こんな悩みをスッキリ解消
- 車買い替えの流れを知っておきたい人
- 車の買い替えにはどれくらいの日数がかかるか知りたい人
- 買い替えのタイミングで無駄な出費を見直したい人
一般的に車を買い替えるとなると、数年に一度のイベント。
数年あれば車を取り巻く様々な環境も変わっているため、無駄を見直すいい機会だったりするのです。
とはいえ、全体の流れを知っておかなければ何が無駄で何を節約できるのかわかりません。
この記事は、そんな疑問に全てお答えしています。
まずはステップごとに車を買い替える流れを説明。
その上で車買い替えにおいて、無駄を見直すポイントや買い替えに必要な書類なども解説しています。
この記事を最後まで読めば、「日頃こんなに無駄なお金を払っていたのか!」「車を安く買うことってこんなにカンタンなのか」と驚くことでしょう。
車買い替えの流れ5ステップと必要日数
車は家具や家電と違い「お金を払って持って帰ってきて終わり」とはなりません。
登録には何枚もの書類が必要となり、何度もいろいろな手続きをすることになります。
当然それは今まで乗っていた車を売却する場合も同じ。
つまり、車の買い替えはそうカンタンにはいかないのです。
まずは車を買い替えるまでに必要な5つのステップを図で紹介します。
STEP1.車種選定【数日〜1週間】
車を買い替えるなら、まず先に車種選定が必要です。
車を選ぶポイントとしては、以下の3つを重視すると良いでしょう。
車種選定3つのポイント
- ボディタイプ
- 価格
- 燃費などの性能
ボディタイプは「軽自動車・コンパクトカー・SUV・ミニバン」など、用途によって自分のライフスタイルにピッタリなものを選びましょう。
ボディタイプ別の選び方については下記記事が参考になります。
また価格も大事なので、ライバル車の見積もりを取り、予算の範囲内の車を選ぶのがポイント。
当然燃費や走行性能も重視すべきで、これら全てのバランスが取れた1台を選びましょう。
STEP2.価格交渉【1週間】
次に買う車が新車・中古車問わず、できるだけ安く買うというのは非常に大事なことです。
しっかり価格交渉をして、お得に次の車を買いましょう。
新車と中古車では価格交渉の仕方が異なるのでカンタンに説明します。
新車購入のケース
新車はディーラーで価格交渉をすることになります。
新車は定価が決まっているため、値引きできる限界額というものがあります。
先にどのくらいまで値引きが期待できそうか、ネットの口コミサイトなどを使って調べておきましょう。
値引きの目標額が決まったところで、先にライバル車の見積もりを取ります。
全ての材料が揃ったところで、本命車種を販売しているディーラーに出向きます。
新車の値引きは「車両本体価格からの値引き」「オプションパーツからの値引き」の2種類あるため、トータルの値引き額で目標を超えるように調整しましょう。
中古購入のケース
中古車は定価というものはありませんが、販売店の仕入れ価格というものがあります。
絶対に仕入れ価格以下になることはないので、中古車販売店が利益を確保できる範囲での値引きとなります。
新車に比べたら値引きの額は少ないので、その点だけ注意しましょう。
中古車の値引き交渉として有効なのは、同条件の車の販売価格です。
中古車検索サイトなどで自分が購入したい車と似た条件の車を探し、価格をチェックします。
価格交渉の際はこの金額を提示して、なるべく近づけてもらうようにするのです。
中古車の値引きを詳しく知りたい方は下記記事をご確認ください。
STEP3.支払い方法の選択【数時間】
購入する車が決まったら、その車をどうやって買うかという支払い方法の選択が待っています。
支払い方法としては、主に以下の3つのパターンがあります。
3つの支払い方法
- 現金払い
- ローン
- 残価クレジット
それぞれの支払い方法で何が変わるのかを紹介していきます。
1.現金払い
最もシンプルでお得に車を買えるのが現金払いです。
提示された金額を指定された銀行振込に直接振り込むことで、支払いが完了するのでカンタンです。
中古車の場合は直接現金払いに応じてくれるところもありますが、新車ディーラーは基本的に振込での対応になります。
振込手数料は負担する必要があるので注意しましょう。
とはいえ、車の購入となれば数十万〜数百万円の支払いになるので、現金払いを選択する人は少ないと言われています。
2.ローン
車を購入する人の約6割が利用していると言われるのがローンです。
車は高額商品なので、一括払いで買える人は少ないのです。
その上ローンで車を買う人が多いこともあり、銀行や信販会社では低金利の自動車ローンを多数用意しています。
金利が低ければ支払う利息も少なくなるため、手元の現金を減らしたくない人にもオススメ。
新車購入の場合、販促キャンペーンとして超低金利でローンが組める場合もあります。
自動車ローンについては下記記事で詳しく解説しています。
また、中古車の場合は、販売店が独自で作った自社ローンというものがあります。
審査が緩いと言われています。
中古車の自社ローンについては下記記事をご確認ください。
3.残価クレジット
新車購入時に使える支払い方法として、残価クレジット(残クレ)というものがあります。
一般的に「新車が半額で乗れる」と紹介されているのはこの方法を利用するものです。
残クレは車を購入する際、予め手放す数年先の下取り価格を決め、その分はローンの支払いが免除されるというもの
新車に乗れる上に毎月の負担額が少ないというメリットがあり、最近ディーラーでも勧められることが多い残クレ。
しかしこの支払い方法で車を買うと、その車は「リース扱い」となるのです。
リースは毎月使用料を払って車に乗る権利を買っているようなもので、言い換えればレンタカーのようなイメージ。
残クレで購入した車は自由にカスタマイズすることも許されず、メーカーが指定した乗り方で乗り続ける必要があります。
こうしたデメリットもあるため、筆者はあまり利用をオススメしていません。
残クレについては下記記事で詳しく解説しています。
STEP4.車査定【1週間】
車の買い替えで最も大事なのが、今の車をどう売るかということ。
多くの人が、ディーラーでそのまま車査定をしてもらう「下取り」を利用します。
手続きもカンタンで、新車が来るまで今の車に乗り続けることができるというのがメリットですが、筆者はオススメしません。
なぜなら下取りは買取より安い価格で買い取られてしまうことが多いから。
車を少しでもお得に買い替えるのであれば、今の車は1円でも高く売らなければいけません。
となると、下取りは間違いなく選んではいけない手段と言えるでしょう。
筆者がオススメしているのはディーラー下取りではなく、専門店での車買取。
なぜならこれらの店は車買取に特化している分、限界価格を提示してくれる可能性が高いのです。
そして更に大事なのが、複数社の車買取店に査定依頼をすること。
ライバル同士を競わせることで車の査定価格がどんどん上がっていくというメリットが生まれます。
複数社への査定依頼は「車一括査定」を使うのがオススメ。
車一括査定のオススメは下記記事で詳しく解説しています
STEP5.自動車保険の入れ替え手続き【1週間】
今の車を手放したら、いよいよ買い替えも終盤です。
ディーラーでは自動車保険の車両入替を勧められると思いますが、そのまま契約を切り替えたら損をする可能性があります。
ディーラーの自動車保険は高く、自分で探せばもっと安い保険が見つかるのです。
そこでここでは、保険内容は変わらず保険料を安くできる、自動車保険一括見積もりを紹介します。
自動車保険一括見積もりとは
自動車保険一括見積もりとは、事故の時の対応力に定評がある大手保険会社を中心に、最大20社に保険料の見積もりを依頼できるサイトのこと
自動車保険というのは、補償内容は基本的にどこも横並びです。
理由は、体の症状に応じて組み立てる生命保険と違って、自動車保険は事故や怪我をカバーすることがメインだから。
つまり単純に「保険料の安さ」で選べばいいのです。
自動車保険の一括見積もりは申込み方法もカンタンで、誰でも2〜5分程度で完了します。
たったそれだけで、各社が今より安い保険料を提示してくれるのです。
その後は、ロードサービスなどを比較して自分にピッタリな自動車保険を見つけるだけでいいのです。
オススメの自動車保険一括見積もり
自動車保険の一括見積もりについて理解できたところで、どのサイトを利用すればいいのかという疑問が浮かびます。
そこでここでは、オススメの一括見積もりサイトを3つ紹介します。
オススメ1.保険スクエアbang!
「保険スクエアbang!」は最大19社に見積もり依頼ができるサイト。
運営会社は株式会社ウェブクルーという会社で、1998年から約20年に渡り運営していることからも、多くの人に信頼されていることがわかります。
オススメ2.保険の窓口インズウェブ
SBIホールディングスが運営する自動車保険一括見積もりサイトが「インズウェブ」です。
最大20社に見積もり依頼ができ、利用者は900万人を突破する大手見積もりサイト。
最短5分で申込みが完了するサイトの使いやすさが特徴です。
オススメ3.価格.com自動車保険
価格比較でお馴染みの価格コムも自動車保険一括見積もりサイトを運営しています。
それが「価格.com自動車保険」なのですが、最大18社に見積もり依頼が可能。
しつこい電話営業がなく、気軽に保険料を比較することができます。
車の買い替えは複数の手続きが必要であることがわかりました。
必要になる書類も多いので、次章でカンタンに説明していきます。
車買い替えに必要な書類
車は売るのも買うのも登録作業が必要です。
当然それには複数の書類が必要になるため、ここでは「車を買う場合」、「車を売る場合」の2パターンに分けて必要な書類を紹介します。
車を買うために必要な4つの書類
車を購入する際には以下の4つが必要となります。
- 実印(軽自動車は認印でOK)
- 印鑑証明書(軽自動車はなくてもOK)
- 委任状
- 車庫証明申請書
実印は普通車の登録の際に必要となります。
必ず現在住んでいる市町村の役所に行って印鑑証明書をもらう必要もあるので、忘れずに取り寄せましょう。
印鑑登録自体を行っていない場合は、事前に役所に行って印鑑登録を行う必要があり、300円ほどの費用がかかります。
軽自動車を購入する場合は認印でいいので、印鑑証明書も必要ありません。
また委任状、車庫証明の申請書はディーラーで用意してくれます。
必要事項を記入し、実印を押印したらディーラーの担当者に渡すだけで構いません。
新車購入の必要書類は下記記事で詳しく解説しています。
車庫証明を自分で取得する方法は下記記事で詳しく解説しています。
【下取り車がある人】売る時に必要な9つの書類
車を売却する時は、購入時よりも必要なものが多くなります。
具体的には表にある9つのアイテムが必要なのですが、実はその一部がディーラーまたは買取店が用意してくれます。
必要な書類(もの) | 普通自動車 | 軽自動車 |
---|---|---|
実印 | ○ | |
認印 | ○ | |
印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内 |
○ | |
自動車検査証(車検証) ※車検が切れていないこと |
○ | ○ |
自動車税納税証明 軽自動車納税証明書 |
△ ※必須ではない |
△ ※必須ではない |
自賠責保険証 | ○ | ○ |
リサイクル券 | ○ | ○ |
譲渡証明書 | ○ 通常は買取業者が準備 |
|
委任状 | ○ 通常は買取業者が準備 |
|
自動車検査証記入申請書 | ○ 通常は買取業者が準備 |
|
振込口座情報 | △ | △ |
住民票 ※発行から3ヶ月以内 |
△ ※車検証の住所が異なる場合 |
△ ※車検証の住所が異なる場合 |
戸籍の附票 ※発行から3ヶ月以内 |
△ ※車検証の住所が異なる場合 |
△ ※車検証の住所が異なる場合 |
戸籍謄本 ※発行から3ヶ月以内 |
△ ※結婚して名字が変わり 車検証の住所と異なる場合 |
△ ※結婚して名字が変わり 車検証の住所と異なる場合 |
親権者の同意書 親権者が確認できる戸籍謄本など 親権者1名の印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内 |
△ ※所有者が未成年の場合 |
△ ※所有者が未成年の場合 |
印鑑は普通車であれば実印、軽自動車であれば認印を用意します。
普通車の場合のみ役所で印鑑証明書を取り寄せる必要があります。
車検証や自賠責保険証、リサイクル券などは助手席の小物入れにセットで入っているケースが大半です。
自動車税は納税した時にもらう受領証を提出すればよく、なくしてしまった場合も問題ありません。
譲渡証明書や委任状は車の名義変更に使うもので、ディーラーが用意してくれるので必要事項を記入するだけ。
最後に買取金額の振込先を記したメモを用意すれば完了です。
なお車売却の必要書類は下記記事でさらに詳しく解説しています。
納車時のチェックポイント
上記の流れさえ覚えておけば、最後は納車日を迎えるだけです。
新しい車を目にした時、後々のトラブルを防止するためにも以下の3点を確認しておきましょう。
納車時の3つのチェックポイント
- ポイント1.車両の傷や状態
- ポイント2.車検証記載の情報
- ポイント3.自動車保険の内容
ポイント1.車両の傷や状態
買い替えた車が中古車の場合は車両のチェックは当たり前ですが、新車であっても傷や凹みの確認は行いましょう。
購入時に知らされていなかった傷などはこの時に申告すれば、無料で対応してもらえる可能性があります。
内装に関しても同様にチェックを行いましょう。
中古車納車のポイントについては下記記事で詳しく解説しています。
ポイント2.車検証記載の情報
車検証に記載されている所有者や使用者、自分の情報に誤りがないかを確実にチェックしましょう。
ローンで購入している場合は所有者がローン会社になっているので、使用者が自分になっているかどうかだけ確認します。
ポイント3.自動車保険の内容
自動車保険を自分で契約した場合は特に、内容に関してはしっかり確認しましょう。
自動車保険はディーラーを出た瞬間に大事な役割を持ちます。
万が一の事故でも補償してもらえるよう、保険適用日時や契約車両の確認は怠らないようにしましょう。
また、納車日を縁起がいい日にしたいという人もいると思います。
新車同然の車を安く手に入れるオススメな方法
車を安く買うなら中古車一択になります。
ただ、中古車の購入で不安なこと・・・それは「安心感」です。
これから長く乗る車なので、壊れない車にしたい。
そこで筆者は、「ズバット車販売」をオススメします。
非公開車両からプロが新古車を探してくれるズバブーン車販売
ズバット車販売は株式会社ウェブクルーが運営する中古車提案サービス。
欲しい車のメーカーや大体の年式などを入力するだけで、中古車販売の最大手ネクステージが理想の1台を探してくれます。
コツは下記のような感じで伝えることです。
- 新車とほぼ同等の軽自動車がほしい、プリウスがほしい
- ディーラー試乗車落ちで5,000km以内の中古車がほしい
- タントで100万以内、新車同等品を提案してほしい
- 通勤にオススメの車を教えてほしい
その後は最寄りのネクステージ店舗で車種の提案を受けるという流れ。それだけで自分の理想に近い中古車に出会えます。
市場には出回っていない優良な中古車が数多くありますので、一度相談してみましょう。
【裏技】愛車の最高額をチェック&下取りよりも数十万高く売れる
同じ車。どうせ売るなら1円でも高く売りたいと思いませんか?
そこでオススメが車一括査定の「カーセンサー」「MOTA」です。車一括査定を使うと、買取業者同士が競い合うため、必然的に査定額が高くなります。
ディーラー下取りや買取店1社よりも数十万高く売れることも多く、車を売るのを検討している人なら必須なサービス。
しかもカーセンサーなら「メール連絡の希望も可能」「オークション形式も対応」とよくある買取業者からの電話ラッシュも防げます。
MOTAは申し込むと翌日の18時までに各社からWEB上で査定額が届く、上位3社と交渉するサービス。営業電話も少なく、ただし買取業者としっかり交渉もできるため非常にオススメです。
複数社の査定は面倒でどこか1社だけの査定で十分な人は、後からの減額は一切なし、顧客評価も高いカーセブンがオススメです。
また、古い車の買取するならどんな車でも買取するが強みなソコカラ、カーネクストがオススメです。
まとめ
- 車の買い替えは最低でも1ヶ月以上はかかる
- 車買い替えに必要なステップは全部で5つある
- 自動車保険の切り替えと車売却は重要なポイント
- 車購入には4つ、車売却には9つの必要書類がある
- 買い替えた車の納車時には3つのチェックポイントがある