カーリースはデメリットだらけなの?メリットと向いている人

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カーリースはデメリットだらけなの?メリットと向いている人

こんな悩みをスッキリ解消

  • カーリースの契約を検討していてメリットとデメリットを知りたい
  • カーリースはデメリットだらけと聞いて不安に感じている
  • カーリース契約者の口コミを見てみたい

カーリースは新車購入に比べて費用負担が少なく、気軽に新車に乗れる方法として最近流行っています。

しかし、いい話には裏があるのではないかと疑うのは当然のこと。

本記事では、カーリースにはどんなメリットとデメリットがあるのかわかりやすくご紹介します。

パンダ店長
実際の契約者の口コミも紹介しているから、どんな人にピッタリなサービスなのかわかるんだ!

最後まで読むことで、自分にとってメリットとデメリットのどちらが大きいサービスなのかハッキリします。

目次

カーリースとは?3つの特徴

カーリースは一般的な車購入と比べ、仕組みやルールが大きく異なります。

知らずに利用した人が後悔し「カーリースはやめた方がいい」と言っているケースもあるので、まずはしっかり仕組みについて理解しましょう。

パンダ店長
仕組みを理解した上で「自分にとってメリットが大きいサービスかどうか」をジャッジするのは大切だね!

カーリースの特徴3つ

  • 特徴1.月々の支払いが定額
  • 特徴2.残価設定型の契約である
  • 特徴3.所有権がリース会社にある

これから、上記3つの特徴をカンタンに解説します。

特徴1.月々の支払いが定額

カーリース最大の特徴と言われているのが、毎月の支払いがずっと定額であること。

カーリースの基本の仕組み

カーリースは車にかかる維持費やメンテナンス費用が、全て定額料金の中に含まれています。

毎年納める必要がある自動車税はもちろん、車検代やタイヤ交換費用までリース料金に含まれるのです。

パンダ店長
つまり突発的な出費がなく、他に負担するのは任意保険料とガソリン代くらいなんだ!

特徴2.残価設定型の契約である

カーリースは予め決めた年数の契約であり、契約終了後は原則車両を返却する必要があります。

そのためリース会社は、契約終了時点の中古車相場に基づき残価設定を行います。

残価分は月々の支払いに上乗せされることはありません。

パンダ店長
新車価格300万円の車を契約するとして、5年後の残価を100万円と想定したら、分割払いをするのは差額の200万円だけなんだ!
まどか
だから維持費やメンテナンス費用を上乗せしても、月々の支払額がローン購入時より低いことがあるんですね!
パンダ店長
そういうことだね!

特徴3.所有権がリース会社にある

契約期間終了後に車両を返却するということは、所有権はリース会社にあるということです。

リース契約した車は、リース会社が自動車メーカーから購入しています。

その車をリース会社が貸し出し、月々の利用料を支払うことで自由に乗れるのです。

そのため車両の所有権が自分にはありません。

まどか
じゃあレンタカーってことですか?
パンダ店長
レンタカーではないから「わ」ナンバーでもなく希望ナンバーも取得できるんだ!

以上が、カンタンなカーリースの仕組みです。

カーリースは車購入ではないので、様々な決まりごとがあります。

ローン購入の車に比べて制限されることも多いため、デメリットだらけと言われているのです。

カーリースのデメリット8つ

車に対して何を求めるのかは人によって異なりますが、求めるものが手軽さや料金の安さであればカーリースはおすすめです。

しかし所有することに意味を見出したり、カスタムを楽しみたい人にはデメリットばかりになってしまいます。

パンダ店長
カーリースの特徴として紹介した点には落とし穴があって、それぞれがデメリットにつながっているんだ。

以下は、前章でご紹介したカーリースの特徴と落とし穴の一覧表です。落とし穴はデメリットにつながることになり、大きく8つのデメリットがあることが一覧表からわかります。

特徴 落とし穴 デメリットの内容
特徴1.月々の支払いが定額 完全定額ではない 1.プランによって追加費用が発生する
中途解約ができない 2.違約金を請求されることがある
ローン購入より高い 3.期間によっては支払総額が高い
特徴2.残価設定型の契約である ケースによって精算が必要 4.残価精算がある
走行距離制限がある 5.オーバーすると追加料金を請求される
特徴3.所有権がリース会社にある 車が自分のものにならない 6.ドレスアップができない
車両返却が必要 7.自分の車にできない
8.原状回復義務がある

本章では、この8つのデメリットについて詳しくご紹介していきます。

デメリット1.プランによって追加費用が発生する

カーリースは広告に最安値が掲載されていますが、実際はオプション料金として追加費用が発生するケースが多々あります。

例えばオプションを追加装備した場合、当然月々の料金は高くなります。

まどか
じゃあオプションは付けなければいいだけでは…?
パンダ店長
そのままじゃカーナビすら付いてない車がほとんどなんだ…。

カーリースの広告に掲載されている料金は、基本的に各車種のベースグレードとなっています。

カーナビも付いていなければETCも付いておらず、日常使いするには物足りない装備です。

ある程度のオプションを装着していくと、追加で費用が発生していきます。

また、気をつけたいのがメンテナンス費用。プランによっては日常のメンテナンス費用も含まれていますが、ワイパー交換などの細々したメンテナンス費用は含まれてないことがあります。

そのため、いざリースで乗り出したら結果として追加費用が発生することがあるのです。

パンダ店長
リース会社を比較するときは、同車種に同オプションを装着して、月々の費用に何が含まれるのかをしっかり確認することが必要なんだ!

デメリット2.違約金を請求されることがある

カーリースは自由に車を乗ったり降りたりできるイメージがありますが、実は中途解約不可のケースが大半です。

そのため中途解約をしようとすると、違約金を請求されることがあります。

違約金の計算方法は各社で異なりますが、基本的には契約期間が短い方が高額となる点は同じです。

パンダ店長
本来支払うはずだったリース料金の総額から、今まで支払ったリース料金を引いた額が違約金になるんだ。

また中途解約の違約金は一括請求されることが多いので、数十万円単位の現金が必要になります。

中途解約はカーリースの良さを全て無くしてしまうので、契約期間は全うすることが大事です。

パンダ店長
心配な人は、違約金なしや1年単位で契約期間が選べるカーリースを契約しよう!

デメリット3.期間によっては支払総額が高い

カーリースは多くの場合新車を買うより安くなるのですが、同じ車に長く乗る場合は事情が異なります。

以下の表は、ホンダ「N-BOXカスタムL STYLE+BLACK」という車種をリースと購入したケースを比較したものです。

項目 カーリース ローン購入
月々の支払額 30,424円 21,192円(120回払)
11年合計の自動車税 0円 118,800円
4回の車検代 0円 153,120円
3回のタイヤ交換 0円 32,670円
22回のオイル交換 0円 242,000円
11年の自動車保険 440,000円 440,000円
11年の合計支払額 4,455,968円 3,529,630円

※自動車ローンは120回払、金利2.39%で計算
※車検は3年、5年、7年、9年で計算
※タイヤ交換は11年の走行距離を11万キロとして計算(1回10,890円で3〜4万キロに1度交換)
※オイル交換は年2回(うち1度はフィルター交換)

まどか
リースで乗り続けている方が92万円も高い!

カーリースは加入プランによってメンテンス費用などはかかりませんが、同じ金額をずっと払い続けることになります。

その結果、ローンで車を購入して必要に応じてメンテナンス費用を支払うプランより高くなってしまうことがあるのです。

最近では、同じ車に長く乗り続けることを条件に、契約終了後に車がもらえると謳っているプランが登場しています。

しかし購入した方が安いケースもあるので、事前のリサーチはしっかり行いましょう。

パンダ店長
カーリースの醍醐味は、定期的に新車に乗り換えられるという点にあるよ!

デメリット4.残価精算がある

カーリースが安いのは、契約終了時点の中古車相場に基づき残価設定を行うからです。

その代わり、設定した残価を下回ってしまったときは差額を精算する必要があるのです。

まどか
どうしたら残価を下回っちゃうんですか?
パンダ店長
設定していた走行距離をオーバーしたり、想定より傷や凹みが多いときだね!

契約終了後の残価を公開した上で契約するものを「オープンエンド方式」と呼びます。

これは契約終了時の車の価値をリース会社が決めておくことで、その価格を下回ったときは差額を負担する必要があります。

逆に残価を公開せずに契約する「クローズドエンド方式」なら、契約終了時の残価はわからないので差額を負担することはありません。

パンダ店長
カーリースを選ぶときは、クローズドエンド方式のものを選ぶのがおすすめだよ!

デメリット5.オーバーすると追加料金を請求される

先程のデメリットと一部重複しますが、カーリースは事前に取り決めた走行距離をオーバーすると精算が必要です。

超過料金の相場は、1kmあたり5〜10円となっています。

パンダ店長
1万キロオーバーした場合は、最大10万円の超過料金が発生する可能性があるんだ。

追加料金を取られるのが嫌な人は、クローズドエンド方式のカーリースを選びましょう。

しかし、一般的にはオープンエンド方式の方がリース料金は安いという特徴があることも覚えておきましょう。

デメリット6.ドレスアップができない

カーリースで契約した車は、所有権がリース会社にあります。

そのため自由にカスタマイズすることができません。

とはいえ、脱着可能なパーツやボディに加工が必要ない程度のパーツ取り付けは可能。

しかし車をドレスアップしたい人は、規約に抵触する恐れがあるので注意しましょう。

パンダ店長
ボディに穴あけ加工が必要なパーツや、すでに付いている部品を取り外すことができないんだ。

デメリット7.自分の車にできない

リース車両は最終的に返却する必要があるため、自分の車にすることはできません。

ローンは支払いを続ければ、完済後は自分の車となります。

しかしカーリースは違うので、その点をしっかり理解した上で契約する必要があります。

パンダ店長
契約終了後に車がもらえるリースなら、最終的に自分の所有物にすることができるよ!

デメリット8.原状回復義務がある

カーリース契約には、原状回復義務というものがあります。

これは車両を受け取ったときと同じ状態にして返却することを指します。

まどか
新品の状態にして戻すってことですか?
パンダ店長
ある程度の傷や凹みは考慮される契約になっているよ!

数年間車を使用すれば、当然経年劣化や傷や凹みがあります。

こうした「通常の使用に伴う傷」は返却時に原状回復する必要はありません。

しかし大きい凹みや明らかに運転ミスによる大きな傷は修復して返却しなければいけません。

パンダ店長
カーリースの中には、原状回復義務がないものもあるよ!

カーリースがデメリットだらけと言われるのは、こうした理由があるからです。

契約内容を理解していないと、思わぬ落とし穴が待ち受けています。

しかし、それぞれのデメリットには回避する方法もあり、事前のリサーチがいかに大切かわかります。

まどか
追加精算が怖いから、とりあえず回避するオプションにいっぱい入ればいいんですよね!
パンダ店長
それだと支払う額が多くなりすぎるから、結局車を買ってしまった方が安上がりになる可能性があるね。
まどか
確かにそうですね…。

カーリースは手頃な料金で新車に乗れることが最大のメリットです。カーリース契約にとらわれて、正常な判断ができなくなる事態は避けましょう。

カーリースのメリット3つ

前章ではカーリースのデメリットにフォーカスしてご紹介しましたが、当然メリットもあります。

ここでは、カーリースのメリットを3つご紹介します。

カーリースのメリット3つ

  1. 頭金なし月々定額払いで新車に乗れる
  2. 好きな期間だけ契約できる
  3. 自動車税やメンテナンス費用がかからない
パンダ店長
これから、3つのメリットをカンタンに説明するよ!

メリット1.頭金なし月々定額払いで新車に乗れる

カーリース最大のメリットは、頭金なしで新車に乗れること。

カーリースのほとんどが、契約時の頭金を0円に設定しています。

その上月々の支払いは定額なので、一定額を払い続けるだけで車に乗ることができるのです。

まどか
車にかかるお金がわかりやすいっていうのは魅力ですね!

メリット2.好きな期間だけ契約できる

カーリースは契約期間が自由に選択でき、会社によっては1年単位で契約できます。

そのため一定の期間だけ車が必要な人におすすめです。

他にも、3年や5年ごとに新車に乗り換えたい人にもカーリースはおすすめです。

パンダ店長
単身赴任先で車が必要とか、大学生の間だけ車に乗りたいとか、そういうときに便利だね!

メリット3.自動車税やメンテナンス費用がかからない

カーリースの料金は、年に一度の自動車税が含まれています。

新車登録から3年で受けることになる車検代や、その間のメンテナンス費用もリース代金に含むことができます。

そのため突発的な出費がなく、自動車税や車検代で慌てる必要がないのです。

パンダ店長
自動車税は毎年5月に納めるものだけど、数万円の出費になるから痛いよね…。

カーリースのメリットは、主にここでご紹介した3つにあります。

手軽に新車に乗れるというのは、ローン購入では絶対にありえません。

車購入のハードルを低くしてくれるというのは事実なので、その点においてカーリースはとても便利なサービスといえます。

まどか
でも、メリットはわかったけどデメリットのことも考えると、どうしたら良いのでしょうか?
パンダ店長
実際にカーリースを利用している人の意見を参考にするといいよ!

カーリース利用者の口コミや評判

カーリースのメリットとデメリットがわかったところで、実際の利用者がどう感じているのか知りたい人は多いはずです。

そこで本章では、カーリース契約者の口コミをご紹介します。

カーリース利用者「良かった」の口コミ

  • 初期費用が少なくてランニングコストが一定で助かる
  • 車を買うよりも維持がしやすくて快適
  • リース費用を全額経費にできるから魅力的

カーリース利用者「悪かった」の口コミ

  • 中途解約で多額の違約金を請求された
  • 車が要らなくなったときに気軽に返却できない
  • 自分の車じゃないからカスタマイズできない
パンダ店長
口コミを見ると、やはりメリットとデメリットがそのまま良い点にも悪い点にも出ているようだね。

カーリース利用者「良かった」の口コミ

カーリースを利用して「良かった」と答えている人は、カーリースのメリットがピッタリ当てはまっている人のようです。

カーリースは頭金0円なので初期費用が少なく、月々の支払額が定額。

車にかかる費用がハッキリわかるため、家計のやりくりがしやすいようです。

また個人事業主はリース代が丸々経費計上できるため、高い節税効果が望めます。

こうした点を魅力に感じる人は、カーリースがおすすめです。

パンダ店長
車を自己所有ではなく、必要な期間借りるということに抵抗がない人にはおすすめだよ!

カーリース利用者「悪かった」の口コミ

デメリットの項でもご紹介しましたが、カーリースは中途解約が非常に大変なのが難点です。

設定した契約期間を全うすることで成立する料金になっているため、中途解約は多額の違約金が発生します。

契約時と事情が変わり車が要らなくなったとしても、気軽に返却とはいかないようです。

まどか
でも、カーリースって「気軽に解約OK!」みたいな宣伝していませんか?
パンダ店長
中途解約のオプション料金を払っていればそれが可能になるというイメージだね。

カーリースは特性上、あらゆるものがオプション扱いになっています。

月々の支払額を減らすためには最低限のオプションを選択することになり、その範囲を超えるとデメリットとしてご紹介したことが大きくのしかかってくるのです。

まどか
安くするためにはリスクを背負って、安心を買うと普通に車を買ったほうが安くついてしまう…ということですね。
パンダ店長
そういうことになるね。

なお、カーリースはメリットが当てはまる人には非常にオススメできるサービスです。

カーリースのオススメランキングについては下記記事で詳しく解説しています。

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まとめ

  • カーリースは初期費用を抑えて月々定額で車に乗れるサービス
  • 車の所有権がリース会社にあるため、車を自由にできないデメリットがある
  • 契約した年数を全うすることが前提なので、中途解約は多額の違約金が発生する
  • オプション契約を結べばデメリットは解消できるが、新車購入の方が安くなる可能性がある
  • カーリースは契約に無いことをするとデメリットだらけになってしまうから要注意
目次