車を売る費用・手数料は9種類あり!内訳と売る時の注意点

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。
車を売る費用・手数料は最大で約3万円!内訳と支払わなくて済む方法

こんな悩みをスッキリ解消

  • 車を売るのに費用がどれくらいかかるのか知りたい人
  • 費用がかからずに車を高く売る方法を知りたい人
  • 自分が車を売るならどの方法が一番高くなるのか知りたい人

車を買う時に見積もりを取ると、色々な費用や手数料(例えば車庫証明代行費用など)が上乗せされています。

それは車を売る時も同じで、最大で数万円の費用や手数料が計上されていることがあるのです。

見かけの査定額の高さに釣られると、あとで諸費用を引かれて損をする可能性があります。

そこで本記事では、車を売る際にかかる費用・手数料を全て公開。

具体的な金額も紹介しているので、この記事を読めば車売却時に請求される費用や手数料が妥当かどうか判断できるようになります。

目次

車売る時の費用・手数料は9種類

気にしている人は少ないですが、車を売る際にも費用・手数料は発生しています。

主にかかっている費用は、以下の表で紹介している5種類で、合計で3万円ほどの金額が必要です。

パンダ店長
査定料や車売却費用など、用途不明な費用は大手買取店は取らないケースが大半だよ!
かかる費用 必須 金額
①査定料
(出張料)
請求されないことが多い 5,000円~10,000円
※ほとんどの買取店は無料
②名義変更手数料
(代行手数料)
請求されないことが多い 20,000円前後
③印紙代 請求されないことが多い 500円
④レッカー費用
(運送料)
請求されないことが多い 5,000円~20,000円
⑤車売却費用
(雑費)
請求されないことが多い 5,000円~15,000円
⑥印鑑証明書 必須
※普通自動車のみ
300円
※市区町村により異なる
⑦ローン残債 必須
※ローンが残っている場合
ローンにより異なる
⑧自動車税 自動車税が未納付の人 車種と時期により異なる
⑨所得税 事業用の車を売る人
※かかるケースは稀
車種と時期により異なる

車を売るところにもよりますが、費用は数百円から最大で5万円ほど発生する可能性があります。

それぞれの内容を詳しく確認していきましょう。

①査定料(出張料)※ほとんどの店舗で無料

ユーカーパックが査定している様子

本来、車査定は専任のスタッフが行う作業であるため、人件費が発生しています。

ただし、大手買取店は車を買い取らなければ仕事にならないため、この費用を自社で負担(無料)しています。

しかしディーラーの下取りなどは、無理に車を買い取らなくてもいいので、この費用を請求されることが稀にあるのです。

相場は5,000円〜10,000円程度と言われています。

パンダ店長
出張査定を依頼すると、出張料として査定料を取られるケースがあるんだ。
パンダ店長
ただ、最近では出張査定は無料なところがほとんどだよ。

②名義変更手数料

名義変更は運輸支局でないとできないため、必ず運輸支局に出向いて手続きをする人がいます。

そのため買取店やディーラーが手続きの代行費用として20,000円ほどかかることもあります。

しかしこれに関しても、買取店は必要経費として会社側で負担しているケースが大半です。

③印紙代

車を売る時、名義変更が必須です。

名義変更には印紙代として500円がかかるので、その費用を請求される可能性もあります。

④レッカー費用

レッカー車

動かない車や車検が切れている車などはレッカー車などを手配して運送することになります。

車買取店によっては、レッカー費用として5,000円~20,000円(距離による異なる)が掛かる可能性があります。

⑤車売却費用

車売却費用とは、いわゆる雑費です。

細かいことを言えば、書類の準備や手続等掛かっています。

また、自宅に取りに来てもらえば、人件費等も掛かっています。

とは言え、具体的に「何にいくら」と決まっていないのが実情。

買取店によっては、これを雑費として請求してくる可能性があります。

パンダ店長
大手買取店だとそんな心配はないんだけど、小さな買取店だとこうした不透明な費用を請求される可能性があるんだ。

⑥印鑑証明書

印鑑登録証明書

普通自動車を売る時には必ず印鑑証明書が必要になります。(軽自動車は不要です。)

印鑑証明書は、市区町村により異なりますが、300円程度は掛かります。

⑦ローン残債

ローンが終わっていない車は、当然ですが売ることはできません。

先に一括返済をして自分の所有物にし、その後売る手続きを取る必要があります。

そうなるとかかる費用が、一括返済の手数料。

一般的に一括返済の手数料は5,000円前後に設定されていることが多く、この費用を負担しないとローンを一括返済することができません。

パンダ店長
ディーラーローンは一括返済の手数料を取っているところが多いんだ!

ただし、銀行や信販会社のローンは手数料を無料としているところも多く、無料で一括返済ができる可能性があります。

主要な銀行の一括返済手数料は以下の通りです。

銀行 一括返済手数料 備考
三菱UFJ銀行 5,500円 インターネットからは無料
三井住友銀行 5,500円 窓口のみの対応
埼玉りそな銀行 無料 条件によっては一括返済不可

※2024年11月現在

ローンの残金が少ない場合など、銀行によっては一括返済を受け付けていないケースもあります。

しかし多くの銀行で一括返済は可能となっており、ネットバンクを使えば手数料が無料になるなどの特典があります。

車を売る費用を抑えたい場合、支払う手数料を節約することも考えた方が良いでしょう。

パンダ店長
もし数万円の手数料を請求されることがあったら、一度明細を出してもらうことをオススメするよ!

ローン残債がある車の売却については下記記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
この通りにすれば迷わない!ローン残債がある車を売るときの簡単4ステップ 車は、新車、中古車を問わず、マイホームの次に高い買い物。 現金一括では購入できず、ローンで購入している方も多いのではないでしょうか。 そんなローンで購入した車...

⑧自動車税※未納付の人

車を売るということは、名義を自分から別の人に変えるということ。

その際には、今までの自動車税を全て納付している状態でなければいけません。

つまり、未納の自動車税がある人は全て納付をする必要があるのです。

3〜4月に車を売る人は1年分の自動車税を支払う可能性がある

自動車税の課税ルールは、毎年4月1日時点のオーナーが納付するというもの。

つまり、3月末に車を売ると名義変更が間に合わず、課税対象者となってしまう可能性があるのです。

買取店はこうした事態の対応に慣れているため、買取額に自動車税分を上乗せするか後日返金をしてくれます。

パンダ店長
それでも一旦は自分で支払う必要があるんだ。

しかしディーラーや買取店によっては、こうした対応をしてくれない可能性もあります。

同じ査定額200万円だったとしても、自動車税込みの買取店より、税金分を後日返金してくれる買取店の方が買取価格は高いということです。

パンダ店長
3〜4月に車を売る人は、必ず自動車税の扱いについて協議しておこう!

車売るときの税金還付については下記記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
車を売却した時に前払いしている税金(自動車税・自動車重量税)は還付(返金)されるの? 車は毎年さまざまな税金を納めているのは常識です。例えば、毎年5月は自動車税を支払うことになります。 しかし自動車税は前払いであり、今後もその車に乗り続けること...

⑨所得税※該当する人は稀

普通に車を売るだけならば気にする必要はありません。

ただし、以下の条件を満たす人はケースによっては所得税が発生する可能性があります。

車売却で所得税が発生するケース

  • 事業用またはレジャー用の車を売るケース
  • 車の購入価格より売却価格の方が高かったケース
パンダ店長
仕事かレジャーで使っていた車が希少車で、購入価格より高く売れて利益が出た場合ってことだね!

このケースを見れば分かるように、車の購入価格より売却額が上回ることなどそうありません。

その上、車の売却で利益が得られたとしてもそのうちの50万円は控除されます。

つまり、50万円以上の利益が出た場合のみ、その額を確定申告しなければいけないのです。

パンダ店長
これはめったにないケースだから、あまり覚えておかなくても良さそうだね!

多くの買取業者は査定額から引かれる

説明してきた手数料で、代行費用や雑費などは表に見えないように処理されるケースが大半です。

かかる費用を現金で請求するとトラブルになる可能性があるため、査定額から引いてわかりにくくなっているのです。

そのため、車を売る際は査定額の明細をしっかり確認することが大事です。

パンダ店長
明細を見て、不明瞭な費用が計上されていたら、何の費用なのかしっかり聞くようにしよう!

車を売るときにかかる費用は、売主が払うべき費用(印鑑証明書、ローン残債、税金など)以外は無料にしている買取店がほとんど。

車を売る際には、これらの費用がかかるかどうかも気にするようにしましょう。

どれだけ査定額が高かったとしても、複数の不明瞭な費用が引かれたら買取価格が大幅に下がってしまう可能性があります。

手数料を取らない車買取業者を探して高く売る方法

車を売るのであれば、できるだけ高く売りたいと考えるのは当然。

その上かかる費用は最小限に抑え、少しでも手にする現金を多くしたいと考えると思います。

ここまでの説明でわかったことは、費用は不明瞭なものもあり、買取店によっては雑費として請求される可能性があるということ。

まどか
見かけの査定額は高かったとしても、こうした費用を引かれてしまったら意味がないですよね。
パンダ店長
そういうことだね。そうならないためにも、手数料がかからない買取店で車を売るのがオススメなんだ!

車一括査定を使うと、複数社の査定を比べられるから便利だよ!

車一括査定は車を高く売れるサービス

車一括査定とは、複数の買取業者への査定依頼が一度に行えるWEBサービス(サイト)のこと。

車一括査定の仕組み

自分で買取業者を1社1社探す必要がなく、査定額を比較できるため、高く売れるメリットがあります。

車の査定額を上げるためには、複数の買取業者を競わせることが最も有効です。

面倒な交渉をしなくても、業者間が査定価格を競って少しずつ値段を上げていきます。

オークションのような状態になるので、あなたはあまり交渉をしなくても査定額が上がっていくのです。

パンダ店長
同じB買取店に売った場合でも、車一括査定経由の方が高く売れる可能性が高くなるんだよ!

まどか
どうしてなんですか?

パンダ店長
買取業者からしてみると「車一括査定経由で申し込まれた人=他の買取業者にも査定依頼している」と思っているからだよ。足元をみた査定がしにくくなるんだ。

車一括査定を使うとライバル店を意識させて最高額で売却できる

まどか
なるほど!よく分かったわ。 車一括査定はいくつかサイトがあるみたいだけど、どこがオススメなんですか?

パンダ店長
参加している業者数が多いカーセンサーにしておくのがいいよ。

車一括査定のオススメはカーセンサー

車一括査定は色々なサイトがありますが、中でもオススメは「カーセンサー」です。

車一括査定の仕組み自体は、どのサイトも変わりませんが、依頼できる買取業者は車一括査定サイト毎に少しずつ異なるのです。

カーセンサーは下記のように参加している買取業者数が圧倒的。

  • カーセンサー:700社以上
  • ズバット車買取:200社以上
  • カービュー買取:300社以上
  • ナビクル:100社以上

大手~町の中古車屋さんまで、幅広く依頼できるのが「カーセンサー」なのです。

つまりそれだけあなたの車を高く買い取ってくれる買取業者が見つかる可能性が高いということです。

また、買取業者の連絡の希望日時を伝えたり、メール希望を出せるのもカーセンサーのみ。

任意項目

SPのカーセンサー申し込み画面1

連絡希望時間帯

SPのカーセンサー申し込み画面2

パンダ店長
上記はスマホの画面だけど、パソコンでも同じように申し込みできるよ!

買取業者の中には、メール連絡の要望を書いても、無視して電話連絡をしてくることもあります。

>> カーセンサーで査定相場チェック

また、どうしても複数社からの電話が嫌な場合はオークションを選択するのもオススメです。

カーセンサーはオークションの選べる

オークションを選択すると、電話は1つ(カーセンサーのスタッフ)のみで、第3者の査定員が査定してくれます。

その査定情報をもとに8,000社以上がネットで入札する仕組み。

オークション形式の車一括査定の仕組み

買取業者と直接交渉するわけではないので、通常の車一括査定の方が高額査定になりがちですが、ディーラー下取りや買取業者1社の査定よりは高くなる可能性があります。

>> カーセンサーで査定相場チェック

複数社からの営業電話は少なくしたいけど、買取業者としっかり交渉したいという方は「MOTA」がオススメです。

MOTA車買取を使うと、最大20社の買取業者がネット上に概算査定額を提示してくれます。そのうちの上位3社の買取業者のみ交渉権を持つサービスです。

つまり車一括査定のような電話ラッシュはなく、上位3社しか電話が掛かってきません。

もちろんネット上で見れる概算査定額を見て断っても大丈夫です。

パンダ店長
最近出てきたサービスだけど、しつこい電話が嫌だけど高く売りたい人にはいいサービスだね。

>> MOTAで査定相場チェック

車一括査定のオススメについては下記記事でさらに詳しく解説しています

あわせて読みたい
【2024最新】車一括査定サイトを徹底比較!おすすめ人気ランキングベスト8 車にはいつか必ず「手放すタイミング」があります。 今まで乗ってきた愛車です。手放す理由は人それぞれ。でも、 「どうせなら少しでも高く売りたい!」 「ただ手間や時...

また「とにかく安全な買取業者1社だけに査定依頼したい」方は「カーセブン」がオススメです。

理由は、「キャンセルは7日間OK」「売買契約後の減額がない」ことを公言しており顧客からの評価も高い買取業者だからです。

実際にカーセブンは、オリコンが実施する顧客満足度調査でも常にTOP3に入っています。

>> カーセブンで査定相場チェック

売買契約後のキャンセルや減額については下記記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
車買取の再査定による減額やキャンセルペナルティーによる罰則の対処法・回避する方法 車を高く売るためには、ディーラーではなくガリバーやビッグモーター(現:WECARS)などのいわゆる車買取業者を利用する人が増えてきています。 しかしディーラーと違っ...

カーセブンの評判については下記記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
カーセブンの評判って実際どうなの?悪い口コミが少なくて逆に怖い 車を買取店で売ろうと思った時、よく見るテレビCMが頭をよぎる人も少なくないでしょう。 カーセブンは積極的にテレビCMを放送している買取業者の1つ。 https://youtu.be...

また、古い車の買取ならどんな車でも0円以上の買取保証をしている「ソコカラ」「カーネクスト」がおすすめです。

>> ソコカラで査定相場チェック

>> カーネクストで査定相場チェック

当サイトでおすすめの買取業者ランキングは下記のとおりです。

[車買取店ランキングTOP7]
あわせて読みたい
【2024年11月】おすすめ車買取業者ランキングTOP8!車売るならどこがいい? 中古車買取を専門にしている業者は国内に多数存在しているため、その中から「本当におすすめの車買取業者」を調べるのは至難の業。 そこで参考にするのが「ランキング」...

まとめ

  • 車を売る時の費用は5種類あり、最大で3万円ほどかかる
  • 年度末に車を売る場合、自動車税を納付しなければいけない可能性がある
  • ローンを一括返済するときに5,000円ほどの手数料がかかる可能性がある
  • 手数料は不明瞭なものもあり、内訳を見せてもらうことが大事
  • 大手買取店は不明瞭な費用は請求しないので安心して車が売れる
目次