こんな悩みをスッキリ解消
- 車一括査定を使いたいけど、しつこい電話連絡が嫌な人
- MOTA車買取の仕組みや実際の利用方法がわからない人
- 他の車査定サービスとどっちがいいのか迷っている人
車の査定を申し込めるサービスは数多く存在していますが、中でもメジャーなのが車一括査定です。
しかし車一括査定を使うと電話連絡がしつこく、それが嫌で利用をためらう人も多いのが実情。
そこで「しつこい電話連絡がないサービス」として登場したのが「MOTA」です。
この記事では、実際にMOTA車買取を利用した様子を写真付きで公開。
車一括査定と何が違うのか、他のサービスとの違いもわかりやすく解説しています。
結論先読み
- まず査定額を知ってから買取業者と交渉したいと考えるなら「MOTA」がオススメ
- とにかく高く売りたいと考える人は通常の車一括査定がオススメ
MOTA車買取ってどんなサービス?
MOTA車買取は車関連のサービスを多数提供する「株式会社MOTA」が運営する車一括査定。
かつては「Ullo(ウーロ)」というサービス名でしたが、現在はMOTA車買取に名称変更してサービスを提供しています。
MOTA車買取の4つの特徴
MOTA車買取は以下の4つが特徴で、他の車一括査定との違いはこの3つにあります。
MOTA車買取の特徴3つ
- 特徴1.しつこい電話連絡がない
- 特徴2.実査定前に概算の査定金額がわかる
- 特徴3.売買契約後のキャンセル可能、キャンセル料がかからない
- 特徴4.最大20社が同時に査定してくれる
特徴1.しつこい電話連絡がない
MOTA車買取の最大の特徴は、車一括査定にありがちなしつこい電話がないこと。
車一括査定は査定の申込みを代行してくれるサービスで、MOTA車買取は車買取業者とのマッチングサービスです。
MOTA車買取で申込みをすると、車の情報を入力して専用ページに車を出品します。
そこで各社が査定価格を入力(入札)し、査定額が高かった上位3社だけがあなたの個人情報を得ることが可能。
つまり、その3社とやり取りをするだけでいいのです。
特徴2.実査定前に概算の査定金額がわかる
一般的な車一括査定は、車のカンタンな情報と連絡先を入力することで申込みが完了。
その後、複数社から連絡が来るので、実車を査定する日程を調整します。
そこで実際に査定をしてもらって初めて、自分の車の査定価格が分かります。
しかしMOTA車買取は、申込みの際に以下の情報を入力。
MOTA申込時に入力する情報
- メーカー・車種
- 年式
- グレード
- 事故歴
- 走行距離
- 車体色
- 車検期限
- 車の状態
- 氏名
- 氏名カナ
- 郵便番号
- メールアドレス
- 携帯電話番号
MOTA車買取に参加する車買取業者は、その情報を基に概算の査定金額を入力。
その概算査定額を下記時間帯にネット上で確認することが可能です。
- 0時〜14時59分までの申込みの場合:当日の18時に概算査定額が提示
- 15時〜23時59分までの申込みの場合:翌日の12時に概算査定額が提示
実車を見せる前に自分の車の査定金額がわかるのです。
さらに入札下限金額以下での買取を禁止しているため、後から大きく減額されるということがありません。
- 入札下限金額以下での買取の禁止(第5条1項&3項)
詳細:ユーザー(売主)が登録した売却対象車両の情報と査定した実車に大きな相違が無いにも拘わらず、加盟店都合で減額することを禁止する。原則入札金額の下限金額以上で買取りするものとする。
特徴3.売買契約後のキャンセル可能、キャンセル料がかからない
MOTA車買取では、売買契約後のキャンセルを拒否したり、キャンセル料を徴収することを禁止しています。
- ユーザーからの売却キャンセルの拒否、キャンセル料等徴収の禁止(第6条2項&3項)
詳細:売買契約後であっても車両引き取り日の翌日まではユーザー(売主)の希望があれば売買契約の解除を行うことができる。また売買契約の解除に伴い、買取店(買主)はユーザーにキャンセル料等の請求は出来ないものとする。
車両引き取り日の翌日までという制限はありますが、やっぱりキャンセルすることが可能なため、安心して利用することができます。
特徴4.最大20社が同時に査定してくれる
MOTA車買取は、実際の査定前に買取業者が査定価格を入力します。
そのため最大20社の査定を同時に受けることが可能。
車一括査定の場合だと、申し込んだ買取業者とそれぞれ日程調整をして実査定を受けてから査定結果が分かります。
しかしMOTA車買取なら買取業者とやり取りする前に大よその査定額が分かるので、面倒なく多くの買取業者の査定結果を知ることが可能です。
【写真付きで解説】MOTA車買取の流れ
MOTA車買取の特徴と他の車一括査定との違いがわかったところで、次に気になるのは実際の使い勝手です。
公式サイトにも流れは乗っていますが、今一ピンと来ない人も多いと思います。
※出典:MOTAより
そこで本章では、筆者が実際に自分の車をMOTA車買取で査定してもらった様子を写真付きで紹介。
申込みの流れをわかりやすく解説していきます。
MOTA車買取の流れ
- 査定する車の情報を入力
- 翌日各社の査定結果が出る
- 上位3社から電話がきて交渉する
流れ1.査定する車の情報を入力
MOTA車買取はWEBサービスなので、サイトにアクセスして申込みをします。
サイト上で車種と年式を選択したら、赤枠の「査定スタート」をタップします。
その後より詳細な車の情報を入力する画面に移るので、指定された通りに車の情報を入力していきます。
- メーカー・車種(選択式)
- 年式(選択式)
- グレード(選択式)
- 事故歴【なし・あり(修復済)・あり(未修復)】
- 走行距離(選択式)
- 車体色(選択式)
- 車検期限(選択式)
- 車の状態(目立った傷なし・傷やヘコミあり・走らない)
これらの情報を入力した後、個人情報を入力します。
- 氏名
- 氏名カナ
- 郵便番号
- メールアドレス
- 携帯電話番号(SMS認証あり)
携帯電話番号を入力したら、その番号にSMSが送信されます。
送られてきた番号をMOTA車買取の入力フォームに入力し、電話番号認証は完了。
申込みに必要な情報の入力はここまでですが、任意項目として更に車の装備などを入力することができます。
追加情報として入力できるのは、以下の項目です。
入力項目 | 選択肢 |
---|---|
ローン残債 | あり・なし |
装備・状態 | 禁煙 ワンオーナー 定期点検記録簿 カーナビ バックカメラ スマートキー フルエアロ 後席モニタ レザーシート サンルーフ 電動リアゲート アルミホイール 自動スライドドア |
コメント | 自由記述 |
売却希望時期 | 選択式 |
型式 | 自動入力 |
車台番号 | 記述式 |
排気量 | 自動入力 |
乗車定員 | 自動入力 |
ドア枚数 | 自動入力 |
燃料 | ガソリン・ディーゼル・その他 |
ミッション | MT/CVT/MT(自動選択) |
ハンドル | 右、左(自動選択) |
冒頭で車種とグレードを入力しているため、最低限の情報は自動で入力されています。
車台番号や排気量、乗車定員などは入力しなくても申込みが可能です。
最後に、車の写真をアップロードする項目があります。
写真の添付は任意ですが、写真を付けておくことでより正確な査定が可能になります。
目立つ傷や凹みがある場合、査定に大きな影響があるので写真を添付しておきましょう。
写真はアップロード式なので、スマホのライブラリにあるものも選択できます。
これでMOTA車買取の申込みは完了です。
査定結果は申込み翌日の18時以降にマイページで確認できるようになります。
登録したメールアドレス宛に専用URLとパスワードが送られてくるので、査定結果が出るまで大切に保管しておきましょう。
流れ2.翌日各社の査定結果が出る
MOTA車買取に申込みをすると、その情報を基に全国の車買取業者が概算の査定額を入力します。
これをMOTA車買取では「入札」と呼び、その結果は翌日の18時に開示されます。
申込みをした翌日の18時ちょうどに、査定結果が出たというメールが届きます。
そのメールに記載されているURLからマイページにアクセスし、査定結果を確認しましょう。
マイページでは、入札を行った車買取業者の査定額(入札額)が表示されています。
複数社から入札されている場合、入札金額が高かった上位3社に対し、MOTAが現車確認依頼(査定依頼)を行います。
流れ3.上位3社から電話がきて交渉する
今回、筆者が試した結果入札があった業者数は3だったので、全ての会社から電話がかかってくることになりました。
一番最初に電話がかかってきたのは、最高金額を提示した車買取業者。
これは実際にあったやり取りです。
1社目はMOTAの入札価格より更に10万円以上も上乗せしてもいいとのことで、実車を見ないで査定額を決めてもいいと話していました。
こうしたやり取りを3社と行い、条件が合うようなら実車を査定してもらうスケジュール調整を行います。
これが、MOTA車買取を実際に使ってみた様子です。
次章では、MOTA車買取を使ってよかった点と悪かった点を紹介していきます。
MOTA車買取を使ってみての評判
ここでは、筆者が実際にMOTA車買取を使って「良かったと思った点」と「悪かったと思う点」をそれぞれ紹介していきます。
【良かった点】車買取業者との無駄なやり取りが少ない
MOTA車買取は、普通の車一括査定と違って概算の査定額がわかった状態で査定申し込みができます。
電話で査定価格を伝えられた上で、その金額に納得できなければ査定を断ることも可能。
車一括査定と違って、車買取業者との無駄なやり取りが少ないのです。
車買取は、1社の査定だけだと足元を見られてしまいます。
車の査定額は買取業者によってバラバラなので、どうしても価格差が出るのです。
車の買取査定した結果
— crown10th (@crown10th) May 22, 2022
上から査定順
ビッグモーター 40万
カーチス 45万
ネクステージ 40万
ラビット 50万
オートバックス 40万
アップル 35万
カーセブン 26万
ユーカーパック(オークション形式) 29万
義父の車を売却するため、四社の中古車買取業者に同時間に査定に来てもらいました。
— 岡 洋介 / Snapmart CEO (@yosukeoka) January 6, 2019
結果を名刺に書いて頂き、一番高い所に売却。結果は
カーセブン:87.5万
ビッグモーター:72.5万
ラビット:72.3万
アップル:66万
日産ディーラー:55万
こんなに差が出るのか。。。
同時刻一斉査定&入札お薦めです。 pic.twitter.com/rqaZRTBWsl
しかし3社もあれば各社が競い合うため、査定価格が高くなります。
MOTA車買取は各社の入札額が車買取業者側にも伝えられるので、業者同士が他社の動向を見て査定額を上げてくることもあるのです。
これは実際にあったやり取りですが、入札額が低かった車買取業者でも電話の交渉次第で1位の価格を上回る可能性があります。
電話で査定額の交渉ができる点は、実車を査定してもらった後に各社と交渉をする車一括査定より対応が楽と感じました。
【悪かった点】査定後に減額される可能性がある
MOTA車買取では電話で査定額の交渉ができますが、絶対にその金額で買い取られるわけではありません。
MOTA車買取はその性質上、とにかく最高価格を提示しなければ実車の査定までこぎつけません。
つまり、電話口では高い査定額を伝え、実際に査定をしたときに何かと理由を付けて査定額を低くする可能性があるのです。
車買取業者が「とにかく査定をさせてほしい」と話すのは、正確な査定結果は実車を見ないとわからないからです。
先ほど紹介した流れでも「現車確認を依頼して、売却」と書かれており、そこで最終の買取価格が決定するのです。
MOTA車買取では、写真の提出も任意です。
つまり、買い取った車に傷や凹みがある可能性も十分にあるということ。
そうしたリスクがある中で提示できる査定額は、
- 良識ある買取業者ならどうしても無難なものになってしまう
- 悪知恵が働く買取業者なら最初だけ高い査定額を提示して交渉権を取り、実車確認時に減額する
ということが起きてしまうのです。
MOTA利用者の口コミ
MOTAっていうサイト使ってみたー
他のところよりも60万円も高くなった笑
即売っちゃいました☺車の一括査定サイトって営業の電話が殺到するって聞いてたけどMOTAは全然だったから安心✨
— あかね (@tVBIUJc2fVdT67V) March 25, 2022
現車の売却、MOTA経由で4社現地査定、入札してもらった。
結果、最高額のネクステージに決まり。
ネクステージ、入札方式だと勝率6割くらいいくらしいので、一括査定する場合はネクステへお声がけしてもよさそう— Wang Gang (ワン ガン) (@WangGang9999) June 6, 2022
2007年式のアウトバックをディーラーの下取り査定に出したら「ですよねー😅」ていう金額にしかならなかったけど、MOTAで一括査定に出したら、3〜4倍の査定額が出たので、一括査定大事だなと改めて思いました
— 肉体 (@niku_makura) May 29, 2022
2018年製レネゲードトレイルホーク黒が、ディーラー査定より+22万円で売れました!
MOTAの方で一括査定に出し、現車確認希望は1社だけでしたがそこで+22万出ました。そもそもディーラーの買取価格が200万で結構頑張ってたみたいで伸びはあまりなかったですが満足です。 https://t.co/FrIhFQ7DHW— レネ (@tgjgtpmdd) May 21, 2022
こうしてみると、MOTAに関する悪い口コミは見つかりませんでした。
よく車一括査定は「鬼電がすごい」「営業電話がしつこい」などとよく書かれていますが、MOTAは一切ありませんでした。
【結論】MOTAは他の車一括査定サービスと比べて優れている?
MOTA車買取に限らず、最近はしつこい電話連絡が少ない車査定サービスが増えています。
よく名前があがるサービスが「楽天Car車買取」と「ユーカーパック」です。
これらのオークション形式の車一括査定の営業電話は一切ありません。
ここでは、それらオークション形式の車一括査定とMOTA車買取をカンタンに比較していきます。
比較項目 | MOTA車買取 | 楽天Car車買取 | ユーカーパック |
---|---|---|---|
車売却先 | 車買取業者 | 中古車販売店 | 中古車販売店 |
参加業者数 | 1,200社以上 | 2,000社以上 | 8,000社以上 |
手数料 | 無料 | 成約時22,000円 | 無料 |
電話の本数 | 3本 | 1本 | 1本 |
査定の回数 | 3回 | 1回 | 1回 |
最低希望落札価格の設定 | 不可 | 可能 | 可能 |
売買決定後のキャンセル | 不可 | 不可 | 不可 |
キャンセル料 | なし | 10万円 | 10万円 |
※2024年12月現在
どのサービスも、申込後に車を専用サイトに出品、その結果を見て業者と交渉をするという流れ。
MOTA車買取の方が参加業者数が少なく、電話の回数も若干多くなります。
楽天Car車買取やユーカーパックはオークションに分類されますが、MOTA車買取は車一括査定とオークションの中間のようなサービスと言えます。
他の車一括査定とMOTA車買取はどっちがいい?
MOTA車買取は車一括査定のと違い、やり取りする業者の数が少ないという特徴があります。
電話の数も圧倒的に少なく、その点では他の車一括査定より優れていると言えます。
買取業者との交渉を少なく、でも高く売りたい人には「MOTA」はベストなサービスといえるでしょう。
一方でとにかくたくさんの買取業者と交渉をして、少しでも高く売れる可能性を上げたいと考えるなら通常の車一括査定がベストです。
車一括査定のオススメについては下記記事で詳しく解説しています。
MOTA車買取はどういう人に向いているのか?
前章までの説明を踏まえ、MOTA車買取はどんな人に向いているのかを紹介していきます。
以下の2つに当てはまる人は、MOTA車買取の利用を検討しても良いでしょう。
MOTA車買取が向いている人2タイプ
- タイプ1.車一括査定の電話がとにかく煩わしい人
- タイプ2.査定するかどうかは査定価格を知ってから決めたい人
タイプ1.車一括査定の電話がとにかく煩わしい人
車一括査定を使うと、とにかく電話の数が多くて煩わしいというデメリットがあります。
昨夜申し込んだ車一括査定の鬼着信10時間で70件超。
— 杉本”ヤス”康裕 (@Yasu_For_JUBILO) April 19, 2024
仕事で一日スマホ見られない人が通知見たら何事かと思うわね。
仕事だし、いの一番にアポ取付てあわよくば買取成立させたいんだろうけど気味が悪い。
この中のどこにも売りたくないけど背に腹だな。 pic.twitter.com/20i148OkQw
ナビクルとかいう中古車一括査定サイトに登録した結果。1時間足らずで電話がこんなに。仕事中にこんなことされたら絶対いい印象ないからな。お前んとこでは絶対に売らん。 pic.twitter.com/kZamlYlek0
— AA StyleS@6049番DC (@aastyles1986) November 24, 2019
車一括査定した。
— sato.cherry (@satocherry3) November 10, 2019
驚く程電話がかかってきてビックリ‼️他社と電話で話してる時もジャンジャンかかってきた。査定額、ほぼ同じぐらいだけど、一社、高値で買い取ってくれるとこがありそこに決めました。
この電話が嫌で車一括査定を使いたくないという人は、MOTA車買取がオススメ。
MOTA車買取ならかかってくる電話は3社だけで、ある程度の査定額は電話で伝えてもらえるので断ることもできます。
3社の査定を受ければ大体の相場はわかるので、車を高く売りたいという希望も叶います。
申込みをした人の個人情報を各社に渡すだけの車一括査定と違い、各社にまず査定結果を提示させるのはMOTA車買取のメリットと言えるでしょう。
タイプ2.査定するかどうかは査定価格を知ってから決めたい人
MOTA車買取で査定の依頼をすると、査定結果を提示した上で実車の査定の日程調整をします。
つまり提示された査定価格が気に入らなければ査定自体を断ってしまってもいいのです。
車を売るかどうかまだ迷っていて、まずは査定結果を知りたいという人は結構います。
そういう人にとって、先に査定価格を知れるMOTA車買取はオススメ。
とはいえ、MOTA車買取はサービスの特性上、最初の提示額だけは高くする買取業者が現れやすいのも確かです。
ただし、3社間の競争は生まれることから、ある程度の買取額は担保されているとも言えます。
まとめ
- MOTA車買取はしつこい電話連絡がない車一括査定
- 申込み翌日の18時以降に概算の査定価格を見ることができる
- 車一括査定より申込時に入力する情報が多い
- 査定結果は概算なので、本査定の結果値段が変わる可能性がある
- 大手車買取業者は参加していないので、別で査定を受けるのがオススメ