こんな悩みをスッキリ解消
- 車売却を検討していて査定にかかる時間を知りたい人
- 査定の流れを事前に知っておきたい人
- 車を高く売る方法について知りたい人
車はディーラーより買取店に売った方が高く売れるのは常識です。
しかし査定には時間がかかり、担当者と交渉をする必要があります。
ここでは、車査定にかかる時間と手順をわかりやすく紹介しているので、この記事を読めば車査定当日の流れが全てわかります。
車を実際に査定してもらう時間はどれくらいなのか
車査定をしてもらう時、どのくらいの時間がかかるのか気になる人は多いはず。
結論を先にお話すると、車査定にかかる時間は30分〜1時間程度です。
しかし、売買契約まで結ぶとなると最大で半日程度かかることも珍しくありません。
そこでこの章では、車査定の流れと売却までに必要な時間をわかりやすく解説していきます。
売買契約を結ぶまでの流れは、以下の5ステップです。
車査定から売却までの5ステップ
- 査定を申し込むまたは買取店に持ち込む
- 実車を見せて車査定をしてもらう
- なるべく高くなるよう価格を交渉する
- 売買契約を結ぶ
- 車両を引き渡す
これから、上記の5ステップを所要時間とともにカンタンに説明していきます。
ステップ1.出張査定依頼または買取店に持ち込む【3〜5分】
まずは買取業者に対して査定の依頼をすることからスタートします。
査定はインターネットで申し込みが可能で、多くの買取業者は出張査定をしてくれます。
車を買取業者に直接持ち込めば、近隣にある買取店に直接車に乗って来店します。
出張買取の対応業者については下記記事で詳しく解説しています。
ステップ2.実写を見せて車査定をしてもらう【30分】
車査定が始まったら、そこからかかる時間は短くて15分、長くて30分程度です。
修復歴がある車などは1時間程度かかることがあります。
車査定で確認されるのは、以下の5項目です。
車査定で確認される5項目
- 外装の状態(5〜10分程度)
- 内装の状態(5〜10分程度)
- 足回りの状態(5分程度)
- エンジンルームの状態(5分程度)
- その他項目のチェック(10分程度)
それぞれ、具体的にどんなところをチェックするのかをカンタンに説明します。
外装の状態(5〜10分程度)
外装は傷や凹みがないかを重点的にチェックします。
まずは目視で確認し、気になる箇所があればそこを細かくチェックします。
洗車キズなどは査定額には影響せず、キャッシュカード以上のサイズの傷や硬貨のサイズ以上の凹みだけを確認します。
内装の状態(5〜10分程度)
内装も目視による確認がメインです。
シートの汚れやほつれなどをチェックし、目立つものがあれば減点をしていきます。
タバコを吸っていた車は臭いやヤニが付いていないかチェックされ、ペットを乗せていた車は臭いやシミがないかをチェックします。
カンタンなクリーニングで落ちる汚れであればマイナス査定にはなりません。
足回りの状態(5分程度)
足回りで主にチェックされるのはサビです。
雪道を多く走行していた車は、除雪剤の影響で車の下回りが錆びている可能性があります。
この場合はマイナス査定となるので、まずは目視で足回りや下回りをチェックしていきます。
この確認は5分程度で終わります。
エンジンルームの状態(5分程度)
エンジンルームで主に確認するのはオイル漏れです。
主要な部品からオイルが漏れていないかどうかをチェックします。
エンジンをかけて空ぶかしして、音に異常がないかどうかも確認します。
最後に、ボンネットを取り外した形跡がないかどうかを確認して終了です。
ボンネットを取り外した形跡がある場合、修復歴が疑われるので確認時間が長くなります。
その他項目のチェック(10分程度)
これらの確認が終了したら、最後は書類が揃っているかどうかなどの確認を行います。
車検証や自賠責保険証、リサイクル券があればそのまま確認は終了します。
車査定の基準については下記記事でさらに詳しく解説しています
ステップ3.なるべく高くなるよう価格を交渉する【5~20分程度】
車査定で一番神経を使うのが、価格交渉です。
査定した担当者は、その結果を元にパソコンを使って相場を調べます。
専門業者が取引しているオークションサイトにアクセスして、似た条件の車が直近でいくらで落札されているのかを調査。
その結果を基に、自社の利益を計算していくらの査定額にするのかを決めます。
担当者はなるべく安めの金額を提示してくるので、交渉で少しでも高くしていきます。
ステップ4.売買契約を結ぶ【5分】
査定価格が納得できるレベルになったら、いよいよ売買契約書にサインをします。
買取業者が必要な書類を全て用意してくれるので、あなたはそこにサインをするだけです。
住所と氏名程度の情報で構わないので、その場で記入することができます。
しかし、売買契約を結ぶと基本的にその後のキャンセルができません。
「代車は用意されるのか」「万が一のキャンセルで費用は発生するか」「後でトラブルが起きた時どうなるか」など、気になることは売買契約書にサインをする前に確認しておきましょう。
ステップ5.車両を引き渡す【5分】
全ての契約がうまくいけば、その場で車を引き渡すケースも珍しくありません。
契約上次の車の納車まで乗り続けていいなどの場合を除き、契約から数日〜1週間で引き渡すのが普通です。
車両の引き渡しが完了したら、3日~1週間程度で買取金が振り込まれます。
これが車査定の流れと所要時間です。
あなたが気になったのは、「値段を交渉する」ということでしょう。
そこで、希望金額に近づけるための交渉術を次章で詳しく解説していきます。
車査定の時に必要な交渉術と注意すべきこと
前章で紹介した通り、査定した担当者はなるべく安めの査定金額を提示してきます。
そこであなたがしなければいけないのが、希望金額に近づけるための交渉。
そこでこの章では、担当者がよく使う交渉術を明らかにし、それに対する的確な返答を紹介していきます。
まずは、気をつけるべき営業トークを3つ紹介します。
気をつけるべき営業トーク3選
- 今すぐ決めてくれればこの金額で買い取ります
- 他社ではいくらと言われましたか?
- 希望金額はありますか?
これら3つに対する的確な返答と、車査定額を上げる交渉術をこれから紹介します。
トーク1.「今すぐ決めてくれればこの金額で買い取ります」への対処法
一番定番な営業トークが「今すぐ決めてくれればこの金額で買い取ります」というもの。
担当者がこの言葉を発している時、実はまだ全然限界価格ではない可能性が高いです。
他の買取店に行っても同じ価格はすぐに出せるため、ここで担当者の話を鵜呑みにしたら損をします。
買取価格を上げる交渉術
この時有効なのが、「まだその金額では決められない」とハッキリ言うこと。
担当者の言いなりにならない姿勢を見せつけることで、中途半端な価格では納得してもらえないと相手にわからせることができるのです。
トーク2.「他社ではいくらと言われましたか?」への対処法
「その金額では決められない」と伝えると、決まって「他社ではいくらと言われましたか?」と聞かれます。
これも有名な営業トークで、他社の査定額を聞き出してそれより数万円だけ上乗せしようという戦略です。
買取価格を上げる交渉術
このように聞かれたら「他社がいくらではなく、いくらが限界なのか教えてください」と伝えることです。
他社の査定額はその買取店にとって全く関係ありません。
その買取店がいくらで買い取れるかという話なので、惑わされずにハッキリと断りましょう。
トーク3.「希望金額はありますか?」への対処法
先程紹介した営業トークと合わせて「希望金額はありますか?」と聞いてくる担当者も数多くいます。
その時に金額を答えてしまうと、絶対にその金額以上の査定額が提示されることはありません。
買取価格を上げる交渉術
希望金額を聞かれたら、「1円でも高く」とだけ答えましょう。
しつこく金額を聞いてくる担当者には「買った値段で売りたい」と無理な要求をぶつけましょう。
具体的な金額を話すと、それ以上の査定額は出ません。
そのため、金額をぼかしてしまうという手段が有効です。
車買取の交渉術については下記記事で詳しく解説しています。
以上が、車査定で必要な交渉術です。
交渉は大変ですが、しっかりしないと最高価格で車を売ることができません。
しかし、あなたが交渉を有利に運ぶ方法があります。
車を高く売るなら車一括査定がオススメ
もし、先述した交渉が面倒だと感じるなら「車一括査定」の利用をオススメします。
車一括査定とは
車一括査定とは、複数の買取業者への査定依頼が一度に行えるWEBサービス(サイト)のこと。
自分で買取業者を1社1社探す必要がなく、査定額を比較できるため、高く売れるメリットがあります。
車の査定額を上げるためには、複数の買取業者を競わせることが最も有効です。
車一括査定を使うことで、最初から交渉を有利に運ぶことができます。
理由は、業者にとってみると、買取したいため、必然的に足元をみた査定がしにくくなるから。
下記、X(旧Twitter)などを見ても、業者間の査定額の差はかなりあるのです。
ちなみに4社の査定額です。
— りーさん🐲 (@RO_HONE) April 24, 2023
名刺の裏に金額を書いてもらい、各社から別々に私が受け取って、せーので裏返して査定額を見ました笑
ビッグモーターが1番でしたが、後から減額するな、したら他で売ると念押ししました。 pic.twitter.com/RJvCFfJCcA
🚗のはようごさいます🚙
— 名倉│昭和式子育てオヤジ (@tana_car9) September 7, 2022
一括査定、3社同時に来てもらって入札形式と言うのを試してみた!
次の車を買うお店下取り査定してもらった額は110万だったので、下限を110万に設定して入札してもらった結果は…
131.4万🎉🥳この数字が出るとは意外だったけど、高ければ高い方がいい!#ネクステージ https://t.co/3wfewa43xz pic.twitter.com/3b8YlXPopb
ハリアー(1年8ヶ月、3.3万キロ)売却まとめ
— かっち (@kacchi25) August 22, 2022
一括査定価格が331万円(入札時+20万)
ディーラー下取りが220万
目安に使用したダイハツAI査定が278万
なお購入価格が諸税含めて313万、残債234万
車を売るなら
①ダイハツAI査定で相場把握
②MOTA一括査定で入札価格把握
③現車一括査定(3社)→名刺裏入札 pic.twitter.com/hQO0QAXHBn
約150万円で購入した平成26年初登録の中古車。4社を集めて入札した結果、めちゃくちゃな価格差。最低298000円、最高633000円。(なお事前のオートバックス査定は50万円)4万キロ以上走ったので、元は取ったと思う。あとは新車の到着を待つのみ。 pic.twitter.com/jellMQjF2I
— 軍手@C101新刊委託中! (@gunziotaku) December 7, 2021
車一括査定のオススメはカーセンサー
車一括査定は色々なサイトがありますが、中でもオススメは「カーセンサー」です。
車一括査定の仕組み自体は、どのサイトも変わりませんが、依頼できる買取業者は車一括査定サイト毎に少しずつ異なるのです。
カーセンサーは下記のように参加している買取業者数が圧倒的。
- カーセンサー:700社以上
- ズバット車買取:200社以上
- カービュー買取:300社以上
- ナビクル:100社以上
大手~町の中古車屋さんまで、幅広く依頼できるのが「カーセンサー」なのです。
つまりそれだけあなたの車を高く買い取ってくれる買取業者が見つかる可能性が高いということです。
また、買取業者の連絡の希望日時を伝えたり、メール希望を出せるのもカーセンサーのみ。
任意項目
連絡希望時間帯
また、どうしても複数社からの電話が嫌な場合はオークションを選択するのもオススメです。
オークションを選択すると、電話は1つ(カーセンサーのスタッフ)のみで、第3者の査定員が査定してくれます。
その査定情報をもとに8,000社以上がネットで入札する仕組み。
買取業者と直接交渉するわけではないので、通常の車一括査定の方が高額査定になりがちですが、ディーラー下取りや買取業者1社の査定よりは高くなる可能性があります。
複数社からの営業電話は少なくしたいけど、買取業者としっかり交渉したいという方は「MOTA」がオススメです。
MOTA車買取を使うと、最大20社の買取業者がネット上に概算査定額を提示してくれます。そのうちの上位3社の買取業者のみ交渉権を持つサービスです。
つまり車一括査定のような電話ラッシュはなく、上位3社しか電話が掛かってきません。
もちろんネット上で見れる概算査定額を見て断っても大丈夫です。
車一括査定のオススメについては下記記事でさらに詳しく解説しています
また「とにかく安全な買取業者1社だけに査定依頼したい」方は「カーセブン」がオススメです。
理由は、「キャンセルは7日間OK」「売買契約後の減額がない」ことを公言しており顧客からの評価も高い買取業者だからです。
実際にカーセブンは、オリコンが実施する顧客満足度調査でも常にTOP3に入っています。
売買契約後のキャンセルや減額については下記記事で詳しく解説しています。
カーセブンの評判については下記記事で詳しく解説しています。
また、古い車の買取ならどんな車でも0円以上の買取保証をしている「ソコカラ」「カーネクスト」がおすすめです。
当サイトでおすすめの買取業者ランキングは下記のとおりです。
[車買取店ランキングTOP7]まとめ
- 車査定にかかる時間は30分〜1時間程度
- 査定価格の交渉を始めると半日ほどかかる場合もある
- 担当者の営業トークに惑わされずに交渉する必要がある
- 交渉がめんどくさい場合は複数の買取業者を競わせる
- それがカンタンにできるのが車一括査定