保証書・整備手帳・取扱説明書
保証書や整備手帳が残っていると中古車を購入する人の安心材料になります。
具体的には、保証書・整備手帳・取扱説明書が3点揃っていると車種問わず+1万円になります。
逆に揃っていないと下記のように減額になります。
種類 | クラス | 保証書・整備手帳 | 取扱説明書 | |
---|---|---|---|---|
新車~5年落ち | 6年以上 | 全年 | ||
国産車 | 特・Ⅰ・Ⅱ レクサスLC、LSシリーズ シーマ・クラウン・プリウス アルファード・ハイエース・エスティマなど |
-4万円 | -3万円 | -0.5万円 |
Ⅲ・Ⅳ・軽 ヴォクシー・セレナ・ステップワゴン ヴィッツ・ソリオ・デミオ アルト・ミラ・タントなど |
-2万円 | -1万円 | -0.5万円 | |
輸入車 | 特・Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ BMW Z8・ベンツSL・アウディP8 カイエン・ベンツS アウディA6・BMW M3・ベンツE アウディA4・BMW 3・ベンツCなど |
-4万円 | -3万円 | -0.5万円 |
Ⅴ・Ⅵ アウディA1・BMW1・VWゴルフなど |
-2万円 | -1万円 | -0.5万円 |
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則」より
車査定額と保証書の関係については下記記事で詳しく解説しています。
【番外】車検が通らない改造車のパーツは取り外すべき
もし車検が通らないようなパーツを付けていたり改造しているような車は取り外すべきです。
買取業者は買い取った車を中古車として再販することで利益を上げています。
改造車はそもそも車検が通らず、中古車として売り物になりません。
つまり車検が通らない改造車は、買取が拒否される可能性が高いのです。
もしパーツなどが原因で車検が通らない場合は、確実に取り外すようにしてください。
以上が車買取の際に査定額がアップするパーツとそうではないパーツです。
純正で付いていたものはそのまま売り、そうではないものはパーツによっては取り外した方が良いことが分かりました。
少しでも高く車買取をしてもらいたい場合、他にも覚えておきたいポイントがあるので次章で紹介します。
査定額をアップさせる3つの方法
車買取の際、査定額をアップさせるためには交渉が必須です。
ここでは、車を高く売る3つの方法をカンタンに説明します。
査定額を上げる方法 | 効果 | 手軽さ | オススメ度 |
---|---|---|---|
掃除、洗車 | 中 | カンタン | |
オプションパーツの取り外し | 中 | 大変 | |
他社との競合 | 大 | 普通 |
方法①掃除・洗車はするべき
車査定の際、外装のキズや凹みは査定額に大きな影響を与えます。
そのためしっかり洗車をしておくことで、汚れとキズの区別を付きやすくしておくことが大事です。
方法②オプションパーツの取り外しは「モノによって」
高く売れるパーツとそうでないパーツは前章で詳しく紹介しました。
例えば、下記のような社外品は取り外して売った方が高いことも多く、カー用品買取店で売るのがオススメです。
取り外して売ったほうが得をする可能性があるオプションパーツ
- 社外品のアルミホイール
- 社外品のエアロパーツ
- 社外品のシートカバー
- 社外品のカーナビ
- 社外品のドライブレコーダー
- スタッドレスタイヤ
アップガレージはLINE査定や出張査定も対応しているので便利です。
また、車査定をする場合は、純正パーツは取り外すとマイナス査定となってしまうので、必ず取り付けた状態で査定を受けましょう。
もちろんパーツ以外に車の査定額を決める要因はいくつもあります。
車査定の基準やチェックポイントについては下記記事で詳しく解説しています。
方法③他社との競合は必須
最も大事なことが、買取店同士で競合させること。
各社は安めの査定額を伝えてくるので、ライバルを作ることで競争させると査定額が高くなります。
買取店同士を競合させるには車一括査定が便利
買取店に査定をしてもらうとなると、査定の申し込みをして買取店に出向く必要があります。
査定を受けるのに1時間かかったとして、それを5店舗で行ったら最低5時間はかかります。
申し込みも5回しなければならず、非常に面倒くさいと言わざるを得ません。
そこで筆者がオススメしているのが、車一括査定を使った方法です。
車一括査定とは、複数の買取業者への査定依頼が一度に行えるWEBサービス(サイト)のこと。
自分で買取業者を1社1社探す必要がなく、査定額を比較できるため、高く売れるメリットがあります。
5社の査定を受けようとすると、本来なら5回申し込みをしなければいけません。
しかし車一括査定を使えば、一回の申し込みで最大10社の査定を受けることが可能。
申し込みも専用のサイトで、売りたい車の「車種・年式・走行距離」を入力するだけです。
各社が出張査定に対応しているので、指定した日に自宅で査定を受けることができ、カンタンに複数社の査定結果を知ることができます。
競合させると車が高く売れる理由
車買取店は本来、高価買取を謳いながらも査定額は低めに出す傾向があります。
中古車というのは一物一価のため、定価というのが存在せず、各社の査定額に開きがあるのです。
車の買取査定した結果
— crown10th (@crown10th) May 22, 2022
上から査定順
ビッグモーター 40万
カーチス 45万
ネクステージ 40万
ラビット 50万
オートバックス 40万
アップル 35万
カーセブン 26万
ユーカーパック(オークション形式) 29万
義父の車を売却するため、四社の中古車買取業者に同時間に査定に来てもらいました。
— 岡 洋介 / Snapmart CEO (@yosukeoka) January 6, 2019
結果を名刺に書いて頂き、一番高い所に売却。結果は
カーセブン:87.5万
ビッグモーター:72.5万
ラビット:72.3万
アップル:66万
日産ディーラー:55万
こんなに差が出るのか。。。
同時刻一斉査定&入札お薦めです。 pic.twitter.com/rqaZRTBWsl
さらにライバル不在の状態だと買い叩かれる可能性があるのです。
そこで他の買取店で査定してもらうことで、査定額を上げることが必須。
車一括査定で5社に査定を依頼すれば、5つの査定結果が出ます。
その上で、「他社の方が高かった」と話せばその価格以上の査定額が提示されます。
実際にX(旧Twitter)を見ても車一括査定を使って高く売れた人はたくさんいます。
ちなみに4社の査定額です。
— りーさん🐲 (@RO_HONE) April 24, 2023
名刺の裏に金額を書いてもらい、各社から別々に私が受け取って、せーので裏返して査定額を見ました笑
ビッグモーターが1番でしたが、後から減額するな、したら他で売ると念押ししました。 pic.twitter.com/RJvCFfJCcA
🚗のはようごさいます🚙
— 名倉│昭和式子育てオヤジ (@tana_car9) September 7, 2022
一括査定、3社同時に来てもらって入札形式と言うのを試してみた!
次の車を買うお店下取り査定してもらった額は110万だったので、下限を110万に設定して入札してもらった結果は…
131.4万🎉🥳この数字が出るとは意外だったけど、高ければ高い方がいい!#ネクステージ https://t.co/3wfewa43xz pic.twitter.com/3b8YlXPopb
ハリアー(1年8ヶ月、3.3万キロ)売却まとめ
— かっち (@kacchi25) August 22, 2022
一括査定価格が331万円(入札時+20万)
ディーラー下取りが220万
目安に使用したダイハツAI査定が278万
なお購入価格が諸税含めて313万、残債234万
車を売るなら
①ダイハツAI査定で相場把握
②MOTA一括査定で入札価格把握
③現車一括査定(3社)→名刺裏入札 pic.twitter.com/hQO0QAXHBn
約150万円で購入した平成26年初登録の中古車。4社を集めて入札した結果、めちゃくちゃな価格差。最低298000円、最高633000円。(なお事前のオートバックス査定は50万円)4万キロ以上走ったので、元は取ったと思う。あとは新車の到着を待つのみ。 pic.twitter.com/jellMQjF2I
— 軍手@C101新刊委託中! (@gunziotaku) December 7, 2021
これが競合で車が高く売れる理由なのです。
車一括査定のオススメは「カーセンサー」
車一括査定のオススメは「カーセンサー」です。
理由は、他の車一括査定よりも参加している買取業者数が多いから。
- カーセンサー:700社以上
- ズバット車買取:200社以上
- カービュー買取:300社以上
- ナビクル:100社以上
どうせ同じ車一括査定を申し込みするなら、多くの買取業者に査定依頼した方があなたの車に強い買取業者が見つかりやすくなります。
車一括査定のオススメは下記で詳しく解説しています。
まとめ
- メーカーオプションのパーツは全体的にプラス査定になる傾向がある
- 社外品のパーツは外してカー用品の買取店に売った方が高い
- 純正パーツは欠品や破損はマイナス査定となってしまう
- 車を高く売るためにはパーツを気にするより「複数社で競合させる」方が大事
- 複数社に査定依頼をするなら車一括査定が便利でオススメ