こんな悩みをスッキリ解消
- これから出張査定を使って車を売ろうと思っている人
- 車買取に談合があるのか気になっている人
- 談合を防止して車を高く売る方法を知りたい人
非常に残念な話ですが、交渉事に談合はつきもの。これは車買取の時も一緒です。
実際にX(旧Twitter)でも一部、談合の口コミがされています。
一括査定の談合?
— りょーち 車買取屋 (@ryokun04121) May 29, 2024
たまに持ちかけられますよ
いらん時はふつーに譲ります
なんなら
◯◯のお客さん◯◯円着地(かなり低い)とってるから、りょーちさん今から査定来て!
そしてバックください!
みたいな営業も
それは流石に断るけど
話題の車買取の闇
— 尾太 駿@ロイヤリティー0で加盟できるFC加盟募集中! (@oda_suuun) April 8, 2024
一括査定サイトはグルになって談合になっている?一括査定で複数業者に頼んでも担当者同士が話しあて買取価格を吊り上げていくことがあります。「次回はオタクに回すから今回はいくらでうちでお願いします。」などの話し合いがされていることもあります。
車の一括査定での裏では
— アル@防災垢 (@altyan4) August 13, 2019
談合が行われているとのこと。
こないだ査定に来た兄ちゃんが言うとったわ。
残念でしかたない
車売る時は絶対相見積もりにしましょう。
— ちちやす (@chichiyasu_8) July 6, 2019
出張査定で営業マンがくると思いますが、一社と話するのはやめましょう。出し抜かれます。
営業マンから目を離すのはやめましょう。業者間でかなりズブズブなので談合は日常茶飯事です(これが一番悲惨)
とにかく高く売りたいなら同時に金額一発出しが一番。
査定額を交渉する場において、実際に談合が行われているのかどうか、気になる人も多いでしょう。
この記事では、実際に談合を行っていた大手買取業者の知人にその手口をヒアリングした結果を公開。
買取業者各社がどんな談合をしていたのか全て分かるようになっています。
車買取の談合はありえるのか大手買取業者の知人にヒアリング
談合を辞書で調べると「不公正な話し合い」と出てきます。
車買取における談合とは、「複数の買取店が事前に査定額を打ち合わせて、意図的に安く買い取る」というもの。
高く売りたいと考える売主からしてみたら不利益を受けるだけの話です。
複数の買取店が談合をしていると被害を受けるのは売主です。
談合は実際にありえる
車買取といえば、一昔前は街の買取店に出向いて査定をしてもらうのが主流でした。
しかし最近では各社が出張査定に対応しているということもあり、自宅に査定員を呼ぶという人が増えたのです。
さらには、複数の買取店を同時刻に呼ぶ「相見積もり」をする人が増えました。
相見積もりがカンタンにできるようになったキッカケの一つが「車一括査定の登場」と言われています。
車一括査定ができてから査定員のバッティングが増えた
車一括査定は複数の買取店に査定の依頼ができる便利なサービス。
車一括査定とは、複数の買取業者への査定依頼が一度に行えるWEBサービス(サイト)のこと。
自分で買取業者を1社1社探す必要がなく、査定額を比較できるため、高く売れるメリットがあります。
専用のサイトから一度申し込むだけで、複数の買取業者に同時に査定依頼ができてしまうのです。
複数の買取店が同じ車を査定すれば、当然価格競争が発生して車が高く売れます。
車一括査定は、無料で使えて車が高く売れるということで利用者は急増しています。
そして各社バラバラで査定に来てもらうのも面倒なので、同日同時刻に出張査定に来てもらう人も増えています。
これは立派な活用方法で悪いことではありません。
同じ時刻に同じ場所に査定員が呼ばれることが何度も重なると、次第に査定員同士は顔見知りになっていきます。
実際に出張査定員に聞いてもらうと分かりますが、よくバッティングするという話は耳にします。
例えば、下記は実際に同日同時刻に呼んだ時に風景ですが、左側の男性2人の方が仲良く話しているのが分かると思います。
毎回全力で買取価格を競っていては利益が少なくなってしまうので、自然と「今回はA社に譲る」「今回はB社に譲る」という談合が行われることが出てきたのです。
談合の具体的なやり取りを知人にヒアリングした結果
そこで筆者は、車買取の際にどんな談合が行われていたのかをWECARSで働く知人にヒアリングしました。
今回はその結果を紹介します。
わざと査定額を安く伝える
談合の中で最も多いのが「各社が価格競争に応じるフリをする」といったもの。
例えば4社が査定に来て、100万円で買い取りたい車があったとしたら、各社がわざと安い価格から競争をスタートするのです。
半額の50万円から競争をするフリをすれば、お客さんはどんどん査定額が上がっていると錯覚。
結果当初の予定通り100万円で買い取りが成立しても、お客さんは値段が倍になったと喜ぶのです。
知人の話では、「80万円になったらA社が降りる」「90万円になったらB社が降りる」「95万円になったらC車が降りる」という談合をしていたとのこと。
事前に今回は譲って欲しいと話す
談合は各社がバランスよく車買取をできないと意味がありません。
そのため「前回他社に譲ったんだから今回はうちが買い取らせてほしい」と事前に相談することもあるということ。
確かに筆者が自宅に査定員を呼んだ時、各社の査定員は顔見知りのようで親しげに話をしていたという場面がありました。
こうしたことからも、事前に「今回の査定はこういうシナリオで」という談合はされているようです。
知人へのヒアリングにより、車買取時に談合があるのは事実ということがわかりました。
それでは実際にどうしたら談合を防いで相見積もりを成功させられるのか、その方法を次章で紹介していきます。
談合を避けたいのであれば同時刻に呼ばない
談合を避ける一番の対策が「査定員を同時刻に呼ばない」こと。
どの買取業者が査定をするか分からない状態であれば、査定員も談合することはできないからです。
談合が行われるのは、あなたと1社の査定員が交渉をしている間。
その間に残りの数社で「今回はいくらでいこう」という談合がされるのです。
そのため1社ずつ自宅に呼び、毎回1人だけと交渉するのをオススメします。
査定時の3つの注意点
複数の買取店に査定依頼をして、査定の当日になった時、注意したい点が3つあります。
査定時の3つの注意点
- 希望額は伝えず交渉する
- セールストークは全て断る
- 相見積もりであることは伝える
それぞれカンタンに説明していきましょう。
注意点1.希望額は伝えず交渉する
査定員は必ずと言っていいほど、査定時に「いくらで売れたらいいと思っていますか?」と聞いてきます。
この時に絶対に具体的な金額は答えないようにしましょう。
査定員は車を見た時点で「いくらまでなら出してもいい」というのがわかります。
しかし先にお客さんに金額を言わせることで、最初に想定した金額を下回っていればその分得をするのです。
注意点2.セールストークは全て断る
査定の際に数多く聞かれるセールストークに「今この場で決めてくれればプラスで数万円上乗せできる」というもの。
これらは全て断ってしまいましょう。
相見積もりの活用法は、「全ての買取業者の査定額を聞く」こと。
プラス数万円に惑わされてその場で契約をしてしまったら、後で来る買取業者の方が高く買ってくれたかもしれないという事態が発生します。
事実ヒアリングの中で知人が、この手のセールストークはよく使うと言っていたので、間違いなく引っかかってしまっては損をするでしょう。
注意点3.相見積もりであることは伝える
談合を防止する策の1つとして、「全ての買取店を同時刻に呼ばない」というものはすでに紹介しました。
しかし1社だけと交渉する姿勢を見せると、査定員は足元を見て高額査定を提示してくれません。
そのため「どこの買取店に査定依頼をしているかは言わず」、相見積もりを取っていることだけを伝えましょう。
他にもライバルがいることで、査定員も限界価格を提示せざるを得ない状況になります。
談合を防ぐためにも、「査定依頼をしている買取業者名」「他社の提示した査定額」は絶対に伏せましょう。
しつこく聞かれた場合、「それと御社の査定に何が関係あるんですか?」と伝えると効果的です。
他社の事情は査定に関係ないので、ハッキリ伝えることで査定員も諦めるしかなくなるのです。
これらが車査定時の注意点です。
大事なのは「他社の査定員と顔を合わせられないようにする」こと。
1社ずつ交渉する手間はかかりますが、談合を防ぐことで最高価格を引き出しやすくなります。
車一括査定のオススメはカーセンサー
車一括査定は色々なサイトがありますが、中でもオススメは「カーセンサー」です。
車一括査定の仕組み自体は、どのサイトも変わりませんが、依頼できる買取業者は車一括査定サイト毎に少しずつ異なるのです。
カーセンサーは下記のように参加している買取業者数が圧倒的。
- カーセンサー:700社以上
- ズバット車買取:200社以上
- カービュー買取:300社以上
- ナビクル:100社以上
大手~町の中古車屋さんまで、幅広く依頼できるのが「カーセンサー」なのです。
つまりそれだけあなたの車を高く買い取ってくれる買取業者が見つかる可能性が高いということです。
また、買取業者の連絡の希望日時を伝えたり、メール希望を出せるのもカーセンサーのみ。
任意項目
連絡希望時間帯
また、どうしても複数社からの電話が嫌な場合はオークションを選択するのもオススメです。
オークションを選択すると、電話は1つ(カーセンサーのスタッフ)のみで、第3者の査定員が査定してくれます。
その査定情報をもとに8,000社以上がネットで入札する仕組み。
買取業者と直接交渉するわけではないので、通常の車一括査定の方が高額査定になりがちですが、ディーラー下取りや買取業者1社の査定よりは高くなる可能性があります。
複数社からの営業電話は少なくしたいけど、買取業者としっかり交渉したいという方は「MOTA」がオススメです。
MOTA車買取を使うと、最大20社の買取業者がネット上に概算査定額を提示してくれます。そのうちの上位3社の買取業者のみ交渉権を持つサービスです。
つまり車一括査定のような電話ラッシュはなく、上位3社しか電話が掛かってきません。
もちろんネット上で見れる概算査定額を見て断っても大丈夫です。
車一括査定のオススメについては下記記事でさらに詳しく解説しています
また「とにかく安全な買取業者1社だけに査定依頼したい」方は「カーセブン」がオススメです。
理由は、「キャンセルは7日間OK」「売買契約後の減額がない」ことを公言しており顧客からの評価も高い買取業者だからです。
実際にカーセブンは、オリコンが実施する顧客満足度調査でも常にTOP3に入っています。
売買契約後のキャンセルや減額については下記記事で詳しく解説しています。
カーセブンの評判については下記記事で詳しく解説しています。
また、古い車の買取ならどんな車でも0円以上の買取保証をしている「ソコカラ」「カーネクスト」がおすすめです。
当サイトでおすすめの買取業者ランキングは下記のとおりです。
まとめ
- 車買取時の談合は「ある」
- 談合の内容は不当に安い査定額を提示して買い叩くというもの
- 談合を防ぐためには各社の査定員を同時刻に呼ばないこと
- 車一括査定を使ってもどこの買取店に依頼したのか話さない
- 査定員のセールストークを断ることで自分に優位な交渉ができる