交通刑務所とは?入る条件や生活、食事内容、面会時間について解説

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交通刑務所とは?入る条件や生活、食事内容、面会時間について解説

こんな悩みをスッキリ解消

  • 交通刑務所に入る条件やどうやって刑が確定するのか知りたい
  • 交通刑務所とはどんな施設でどんなことをするのか知りたい
  • 交通刑務所と一般の刑務所の違いが知りたい

運転免許を取得して公道を走行するということは、常に事故の責任を負う必要があるということ。

道路交通法に違反すると、罰金や懲役刑が課せられます。

懲役刑が課せられた人が収監される施設に「交通刑務所」というものがあります。

本記事では施設の概要や収監される条件を解説。

また、全国に2つしかない交通刑務所の特徴や、一般の刑務所との違いを紹介しています。

最後まで読むことで、交通刑務所がどんな場所なのかハッキリわかるようになるでしょう。

目次

交通刑務所とは?

まずはじめに、交通刑務所というのは俗称であり、そういう刑務所があるというわけではありません。

道路交通法違反は軽微なものなら罰金などで済みますが、重大なものであれば懲役刑や禁固刑となります。

そうした人を専門的に受け入れている刑務所を、「交通刑務所」と呼んでいるのです。

まどか
でも、交通刑務所って普通の刑務所と何が違うんですか?
パンダ店長
交通刑務所は、凶悪犯ではないことから行動の制限が少ないのが特徴なんだ!

交通刑務所と一般的な刑務所との違い

交通刑務所に入るのは、道路交通法を違反した人。

つまり故意に殺人を犯したり、一般市民を恐怖に陥れる事件を起こした人ではありません。

そのため刑務所にある高い塀などがなく、刑務所内でもある程度の自由が認められているのです。

パンダ店長
ここで、交通刑務所と普通の刑務所の違いを一覧表で紹介するよ!
比較項目 普通の刑務所 交通刑務所
収監条件 法律を犯した人 道路交通法を犯した人
刑務作業 あり あり
高い塀 あり なし
鉄格子 あり なし
厳重な監視 あり なし
部屋の鍵 あり 一部なし
面会制限 あり 一部なし

※2024年7月現在

交通刑務所は取り囲んでいる高い塀もなく、脱走防止の鉄格子もありません。

刑務所内の移動も本人の意思で可能で、手錠や紐で繋がれて移動するようなこともありません。

交通刑務所の方が個人の自由が多いのです。

交通刑務所でも刑務作業はある

まどか
一般的な共同生活を送る場であって、厳しく行動を制限されることはないってことなんですね。
パンダ店長
もちろん、刑務所であることに変わりはないから、きちんとやるべきことはあるんだ。

一般的な刑務所と違い、自由が認められている交通刑務所ですが、刑務所であることには変わりありません。

刑務作業という、刑務所内での仕事のようなものもあり「木工、印刷、洋裁、金属加工、革加工、農業」などの仕事をします。

作業時間は1日8時間以内に定められていて、本人のスキルなどに応じて適切な作業が充てがわれます。

交通刑務所は交通安全指導がある

パンダ店長
交通刑務所ならではの特徴として「交通安全に関する指導」というものがあるんだ。

交通刑務所は飲酒運転やひき逃げといった、悪質な道路交通法違反者が収監されます。

そのため交通安全に関する講習などが行われ、公道復帰に向けて指導が行われます。

刑期が終えそうな人は敷地内で自動車教習が受けられるという特徴もあります。

まどか
刑務所内で車の教習まで受けられるんですね!ちなみに、交通刑務所に入る条件はあるんですか?
パンダ店長
更生の可能性が高い人が入ると言われているよ。

交通刑務所に入れる可能性が高い2つの条件

交通刑務所に収監されるのは重大な道路交通法違反を犯した人だけ。

つまり、以下の条件が揃った時に刑務所に入る可能性が出てきます。

交通刑務所に入る条件

  • 条件1.飲酒運転や危険運転で重大な事故を起こした
  • 条件2.その事故によって被害者が出てさらに死亡した

飲酒運転は悪質な道路交通法違反ですが、物損事故なら罰金刑となる可能性が考えられます。

しかし飲酒運転が原因で死亡者が出た場合、「相手を死亡させた」として更に罪が重くなります。

第二条 次に掲げる行為を行い、よって、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する。

一 アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させる行為

※出典:e-GOV「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」より

法律にも定められていてるように、飲酒運転による死亡事故は一年以上の有期懲役となっています。

パンダ店長
有期懲役というのは最大の期間が決まっている懲役刑で、最長で二十年と決まっているんだ。

つまり、悪質な飲酒運転による死亡事故の場合、最長で二十年の懲役刑となる可能性があります。

飲酒運転ではなく危険運転で人を死亡させた場合も同じです。

こうした重大な事故を引き起こした時、交通刑務所に収監される可能性が出てくるのです。

パンダ店長
罰金刑なのか刑務所に入るのか、またその額や金額は全て裁判によって決まるんだ。
まどか
ということは、罰金刑で済むと思っていた事故でも裁判によっては刑務所に入る可能性も出てくるってことですか?
パンダ店長
そういうことだね。必ずしも危険運転や飲酒運転で人を死亡させてしまった時だけに刑務所に入るというわけではないんだ。

罰金刑か刑務所に入るかは裁判で決まる

事故を起こした時、罰金刑で済むのか刑務所に入るのかは裁判で確定します。

ここで紹介している指針が絶対ではなく、刑が確定するのはあくまで裁判であることを覚えておきましょう。

交通事故を起こして逮捕された時、以下の流れで刑が確定します。

  1. 逮捕
  2. 勾留
  3. 起訴
  4. 刑事裁判
  5. 判決

この裁判で実刑判決を受けた時、刑務所への収監が確定します。

そして交通刑務所に入るかどうかは、指標に則って決められます。

パンダ店長
明確な指標は公表されていないけど、以下の3つがポイントになるんだ。

交通刑務所に入るかどうかのポイント

  • ポイント1.刑務所に入るのが初めてである
  • ポイント2.脱走などの恐れがない
  • ポイント3.更生する可能性が高い人

冒頭でもお話しましたが、交通刑務所は比較的自由が認められている場。

普通の刑務所より塀も低く鉄格子もないため、脱走の恐れがない人が優先されます。

そして更生の可能性が高い人かどうかも重視されます。

また何度も刑務所に入っている人は更生の可能性は低く、一般の刑務所に収監される可能性が高いと言われています。

まどか
う〜ん、やっぱりハッキリとはしていないってことですね。
パンダ店長
刑の基準などは公開するわけにはいかないからね。

交通刑務所に入った時の生活

一般の刑務所では、面会できる曜日と時間帯が限られています。

対する交通刑務所は、時間帯と曜日の指定がありません。

つまり、毎日面会が可能ということ。

ただし祭日は対象外であること、面会できるのは1日1組30分までという制限は設けられています。

また運転免許証などの身分証明書の提示が求められます。

パンダ店長
差し入れも可能だけど、外部と通信できるものを除く「生活に必要なもの」という制限があるよ。

食事は一般の刑務所と同じ

交通刑務所の食事は豪華なのかと思いますが、食事に関してはどの刑務所も変わりません。

主食とおかずのシンプルなものですが、栄養などが考慮されている健康的な食事が提供されます。

食事の時間は決まっていて、指定された時間内で食べる必要があります。

  • 朝食:7時10分〜25分まで
  • 昼食:12時00分〜30分まで
  • 夕食:17時00分〜15分まで

昼食だけ長く見えますが、これは昼休憩を含みます。

そのため、休憩時間を長く取りたい受刑者は食事を早めに済ませるようです。

パンダ店長
刑務作業は朝の8時から16時までと決まっているんだ。

交通刑務所は寮での生活が基本

交通刑務所は、収監期間に応じて以下4つの寮で生活します。

  1. 新入寮
  2. 準開放寮
  3. 開放寮
  4. 希望寮

収監される期間が長いほど自由度が増し、開放寮と希望寮に関しては鍵がかかっておらず、移動が自由にできます。

新入寮は独房となっており、鍵もかけられます。

交通刑務所内での生活態度に応じて移動できるシステムを採用しているのです。

パンダ店長
寮内には本棚が設置されていて、自由時間を読書をして生活することもできるんだ。

交通刑務所の場所は全国に2箇所のみ

交通刑務所の収監条件は非常に厳しいことはすでにお伝えしました。

というのも、交通刑務所は全国に2つしかないのです。

ここでは、全国に2つしかない交通刑務所についてカンタンに紹介します。

全国にある交通刑務所2つ

  1. 千葉県「市原刑務所
  2. 兵庫県「加古川刑務所

市原刑務所

市原刑務所

※出典:総務省より

加古川刑務所

加古川刑務所

※出典:総務省より

パンダ店長
加古川刑務所は一般の刑務所と併設されているから、完全な交通刑務所は千葉県の「市原刑務所」だけなんだ。

市原刑務所は他の受刑者がいない、完全な交通刑務所です。

そのため高い塀もなく、何かの学校と見間違えるような外観です。

定期的に部外者が入れるイベントを開催しており、かなり自由度の高い刑務所であることがわかります。

対する加古川刑務所は、一般の刑務所の中に「交通関係の受刑者を収監するエリア」というものが設けられている程度。

他の受刑者と棲み分けはされていますが、一般の刑務所内にあるため市原刑務所に比べると開放感には欠けています。

まとめ

  • 交通刑務所とは正式名称ではなく、道路交通法違反者を収監する刑務所の俗称
  • 普通の刑務所と比べ凶悪犯がいないことから所内の自由度が高いのが特徴
  • 収監の条件は厳しく、大半の人は普通の刑務所に収監されることになる
  • 懲役は最長で20年なので、20年近く収監される可能性もある
  • 交通刑務所は千葉県と兵庫県の2つしかなく、兵庫は普通の刑務所に併設されている
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