こんな悩みをスッキリ解消
- 車を売ることが決まっていて車買取のアップルについて調べている人
- アップルで中古車買取を検討していて利用の流れなどが知りたい人
- アップルの評判はいいのか、ガリバーとどう違うのか比較したい人
車買取会社を選ぶポイントは「買取価格」と「スタッフの対応」の2つが大事です。
その点を重視するとガリバーなどの大手買取店が思い浮かびますが、オリコンの顧客満足度ランキング(車買取会社)で上位を獲得し続けているのが「アップル」なのです。

そこで気になるのは、アップルの評判がガリバーなど他の買取店とどう違うのかということ。
本記事では、筆者が実際にアップルの店舗に潜入し、所有する車を査定してもらいました。
そこでの交渉の一部始終や、ガリバーなどの大手買取店と比較してどうだったのかを紹介。
この記事さえ読めば、アップルで車買取をしてもらうメリットや他社との比較結果が分かります。
そして最終的には、「自分はどこで車を売ったら最も得をするのか」がハッキリわかるようになっています。
アップルの査定額は高い?安い?
アップルの査定額は高いのか安いのか、実際に買取業者を利用した人の評判を見ればわかります。
お伝えした通りオリコンが実施しているアンケートによると、アップルの総合評価は買取業者の中でずっと首位をキープしています。。
2019年度こそオートバックスに抜かれて2位になりましたが、2014年~2018年まで5年連続1位、2020年も首位を奪還したのがアップルなのです。(2019年及び2021年、2022年はオートバックスが1位)
そこで本記事では、筆者が実際にアップルに査定を依頼。
詳しい内容は後述していますが、同じ車を合計2社で査定をしてもらった結果は以下の通りです。
筆者の車(2015年式ダイハツ ムーヴカスタム)の査定価格一覧
査定会社 | 査定額 |
---|---|
買取相場(予想) | 66.8万円 |
カーセブン | 75万円 |
アップル | 75万円 |


車買取業者はネットで出てくる評判と、実際の評価は異なる場合があります。
アップルに査定を依頼した内容は後ほど詳しく紹介しますが、まずはネット上にあるアップルの特徴を確認していきましょう。
車買取アップルの特徴3つと高価買取の理由
前章で紹介した通り、アップルの車買取はオリコンランキングで1位を獲得するほどの評判です。
それには、以下3つの「他の買取店ではなくアップルだからこそのメリット」が存在しています。
車買取アップルの特徴3つ
- 特徴1.店舗ごとの特徴を最大限活かせるフランチャイズ経営を採用
- 特徴2.国内外に幅広い販路を持つため高価買取を実現
- 特徴3.業界No.5の買取台数


特徴1.店舗ごとの特徴を最大限活かせるフランチャイズ経営を採用
フランチャイズ経営というのは、街の買取店がアップルと契約することで、看板やノウハウを借りて営業できることを言います。
つまりアップルの経営ノウハウやネットワーク、マニュアルなどを使って各店舗が自由に店舗運営ができることを意味します。

これによるメリットは、お客さんとの最終的な決断は店舗スタッフができるということ。
例えばガリバーやビッグモーターは、査定価格は本部が決定します。
実車を見ているスタッフが「この車はキレイだからもう少し高く買い取っても売れそう」と思っても、本部の指示には逆らえません。
しかしアップルなら本部が決めたことでも、最終決定は店舗スタッフに委ねられることがあります。
こうした時に、現場の判断で細かな決定ができるのです。

特徴2.国内外に幅広い販路を持つため高価買取を実現
アップルは全国に236店舗(※2023年6月現在)を構える大手買取業者の一つ。
テレビCMでよく見かけるビッグモーターの店舗数が307店舗(※2023年6月現在)ということを考えると、アップルの規模の大きさが容易に想像できます。
買い取った車は全国のアップルで販売できるので、在庫確保のために積極的な買取が可能。
販路は海外にもあるため、国内で再販が難しそうな車でも高価買取が期待できます。

国内にしか販路を持たないディーラーなどは、再販ルートが少ないことから不人気車はあまり高く買い取れません。
しかしアップルなら不人気車でも海外輸出ができるので、他社より高く買うことができるのです。

中古車は買い取った後にどれだけスピーディーに再販するかが重要です。
長期在庫になればその分価値が下がってしまうため、アップルでは買い取った車を自社内で1週間だけ販売します。
それで売れ残ってしまった車はオートオークションに出品することで、長期在庫を持たないようにしているのです。

こうした工夫により、どんな車でも限界ギリギリの価格で買い取ることを可能にしています。
特徴3.業界No.5の買取台数
ここまで紹介した特徴により、アップルは車買取業者の中でも5位の買取台数を実現しています。
順位 | 買取業者 | 買取台数 | 参照元 |
---|---|---|---|
1位 | ガリバー | 20万台程度 | 2023年2月期 決算説明資料、IDOM月次データより推定 |
2位 | ビッグモーター | 20万台程度 | 公式HPより推定 |
3位 | ネクステージ | 155,875台 | 2022年11月期 決算説明資料 |
4位 | ラビット | 7万台程度 | 矢野経済研究所 中古車流通総覧より |
5位 | アップル | 6万台程度 | 矢野経済研究所 中古車流通総覧より |
6位 | カーセブン | 5万台程度 | 矢野経済研究所 中古車流通総覧より |
7位 | ユーポス | 4万台程度 | 矢野経済研究所 中古車流通総覧より |
8位 | カーチス | 3万台程度 | 矢野経済研究所 中古車流通総覧より |
9位 | オートバックス・カーズ | 29,809台 | 2022年3月期決算説明資料 |
※買取台数は各社のHP・決算資料や調査資料を参照にしていますが、決算期のズレなどもあり推定も含まれます。
アップルより上位にいるガリバーやビッグモーターは、テレビCMを見かける回数が多いので利用者数が多いのも納得できます。
しかしアップルに関しては、正直上位4社ほどテレビCMを見かける機会はありません。

それでも利用者数が多いのは、それだけ買取価格に納得して売るお客さんが多いという証拠。
満足度の高さがそれを物語っていると言ってもいいでしょう。
アップルの買取が支持されている理由を紹介しましたが、ここまでの説明を読んで思うのが、「本当に買取価格が高いのか」ということです。
そこで次章では、筆者の車を実際にアップルに査定してもらい、各社の査定価格と比較した結果を紹介します。
アップルの車査定額どうなのか実際に検証してみた
冒頭でも紹介しましたが、筆者の車をアップルに査定してもらった結果は「75万円」でした。
これから査定の風景や、どんなやり取りをしたのかを公開。
アップルで車買取を検討している人にとって参考になる内容になっています。

査定会社 | 査定額 |
---|---|
買取相場(予想) | 66.8万円 |
カーセブン | 75万円 |
アップル | 75万円 |
各社の査定結果は上記の表の通りですが、査定風景を紹介する前に筆者の車の条件を紹介します。
今回査定を依頼したのは、4年前に購入した「ダイハツ ムーヴカスタム」です。
条件 | 内容 |
---|---|
メーカー・車種名 | ダイハツ ムーヴカスタム |
年式 | 2015年式 |
グレード | カスタムRS[SA] |
購入年月 | 2015年1月 |
走行距離 | 38,000キロ |
色 | パールホワイト |
事故歴・修復歴 | なし |
オプション | 純正カーナビ |
新車購入価格 | 約180万円 |
新車で購入してから4年9ヶ月が経過しており、2度目の車検前に手放すことを検討。
査定前にナビクルの「下取り・買取相場」を利用して相場を調べています。
その結果は「66万円」だったため、各社予想額よりは高い査定をしてくれたことが分かります。

アップルの査定価格は予想を9万円上回る、75万円という結果に。
査定の流れや、実際に行った交渉の一部始終をこれから写真付きで紹介していきます。
【店舗潜入】アップルの車査定と交渉の一部始終を公開
アップルでの査定は20分程度、その後交渉が20分程度の合計40分ほどの時間がかかりました。
査定の流れは以下の通りです。
アップルでの車査定の流れ
- アンケートに必要事項を記入する
- 車を査定してもらう
- 値段を交渉する
1.アンケートに必要事項を記入する
アップルに来店して車査定を申し込むと、まずはアンケートに記入するように求められます。
アンケート内容は他の車買取会社と同じですが、アップルでは全ての項目へ記入を求められました。
その中には「他社の査定額」「希望金額」というものもあったので、筆者は「そこはどうしてもお答えできない」と記入を断りました。

2.車を査定してもらう
アンケートの記入が終わると、実際に査定員が車を査定します。
かかる時間は20分程度で、専用の紙に内外装の傷の状態を書き加えていきます。
数枚の写真も撮影し、車検証のデータと共に本部に送信。
査定価格は本部のプライシングセンターと呼ばれる部署が担当しています。
査定価格は過去の買取実績や、業者オークションの落札価格を参考に決めているとのことでした。
3.値段を交渉する
本部から査定価格が送られてくるまで20分ほどかかり、最終的に査定時に記入していた紙に査定額が記されて返送されてきました。
交渉はここに書かれている金額をベースに行います。これから、交渉の一部始終を会話形式でお伝えしていきます。





我々は実車も拝見しており、大変キレイなお車だったので75万円で買い取っても利益が出せると考えました。






少し長くなりましたが、これがアップルでの交渉の一部始終です。
冒頭でもお話した通り、アップルはフランチャイズ展開をしています。
本部はあるものの、各店舗にオーナーもいるため、ある程度はオーナーの権限で自由に査定価格を決めることができるようです。
そのため筆者が無理な要求をしても、なんとか応えてくれようとしていました。

筆者はアップルの査定を受けてどう感じたか
前章では、実際に筆者がアップルで車買取を体験してきました。
ネット上の情報だけではわからないことも多数あったので、ここでは実際に査定を受けてどう感じたのかを紹介していきます。
査定額は安い?【嘘】
アップルの査定額は決して安くありませんでした。
しかし提示される値段にかなりの幅があり、しっかり交渉しないと安い価格で買い取られてしまう可能性があると感じました。

筆者は過去にガリバーやビッグモーターにも査定してもらったことがありますが、ガリバーやビッグモーターは「初回の提示額からあまり金額が変わらない」という特徴がありました。
交渉で15万円も値段が変わればお得に感じますが、裏を返せば「はじめは安い金額を提示している」と取れます。
交渉が苦手な女性にとって、「言わなければ高くならない」というのはマイナスに映ってしまうかもしれません。

買取店との交渉術は、以下の記事で詳しく紹介しています。

スタッフの態度は悪い?はしつこい?【態度はいいがしつこい】
スタッフの態度は非常に良く、言葉遣いも丁寧で女性でも安心して査定ができそうな雰囲気でした。
しかし査定後の「売って欲しい」というアピールは他社よりしつこいと感じました。
車買取というのは非常にシビアで、金額に折り合いがつかなければ他社にいくのは仕方ありません。
しかしアップルのスタッフは金額の提示後、どうしてその額になるのかを話し、理解して欲しいという態度が見て取れました。

アップルの評判については下記記事で詳しく解説しています。

査定後のアップルの対応はどう?
査定の際にアップルは、「もう少し価格を上乗せできそうなら連絡します」と話していました。
しかし査定から1週間、アップルから連絡が来ることはありませんでした。
恐らく、アップル側で筆者のムーヴを欲しがっているお客さんを探したものの見つからなかったため、これ以上価格を交渉するのは無理だと判断されたと予想できます。

これが、筆者が実際にアップルで車買取を体験した正直な感想です。
しかしアップルは各店舗のオーナーが違う「フランチャイズ経営」を採用しています。
買取金額やスタッフの態度は店舗によって大きく異なるため、「これが正解」とは言い切れないのです。
そこで次章では、他のアップルで車買取をしてもらった人の口コミを紹介していきます。
ネット上でのアップルの評判・口コミ
記事冒頭で紹介したとおり、オリコンの顧客満足度ランキング(車買取会社)でアップルの評価は非常に高く、業界でずっと上位に位置しています。
筆者が実際に行ったアップルの店舗では少し違った印象を受けたので、ここで他店舗で車買取をしてもらった人の口コミをいくつか紹介します。
同じ買取専門のアップルで売ったときは、思い出にって洗車整備した後に撮りましたって写真立てに入れた写真送ってきたで。あと、車は名古屋の方に行きましたって書いてあった。
— どんちゃん@づら鯖 (@Donchan) July 8, 2018
義父の車を売却するため、四社の中古車買取業者に同時間に査定に来てもらいました。
結果を名刺に書いて頂き、一番高い所に売却。結果は
カーセブン:87.5万
ビッグモーター:72.5万
ラビット:72.3万
アップル:66万
日産ディーラー:55万
こんなに差が出るのか。。。😲
同時刻一斉査定&入札お薦めです。 pic.twitter.com/rqaZRTBWsl— 岡 洋介 / Snapmart 代表 (@yosukeoka) January 6, 2019
ん?今、査定額なんぼって言ったん?とプレッシャー掛けたら査定が5万上がったのでアップルは良い中古車販売店舗だよ
— 落花生侍 (@brave_n_world) July 25, 2019
ネット上の口コミを見ると、オリコンの評価通り基本的に良いものが多いです。
スタッフの対応は良いというものが多く、それは筆者も店舗に行ったときに同じことを思いました。
しかし査定額に関しては、ビッグモーターの方が高かったという投稿もあり、一概にナンバーワンとはいい切れません。
店舗オーナーに決済権のあるアップルでは、ガリバーやビッグモーターのように全国一律で査定価格が出るというわけではなさそうです。
アップルの評判については下記記事で詳しく解説しています。

また、車買取業者のおすすめランキングについては下記記事で詳しく解説しています。




車を高く売るなら一括査定を使う
ネット上の口コミを見ても、筆者のレポートを見ても、アップルで高額査定を引き出すのは「運」と言わざるを得ません。
初回の提示額が低めであるため、アップル1社に査定をしてもらうと損をしてしまう可能性があるのです。
そこで「運」から「確実に高額査定を引き出す」に変えるため、車一括査定を利用しましょう。

同じ車を数社に査定してもらうことを「相見積もり」と呼び、車を高く買い取ってもらうためには実行したい方法です。
しかし、何社にも査定の依頼をしなければいけないというデメリットがあります。
そこで車一括査定を使えば、面倒な査定の依頼がたった一回で済んでしまいます。
時間を有効活用しながら車も高く売れるため、筆者はオススメしているのです。
車一括査定は車が高く売れるサービス
車の査定額を上げるためには、複数の買取業者を競わせることが最も有効です。
面倒な交渉をしなくても、業者間が査定価格を競って少しずつ値段を上げていきます。
オークションのような状態になるので、あなたはあまり交渉をしなくても査定額が上がっていくのです。





車一括査定のオススメはカーセンサー
車一括査定は色々なサイトがありますが、中でもオススメは「カーセンサー」です。
車一括査定の仕組み自体は、どのサイトも変わりませんが、依頼できる買取業者は車一括査定サイト毎に少しずつ異なるのです。
カーセンサーは下記のように参加している買取業者数が圧倒的。
- カーセンサー:1,000社以上
- ズバット車買取:200社以上
- カービュー買取:300社以上
- ナビクル:100社以上
大手~町の中古車屋さんまで、幅広く依頼できるのが「カーセンサー」なのです。
つまりそれだけあなたの車を高く買い取ってくれる買取業者が見つかる可能性が高いということです。
また、買取業者の連絡の希望日時を伝えたり、メール希望を出せるのもカーセンサーのみ。
任意項目

連絡希望時間帯


また、どうしても複数社からの電話が嫌な場合はオークションを選択するのもオススメです。
オークションを選択すると、電話は1つ(カーセンサーのスタッフ)のみで、第3者の査定員が査定してくれます。
その査定情報をもとに8,000社以上がネットで入札する仕組み。
買取業者と直接交渉するわけではないので、通常の車一括査定の方が高額査定になりがちですが、ディーラー下取りや買取業者1社の査定よりは高くなる可能性があります。
複数社からの営業電話は少なくしたいけど、買取業者としっかり交渉したいという方は「MOTA」がオススメです。
MOTA車買取を使うと、最大20社の買取業者がネット上に概算査定額を提示してくれます。そのうちの上位3社の買取業者のみ交渉権を持つサービスです。
つまり車一括査定のような電話ラッシュはなく、上位3社しか電話が掛かってきません。
もちろんネット上で見れる概算査定額を見て断っても大丈夫です。

車一括査定のオススメについては下記記事でさらに詳しく解説しています

また「強いて買取店1社だけを選ぶならどこか?」と言われたら「カーセブン」を選びます。
理由は、「キャンセルは7日間OK」「売買契約後の減額がない」ことを公言しているからです。
売買契約後のキャンセルや減額については下記記事で詳しく解説しています。

カーセブンの評判については下記記事で詳しく解説しています。

当サイトでおすすめの買取業者ランキングは下記のとおりです。
車買取業者のおすすめランキングTOP7
- 1位:カーセブン
- 2位:アップル
- 3位:オートバックス
- 4位:ユーポス
- 5位:ラビット
- 6位:ネクステージ
- 7位:カーチス

まとめ
- アップルはオリコンランキング上位で車買取会社で、評判が良い
- 各店舗ごとにオーナーが異なる「フランチャイズ経営」を採用している
- フランチャイズ経営のメリットは、オーナーによっては高額査定が期待できる点
- 筆者が実際に査定を依頼した際には、交渉しなければ高額査定は出なかった
- アップルで車を高く売るためには車一括査定を使ってライバル会社と競わせる