こんな悩みをスッキリ解消
- これから車のスクラップを予定している人
- 車のスクラップ相場を知っておきたい人
- オススメの解体業者を知りたい人
車は買い替えの際にディーラーや買取業者に売るのが一般的。
ただ、やむを得ない場合は廃車、もしくはスクラップを選択することになります。
- 廃車とは、自動車の登録情報を抹消すること
- スクラップとは、車を解体すること
この記事では、車をスクラップするときの業者の選び方と買取相場についてお伝えします。
2023年現在の廃車スクラップ相場まとめ
- 普通自動車:1.5t÷2×49,700円≒36,000円
- 軽自動車:0.8t÷2×49,700円≒20,000円
車をスクラップしないといけない時はどんな状態?
車をスクラップするときは本当に稀なケースです。
筆者に相談に来るほとんどの人は、まだまだ買取業者で十分値段が付いて売れる人ばかり。
まずは、あなたの車が本当にスクラップが必要なのかどうかを判断しましょう。
車のスクラップが必要になるケース
- シーン1.事故で全損になった
- シーン2.ボロボロの不動車で動かしていない車を処分する
- シーン3.買取業者では値段がつかなかった
シーン1.事故で全損になった
事故で車が大破してしまった時、当然ですが中古車として売れないので廃車もしくはスクラップするしかありません。
とはいえ、どこからが全損になるのか、ここで保険会社の見解を紹介します。
保険会社が認める全損の3パターン
- 車が盗難されて無くなった時
- 修理代が自動車保険の定める車の評価額を超えた時
- 車が修復不可能な状態であることが明らかな時
車両保険に入っている場合、上記3パターンに該当していれば保険金を全額もらうことができます。
ただし条件として、その車は保険会社に引き渡す必要があります。
つまり、廃車やスクラップは保険会社でやってくれるということ。
事故で全損した時は、保険会社に連絡するだけで問題ありません。
保険会社は事故で車が大破した際、判定員を派遣します。
その判定員が上記の3パターンに該当していることを確認すると「全損」と認定するのです。
その後は保険会社の指示に従って、保険金を受取るだけなので特別な行動は必要ありません。
シーン2.ボロボロの不動車で動かしていない車を処分する
庭に長期間放置している車など、誰が見ても「不動車」という車も廃車やスクラップの対象となります。
車検が切れていることはもちろん、エンジンも掛からない車です。
そうした不動車を修理して、買取業者に持っていくのは返ってマイナスになるため、廃車やスクラップする方がいいでしょう。
逆にエンジンが掛かれば、買取業者に持っていくと値段が付いて売れる可能性が十分あります。
シーン3.ディーラーや買取業者では値段がつかなかった
ディーラーや買取業者で値段が付かないことがあります。
古すぎたり状態が悪かったり、このままでは再販しても利益が出なそうな車は買取価格0円とされてしまうことがあるのです。
そういう車は、まずは廃車買取業者に持っていくといいでしょう。
車スクラップの買取相場と業者を探す方法
通常、業者にスクラップをお願いすると、通常は1万~2万円ほどの解体費用が取られてしまいます。
ただし、業者選び次第では自分の手元にお金が入ってくるということも。
車の車体やパーツには、数多くの鉄が使われています。
実はこの鉄、1キロあたり数百円で買い取られています。
つまり、車の鉄の量だけ買い取ってもらうことができるのです。
2023年最新の鉄スクラップ相場
鉄スクラップは、株のように変動しています。
一般社団法人日本鉄リサイクル工業会では、先月までの鉄スクラップの価格が発表。
鉄スクラップの価格推移は下記のようになっています。
年月日 | 北海道 | 東北 | 関東 | 中部 | 関西 | 中四国 | 九州 | 関東・中部・ 関西 三地区平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023年10月 | 45,500~46,500 | 48,500~49,500 | 50,000~51,500 | 49,000~50,000 | 50,000~51,500 | 51.000 中心 |
51,000 中心 |
49,700~51,000 |
2023年9月 | 45,500~46,500 | 48,500~49,500 | 50,500~51,500 | 49,500~51,000 | 50,000~51,000 | 51,000 中心 |
51,000 中心 |
50,000~51,200 |
2023年8月 | 45,500~46,500 | 48,500~49,500 | 50,000~51,000 | 48,500~50,000 | 49,500~51,000 | 51.000 中心 |
51,000 中心 |
49,300~50,700 |
2023年7月 | 45,500~46,500 | 48,500~49,500 | 50,000~51,000 | 48,000~49,000 | 48,500~50,000 | 49,500 中心 |
49,500 中心 |
48,800~50,000 |
2023年6月 | 44,500~45,500 | 47,000~48,000 | 48,500~49,500 | 48,000~48,500 | 47,500~50,000 | 48,500 中心 |
48,500 中心 |
48,000~49,300 |
2023年5月 | 43,000~44,000 | 45,000~46,000 | 46,000~47,000 | 45,500~47,000 | 46,000~49,000 | 47,000 中心 | 47,500 中心 | 45,800~47,700 |
2023年4月 | 45,500~46,500 | 47,000~48,000 | 48,000~49,000 | 48,000~49,500 | 47,500~49,500 | 49,500 中心 | 50,000 中心 | 47,800~49,300 |
2023年3月 | 49,000~50,000 | 51,000~52,000 | 52,000~53,000 | 52,000~53,000 | 52,500~53,500 | 53,000 中心 | 53,000 中心 | 52,200~53,200 |
2023年2月 | 48,500~49,500 | 51,500~52,500 | 53,000~54,000 | 52,500~53,500 | 53,000~54,000 | 53,500 中心 | 53,500 中心 | 52,800~53,800 |
2023年1月 | 44,000~45,000 | 48,500~50,000 | 50,500~51,500 | 50,000~51,000 | 49,500~51,000 | 51,000 中心 | 51,000 中心 | 50,000~51,200 |
2022年12月 | 44,000~45,000 | 46,500~48,000 | 48,000~49,000 | 48,000~49,000 | 48,500~50,000 | 49,000 中心 | 49,000 中心 | 48,200~49,300 |
2022年11月 | 41,000~42,000 | 44,000~45,500 | 46,000~47,000 | 44,500~46,000 | 45,500~48,000 | 46,000 中心 | 46,000 中心 | 45,300~47,000 |
2022年10月 | 45,000~46,000 | 47,000~49,000 | 49,500~50,500 | 48,000~48,500 | 49,000~52,000 | 50,000 中心 | 50,000 中心 | 48,800~50,300 |
2022年9月 | 45,500~46,500 | 47,500~49,500 | 50,000~51,500 | 47,500~48,500 | 49,000~51,500 | 50,000 中心 | 50,000 中心 | 48,800~50,500 |
2022年8月 | 42,000~43,000 | 42,500~44,500 | 46,000~47,000 | 45,500~46,500 | 46,000~47,500 | 47,000 中心 | 48,000 中心 | 45,800~47,000 |
2022年7月 | 36,000~37,000 | 35,500~37,500 | 39,500~40,500 | 40,000~41,500 | 41,000~42,500 | 42,000 中心 |
41,500 中心 |
40,200~41,500 |
2022年6月 | 47,000~48,000 | 47,500~48,500 | 50,000~51,000 | 53,000~54,000 | 52,000~53,000 | 52,000 中心 |
52,000 中心 |
51,700~52,700 |
2022年5月 | 54,000~55,000 | 54,000~55,000 | 56,000~57,000 | 56,000~57,000 | 57,500~58,500 | 57,000 中心 |
57,000 中心 |
56,500~57,500 |
2022年4月 | 61,500~62,500 | 62,500~63,500 | 65,500~66,500 | 64,500~65,500 | 66,000~67,500 | 65,500 中心 |
65,500 中心 |
65,300~66,500 |
2022年3月 | 60,500~61,500 | 60,500~61,500 | 63,500~64,500 | 63,500~64,500 | 64,500~65,500 | 64,500 中心 |
64,500 中心 |
63,800~64,800 |
2022年2月 | 51,500~52,500 | 53,000~54,000 | 56,000~57,500 | 55,000~56,000 | 56,500~57,000 | 57,000 中心 |
57,000 中心 |
55,800~56,800 |
2022年1月 | 47,500~48,500 | 50,000~51,000 | 51,000~52,000 | 52,000~53,500 | 52,500~54,000 | 54,000 中心 |
54,000 中心 |
51,800~53,200 |
2021年12月 | 47,500~48,500 | 50,500~51,500 | 51,000~53,000 | 52,500~53,500 | 54,000~55,500 | 54,000 中心 |
54,000 中心 |
52,500~54,000 |
2021年11月 | 48,500~49,500 | 52,500~53,500 | 54,000~55,000 | 54,000~55,000 | 56,500~57,500 | 54,000 中心 |
54,500 中心 |
54,800~55,800 |
2021年10月 | 49,500~50,500 | 53,500~54,500 | 55,000~56,000 | 57,500~58,500 | 56,500~57,500 | 55,000 中心 |
56,000 中心 |
56,300~57,300 |
2021年9月 | 45,500~46,500 | 46,000~47,000 | 46,500~47,500 | 49,000~50,000 | 51,000~52,000 | 51,000(海上) | 51,000(海上) | 48,800~49,800 |
2021年8月 | 45,000~46,000 | 46,000~47,000 | 47,000~48,000 | 46,500~48,000 | 49,500~50,500 | 49,500 中心 |
48,000 中心 |
47,700~48,800 |
2021年7月 | 45,500~46,500 | 47,000~48,000 | 48,500~49,500 | 49,000~50,000 | 50,500~51,500 | 50,500 中心 |
49,000 中心 |
49,300~50,300 |
2021年6月 | 46,000~47,000 | 47,000~48,000 | 49,000~50,000 | 50,500~51,500 | 50,000~51,500 | 51,000 中心 |
50,000 中心 |
49,800~51,000 |
単位は、円/トンです。
このグラフを見ると、2017年後半~2018年は30,000円越えとかなり価格が好調でした。
そして、2019年以降は後半に向けて下降トレンド、2020年はコロナショックもあり大きく下落しましたが、その後はインフレも加速したのもあり、2021年後半以降は50,000円越えの高水準となっています。
さらには2022年の資材の高騰なども受けて、鉄スクラップ価格も上がっていますが、2023年現在は横ばい傾向です。
現在の車の半分程度は鉄で出来ています。
おおよそ普通自動車の車両重量は1.5t、軽自動車は0.8tが平均。
つまり車の鉄スクラップは下記が買取相場です。
- 普通自動車:1.5t÷2×49,700円≒36,000円
- 軽自動車:0.8t÷2×49,700円≒20,000円
※鉄のスクラップ価格は地域により幅があるため52,000円として計算
スクラップは廃車買取業者でOK
昔は、スクラップする業者(工場)と廃車買取業者がそれぞれ独立していました。
ただし、最近は廃車買取業者がスクラップも行っているケースがほとんど。
さらにスクラップ業者にお願いしても、解体費用はもちろん、スクラップ後に自分で廃車の抹消手続きをする必要があります。
抹消手続きにも一時抹消と永久抹消の2種類あります。
- 一時抹消とは、ナンバープレートや車検証を返納して、一時的に公道を走れない状態にすること
- 永久抹消をカンタンに説明すると、永久に車が走れない状態にすること
今回はスクラップしていて一生使わないので、永久抹消手続きでOKです。
スクラップにかかる費用や廃車の永久抹消手続きに必要な書類は下記の通り。
スクラップ業者にお願いしたときにかかる費用
- スクラップ(解体)費用:0.5~1万円
- 廃車の抹消手続きの申請費用:約500円
- 廃車の抹消手続き代行費用:1~2万円(※自分で行えば不要)
- レッカー代:1~3万円(※距離による、自分で持っていく場合は不要)
- 合計:約0.5~6万円
廃車の永久抹消手続きに必要な書類
- 印鑑証明書(※所有者のもので、3ヶ月以内のもの)
- 委任状(※業者に代行をお願いする場合、所有者の実印必要)
- 車検証
- ナンバープレート(※前と後ろの両方)
- 手数料納付書(※運輸支局の窓口に準備されている)
- 永久抹消申請書(OCRシート第3号様式の3)(※運輸支局の窓口に準備されている)
- 所有者本人が直接申請する場合は実印を押印
- 解体に係わる移動報告番号、解体報告記録日を記載
自動車税還付に必要な書類
- 振込先の金融機関名、支店名、口座番号、口座種類等
- 代理人申請の場合は、代理人の印鑑
- 自動車重量税還付金を所有者以外が受け取る場合は、所有者が自署・押印、または実印を押印し、受取人を受任者とした委任状
- 本人確認(番号確認及び身元確認)書類
- 番号確認書類:個人番号カード、通知カード又は個人番号が記載された住民票
- 身元確認書類:(所有者本人が申請する場合)個人番号カード又は運転免許証、(代理人が申請する場合): 代理人の個人番号カード又は代理人の免許証
特に、スクラップした場合は、「移動報告番号」「解体報告記録日」がスクラップしたことの証明として必要になりますので、注意しましょう。
また、廃車手続き費用として、1~2万円ほどかかります。さらに、基本的には廃車の抹消手続きは、頻繁に行うものでもないため、基本的には業者に代行をお願いすることになると思います。
そうすると、さらに1~2万円は掛かってしまうのです。
上記を見ると、スクラップ買取金を受け取ったとしても、解体費用や手続き費用などを差し引くとお金が残らないどころか、マイナスになるのを理解いただけると思います。
これから紹介する廃車買取業者は、廃車等の手続きも無料でやってくれるところ。
さらに、廃車にするのかスクラップにするのかも廃車業者に任せればOKです。
意外にも走る車であれば、海外で需要があり、スクラップの買取額以上の値段が付く場合があります。
筆者としては、スクラップ業者ではなく、廃車買取業者にするのをオススメしています。
おすすめの廃車専門業者
廃車買取業者と言われても、頻繁に利用するものではないため、どこがいいのか分からないという方が多いと思います。
中でも当サイトでオススメしているのは「ソコカラ」「カーネクスト」という廃車専門の業者です。
ソコカラ、カーネクストがオススメな3つの理由
- 99%の買取保証
- 引き取りにかかるレッカー代が無料
- 全国どこでも買取してくれる
ソコカラは元日本代表の本田圭佑さんを起用したTVCMで知名度が急上昇している廃車業者。
廃車業者の中では老舗で創業25年にもなる実績抜群の廃車業者です。
廃車業者でも数少ない全国対応しており、99%買取保証、さらに今なら最低買取保証10,000円以上のキャンペーンを実施しています。
カーネクストはTVCMや2023のWBCの公式スポンサーにもなっており、知名度が向上中の廃車業者。
99%の買取保証が付いており、車を運送するレッカー代や手続の費用も無料対応してくれます。
カーネクストも全国対応しています。
廃車にするほどではない車なら車一括査定がオススメ
「まだ普通に走れるし、スクラップ、もしくは廃車にするほどの車ではない気がする!」
そんな時は車一括査定の利用がオススメ。
車一括査定とは、複数の買取業者への査定依頼が一度に行えるWEBサービス(サイト)のこと。
自分で買取業者を1社1社探す必要がなく、査定額を比較できるため、高く売れるメリットがあります。
車一括査定なら、古いボロボロの車でも十分買い取ってもらえる可能性はあります。
車一括査定のオススメは「カーセンサー」
車一括査定は色々なサイトがありますが、中でもオススメは「カーセンサー」です。
車一括査定の仕組み自体は、どのサイトも変わりませんが、依頼できる買取業者は車一括査定サイト毎に少しずつ異なるのです。
カーセンサーは下記のように参加している買取業者数が圧倒的。
- カーセンサー:700社以上
- ズバット車買取:200社以上
- カービュー買取:300社以上
- ナビクル:100社以上
大手~町の中古車屋さんまで、幅広く依頼できるのが「カーセンサー」なのです。
つまりそれだけあなたの車を高く買い取ってくれる買取業者が見つかる可能性が高いということです。
また、買取業者の連絡の希望日時を伝えたり、メール希望を出せるのもカーセンサーのみ。
任意項目
連絡希望時間帯
また、どうしても複数社からの電話が嫌な場合はオークションを選択するのもオススメです。
オークションを選択すると、電話は1つ(カーセンサーのスタッフ)のみで、第3者の査定員が査定してくれます。
その査定情報をもとに8,000社以上がネットで入札する仕組み。
買取業者と直接交渉するわけではないので、通常の車一括査定の方が高額査定になりがちですが、ディーラー下取りや買取業者1社の査定よりは高くなる可能性があります。
複数社からの営業電話は少なくしたいけど、買取業者としっかり交渉したいという方は「MOTA」がオススメです。
MOTA車買取を使うと、最大20社の買取業者がネット上に概算査定額を提示してくれます。そのうちの上位3社の買取業者のみ交渉権を持つサービスです。
つまり車一括査定のような電話ラッシュはなく、上位3社しか電話が掛かってきません。
もちろんネット上で見れる概算査定額を見て断っても大丈夫です。
車一括査定のオススメについては下記記事でさらに詳しく解説しています
また「とにかく安全な買取業者1社だけに査定依頼したい」方は「カーセブン」がオススメです。
理由は、「キャンセルは7日間OK」「売買契約後の減額がない」ことを公言しており顧客からの評価も高い買取業者だからです。
実際にカーセブンは、オリコンが実施する顧客満足度調査でも常にTOP3に入っています。
売買契約後のキャンセルや減額については下記記事で詳しく解説しています。
カーセブンの評判については下記記事で詳しく解説しています。
また、古い車の買取ならどんな車でも0円以上の買取保証をしている「ソコカラ」「カーネクスト」がおすすめです。
当サイトでおすすめの買取業者ランキングは下記のとおりです。
[車買取店ランキングTOP7]車を抹消手続きした時は4つの返戻金がある
廃車やスクラップで車を抹消した際には4つの返戻金があります。
車を抹消したときに戻ってくる4つのお金
- 自動車税
- 重量税
- 自賠責保険
- 自動車保険
1.自動車税
自動車税は毎年5月に、翌年の3月までの分を支払っておくもの。
もし途中で車を抹消手続きした場合、自動車税を12で割った数字の、残りの月数分返戻金があるのです。
排気量別の自動車税は下記の通り。
車の区分 | 総排気量 | 2019年10月以降 購入した車の税額 |
2019年10月より前 購入した車の税額 |
---|---|---|---|
自家用乗用車(普通車) | 1L以下 | 25,000円 | 29,500円 |
1~1.5L以下 | 30,500円 | 34,500円 | |
1.5~2.0L以下 | 36,000円 | 39,500円 | |
2.0~2.5L以下 | 43,500円 | 45,000円 | |
2.5~3.0L以下 | 50,000円 | 51,000円 | |
3.0~3.5L以下 | 57,000円 | 58,000円 | |
3.5~4.0L以下 | 65,500円 | 66,500円 | |
4.0~4.5L以下 | 75,500円 | 76,500円 | |
4.5~6.0L以下 | 87,000円 | 88,000円 | |
6.0L以上 | 110,000円 | 111,000円 | |
自家用乗用軽自動車 | 660cc | 10,800円 | 10,800円 |
※2024年12月現在
返戻金の計算式は下記の通り。
自動車税の還付金=年税額÷12ヶ月×名義変更(または抹消登録)翌月から3月までの月数
事例を見てみましょう。
トヨタ アクアを1月に廃車した場合(※2019年10月より前に購入した車)
- トヨタ アクアは、排気量が1,496ccなので自動車税は34,500円
- 自動車税の還付金=34,500円÷12ヶ月×2=5,750円
トヨタ プリウスを9月に廃車した場合(※2019年10月より前に購入した車)
- トヨタ プリウスは、排気量が1.8Lなので自動車税は39,500円
- 自動車税の還付金=39,500円÷12ヶ月×6=19,750円
ただし返戻金があるのは普通車のみで、軽自動車にはそのような制度がないので1年の途中で廃車スクラップしても自動車税は戻ってきません。
自動車税の還付については下記記事でさらに詳しく解説しています。
2.自動車重量税
重量税は車検のたびに2年分支払っています。
つまり途中で抹消手続きをした場合、次の車検までの残月数の分が返戻金として受け取れます。
重量税の税額は下記の表の通り。
車両重量 | 税額 | 初年度登録から13年以上 税額 |
---|---|---|
軽自動車 | 6,600円 | 8,200円 |
0.5トン以下 | 8,200円 | 11,400円 |
0.5~1トン以下 | 16,400円 | 22,800円 |
1~1.5トン以下 | 24,600円 | 34,200円 |
1.5~2トン以下 | 32,800円 | 45,600円 |
2~2.5トン以下 | 41,000円 | 57,000円 |
2.5~3トン以下 | 49,200円 | 68,400円 |
※2024年12月現在
返戻金の計算式は下記の通り。
自動車取得税の還付金=税額÷24ヶ月(※1回目の車検前なら36ヶ月)×残車検月数
事例を見てみましょう。
トヨタ アクアを車検から1年2ヶ月(14ヶ月)乗っていた場合
- トヨタ アクアは、排気量が1,496ccなので自動車税は24,600円
- 自動車税の還付金=24,600円÷24ヶ月×(24ヶ月-14ヶ月)=10,250円
トヨタ プリウスを車検から2ヶ月乗っていた場合(1回目の車検前)
- トヨタ プリウスは、排気量が1.8Lなので自動車税は32,800円
- 自動車税の還付金=32,800円÷36ヶ月×(36ヶ月-2ヶ月)=30,977円
廃車を手続きする際は、還付申告書を運輸支局に提出します。
その後2〜3ヶ月で還付されるので、忘れずに請求するようにしましょう。
3.自賠責保険
自賠責保険も車検の際に24ヶ月分支払います。
そのため廃車スクラップした場合は残りの月数に応じた金額が戻ってくるのです。
自賠責保険の金額と1ヶ月あたりの金額は以下の表の通り。
車の種類 | 自賠責保険料(24ヶ月) | 1ヶ月あたりの金額 |
---|---|---|
自家用乗用自動車 | 21,550円 | 897円 |
軽自動車 | 21,140円 | 880円 |
※出典:金融庁「自賠責保険基準料率改定の届出について」より
※離島以外の地域(沖縄県を除く。)、2020年4月以降の料金改定適応後
返戻金の計算式は下記の通り。
自賠責保険の還付金=1ヶ月当たりの金額×残自賠責月数
自賠責の還付を受けるためには自分が契約している保険会社に連絡する必要があります。
廃車にした時に発行される書類を用意して、自賠責保険の保険証券に記載されている連絡先に連絡するようにしましょう。
4.自動車保険の解約によって保険料も戻ってくる
自動車保険を年払いで支払っている人は、途中解約で返戻金を受け取ることが可能です。
これを短期料率といい、解約時に残った保険の月数に応じて一定の金額が戻ってきます。
短期料率というのは以下の表のように決められており、支払った年間保険料を100として返還される保険料を計算します。
期間 | 短期料率 |
---|---|
7日まで | 0.1 |
15日まで | 0.15 |
1ヶ月まで | 0.25 |
2ヶ月まで | 0.35 |
3ヶ月まで | 0.45 |
4ヶ月まで | 0.55 |
5ヶ月まで | 0.65 |
6ヶ月まで | 0.7 |
7ヶ月まで | 0.75 |
8ヶ月まで | 0.8 |
9ヶ月まで | 0.85 |
10ヶ月まで | 0.9 |
11ヶ月まで | 0.95 |
12ヶ月まで | 1 |
計算は、自動車保険を契約した日から何日までに解約したのかで決まります。
例えば4〜5ヶ月の間に解約した場合、「5ヶ月までの65%」が適応されます。
支払った年間保険料が5万円とすると、5万円の65%で32,500円が返還される保険料となるのです。
まとめ
- スクラップにする車でも5,000円〜4万円程度では引き取ってくれる
- スクラップ業者にお願いすると、手数料等がかかり、マイナスになる可能性もある
- 廃車業者にお願いすると手数料なども無料でやってくれる
- 廃車をお願いするなら「カーネクスト」がオススメ
- 抹消手続きをすると4つの返戻金が受け取れる可能性あり