こんな悩みをスッキリ解消
- 新型コロナウィルスの影響による車の買取相場を心配している
- どうしてコロナで車買取相場が変わるのかを知りたい
- 相場が下がっていてもなるべく影響を受けずに車を高く売りたい
世界中で猛威を振るう新型コロナウィルス。
テレビニュースでは暗い経済の話ばかりで、今後も不況が続くと言われています。
「仕事がなくなり車が維持できなくなった」「車を使わない生活になった」という理由で、車を手放そうと考えた時、新型コロナウィルスによる車買取相場の下落が気になります。
そこで本記事では、なぜ新型コロナウィルスで車買取相場が下がったのかをわかりやすく解説。
その後、コロナ禍でも影響を最小限に抑えて車を高く売る方法を紹介していきます。
【事例あり】新型コロナウィルスの影響で車買取相場は下がっている
世界中で感染拡大している新型コロナウィルス。
各国の経済活動が停滞していることもあり、世界的な不況が心配されています。


トヨタ プリウスの買取相場
下記は中古車市場でも人気の高い「トヨタ プリウス」の車買取相場のグラフ。
※出典:グーネット買取「プリウス買取相場・プリウス査定価格」より
2020年になりコロナウィルスが流行したタイミングから、買取相場が右肩下がりになっているのが分かります。
トヨタ ランドクルーザープラドの買取相場
次に紹介するのは買取相場が安定していることで有名な「トヨタ ランドクルーザープラド」の車買取相場。
※出典:グーネット買取「ランドクルーザープラド買取相場・ランドクルーザープラド査定価格」より
2020年になってからプリウスよりもわかりやすく買取相場が下落しています。
ホンダ N-BOXの買取相場
最後に、日本市場で最も人気の「ホンダ N-BOX」の車買取相場を紹介します。
※出典:グーネット買取「N-BOXカスタム買取相場・N-BOXカスタム査定価格」より
軽自動車は需要があり、常に高値で取引されています。
中でもホンダのN-BOXは人気車種ということもあり、買取相場は安定。
そんなN-BOXでも、2020年になってから買取相場が若干下がってしまっていることが分かります。


買取相場が下がっている3つの理由
新型コロナウィルスの影響で、どの車も買取相場が右肩下がりになっていることは前章で分かりました。
では、何故こんなにも買取相場が下がってしまっているのでしょうか。
車買取相場が下がっている3つの理由
- 理由1.海外への車の輸出が禁止になった
- 理由2.買い控えが起きている
- 理由3.外出自粛により事故が減少した

理由1.海外への車の輸出が禁止になった
中古車が高く買い取られているのには、海外での日本車人気が大きく影響していました。
日本車は海外での需要が高く、買取業者は海外に輸出して稼ぐことが多かったのです。
しかし3月下旬、日本から海外への輸出が禁止され、車のやり取りができない状態になりました。
その結果、輸出で利益を上げていた買取業者は車を買い取れなくなってしまったのです。

その上、買取業者は輸出できなくなった車を在庫として抱える事になってしまったため、買取代金を捻出できなくなってしまったのです。

今現在、車買取業者は現金が少なく、再販の目処が立たない在庫車を数多く抱えている状態です。
こうなってしまうと、新規で車を買い取る余裕などないのです
理由2.買い控えが起きている


新型コロナウィルスは世界中で流行しているため、その影響は日本国内にも出ています。
長らく経済活動は停滞し、日本も本格的な不況に突入。
当然車を買い控える流れになってしまったのです。

新車販売台数 | 2019年 | 2020年 |
---|---|---|
1月 | 407,970台 | 360,098台 |
2月 | 479,421台 | 430,180台 |
3月 | 640,803台 | 581,430台 |
4月 | 378,675台 | 270,390台 |
5月 | 396,116台 | 218,283台 |
6月 | 450,393台 | 347,361台 |
※出典:一般財団法人「新車・年別販売台数」より
この比較表を見ると、車買取相場が下がり始めた2020年1月から、前年同月比で新車が売れていないことが分かります。
3月からは特に新車が売れなくなり、月が変わるたびに状況は深刻になっています。

その上政府は、2020年4月16日に車検の有効期限の延長を発表。
6月までに車検が切れる車を、7月1日まで有効期限を延ばすことにしたのです。
新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言の延長を受け、国土交通省は7日、全国の都道府県で登録されている車を対象に、自動車検査証(車検証)の有効期間をさらに延ばすと発表した。延長されるのは、6月30日までに車検証が無効になるすべての車で、新たな期限は7月1日。
※出典:朝日新聞デジタル「車検の有効期間を7月1日まで延長 国交省、全国が対象)」より
車検が延長されれば、車検をキッカケに車を買い換える人が減ります。
その結果、新車の販売台数は更に減少してしまったのです。

こうした背景から起こるのが「買い控え」。
今乗れている車を無理に買い換える理由もなく、コロナウィルスが落ち着いたら買い換えようとみんなが考えているのが予想できます。

買い控えは新車も中古車も関係なく起きています。
車が売れないとなれば、当然車買取相場は下がってしまうのです。
理由3.外出自粛により事故が減少した
人が移動すれば起きるのが事故。
事故で車を失い買い換えるという人もいますが、外出自粛の結果、事故自体が激減しているのです。

新型コロナウィルスまん延を防ぐため、不要不急の外出は控えるように呼びかけられています。
そのためゴールデンウィークも帰省をしない人がほとんどで、事故が起きにくい環境が自然とできているのです。
5月15日に警察庁が発表した「交通事故統計月報(令和2年4月末)」によると、4月の交通事故発生件数が2万805万件、前年同月比36.2%減少と大幅に交通事故が減っています。


今や世界的な不況で、国内外で車が売れない時代になっています。
そんな中、車買取相場が上がることはなく、しばらく右肩下がりであることは間違いありません。
とはいえ、何らかの理由で車を売りたい人はいるはずなので、次章ではこのコロナ禍でも車をなるべく高く売る方法を紹介します。
コロナ禍で車を売るときの注意点3つ
コロナウィルスのせいで失業して収入が無くなった人、テレワークで車が必要なくなった人など、コロナ禍で生活が変わる今、車に対する向き合い方も変わりつつあります。
正直なところ、こういう買取相場が不安定な時は、売らないのがベストです。
ただし、どうしても今のタイミングで車を売ることを考えているなら、これから紹介する3つの注意点はしっかり覚えておきましょう。
コロナ禍で車を売るときの注意点3つ
- 注意点1.買取相場をしっかり確認する
- 注意点2.買取店の言い訳を鵜呑みにしない
- 注意点3.複数の買取店の査定を受ける

注意点1.買取相場をしっかり確認する
車買取相場が下がっていることはすでに紹介しましたが、全ての車の相場が下がっているわけではありません。

下記はスズキの人気車種「スペーシアカスタム」の車買取相場。
※出典:グーネット買取「スペーシアカスタム買取相場・スペーシアカスタム査定価格」より
コロナの後でも比較的相場な安定していることが分かります。
軽自動車は日本だけの規格なので、基本的に海外に輸出はしていません。
そのため、国内での需要がある限りは相場も比較的安定しているのです。

どんな車でも相場が下がっているわけではないので、車を売る前には必ず買取相場のチェックをしましょう。


注意点2.買取店の言い訳を鵜呑みにしない
車買取相場が下がっているのは事実ですが、全ての車に当てはまるわけではないことはすでに説明しました。
ただし、買取業者にとってみると買い叩くチャンスでもあるのです。
例えば、買取業者の人にこういう風に言われるとどう思いますか?


Twitterを見ても、中古車の相場が下がっているというニュースや噂を聞いて鵜呑みにしている人も多いです。
コロナ禍で中古車が「買いどき」か 輸出できず相場価格が下落。新型コロナ禍の影響で、中古車の輸出が止まってしまっている。日本での在庫が飽和状態となり、一部の車種の相場価格は下がっているそう。欲しい車種があるなら、この機にチェックしてみるのもいいのではと筆者(*ノ´□`)ノ
— ジュン (@juns43) June 3, 2020
車がもうすぐ丸4年
買い換えるか悩んでいたら
下取り相場がコロナでえらいことになってるらしい
このまま乗り続けるか悩むが
5年目の車検、バッテリー、ブレーキ、オイル類だけでもとんでもない金額提示されそうなんだよなぁ— レグルス (@zero888) June 2, 2020
確かにコロナウィルスの影響で買取相場が全体的に下がっているのは事実です。
ただし、お話ししたようにすべての車種が下がっているわけではないのです。
車買取業者は、いつでも1円でも安く買取ができれば利益が増えます。
新型コロナウィルスはその理由付けにちょうどいいので、営業マンがこのように発言しても鵜呑みにしないようにしましょう。


注意点3.複数の買取店の査定を受ける
買取業者の言い訳に騙されないためには、別の買取業者をぶつけるのが有効です。
業者同士で競わせれば営業マンも買い叩きにくくなります。
どうしてもその車種が欲しい買取業者は、他社に負けないようにと査定額を頑張ります。
複数の買取業者が同じくらいの査定価格を出せば、その車は本当に車買取相場が下がっていると判断材料にも使えます。


車一括査定を使えば複数社に査定依頼ができる
車一括査定を使えば、自宅にいながら複数社の査定を受けられます。
車一括査定のオススメはカーセンサー
車一括査定は色々なサイトがありますが、中でもオススメは「カーセンサー」です。
車一括査定の仕組み自体は、どのサイトも変わりませんが、依頼できる買取業者は車一括査定サイト毎に少しずつ異なるのです。
カーセンサーは下記のように参加している買取業者数が圧倒的。
- カーセンサー:700社以上
- ズバット車買取:200社以上
- カービュー買取:300社以上
- ナビクル:100社以上
大手~町の中古車屋さんまで、幅広く依頼できるのが「カーセンサー」なのです。
つまりそれだけあなたの車を高く買い取ってくれる買取業者が見つかる可能性が高いということです。
また、買取業者の連絡の希望日時を伝えたり、メール希望を出せるのもカーセンサーのみ。
任意項目

連絡希望時間帯


また、どうしても複数社からの電話が嫌な場合はオークションを選択するのもオススメです。
オークションを選択すると、電話は1つ(カーセンサーのスタッフ)のみで、第3者の査定員が査定してくれます。
その査定情報をもとに8,000社以上がネットで入札する仕組み。
買取業者と直接交渉するわけではないので、通常の車一括査定の方が高額査定になりがちですが、ディーラー下取りや買取業者1社の査定よりは高くなる可能性があります。
複数社からの営業電話は少なくしたいけど、買取業者としっかり交渉したいという方は「MOTA」がオススメです。
MOTA車買取を使うと、最大20社の買取業者がネット上に概算査定額を提示してくれます。そのうちの上位3社の買取業者のみ交渉権を持つサービスです。
つまり車一括査定のような電話ラッシュはなく、上位3社しか電話が掛かってきません。
もちろんネット上で見れる概算査定額を見て断っても大丈夫です。

車一括査定のオススメについては下記記事でさらに詳しく解説しています

また「とにかく安全な買取業者1社だけに査定依頼したい」方は「カーセブン」がオススメです。
理由は、「キャンセルは7日間OK」「売買契約後の減額がない」ことを公言しており顧客からの評価も高い買取業者だからです。
実際にカーセブンは、オリコンが実施する顧客満足度調査でも常にTOP3に入っています。
売買契約後のキャンセルや減額については下記記事で詳しく解説しています。

カーセブンの評判については下記記事で詳しく解説しています。

当サイトでおすすめの買取業者ランキングは下記のとおりです。
車買取業者のおすすめランキングTOP7
- 1位:カーセブン
- 2位:アップル
- 3位:オートバックス
- 4位:ユーポス
- 5位:ラビット
- 6位:ネクステージ
- 7位:カーチス

まとめ
- 新型コロナウィルスの影響で車買取相場が下がっているのは事実
- 輸出の需要が減り、国内でも景気が悪くなり外出自粛もあって車の需要が減少している
- 海外で人気がある車種ほど相場は下がっている
- 国内での需要が高い軽自動車などは比較的下げ幅が少ない
- 自分で相場を調べ、複数社の査定を受けることでコロナの影響を受けにくくなる