こんな悩みをスッキリ解消
- 車に貼ってあるステッカーを自分でキレイに剥がしたい
- 車を売る際にステッカーは剥がすべきかどうか迷っている
- ステッカーを剥がした跡が気になっていて対処法を知りたい
車には様々なシールやステッカーが貼られています。
カッコよさを重視した際、そのようなシールやステッカーは剥がしたくなるのもやまやま。
また、人と違う車にしたいとき、効果があるカスタムが「ステッカーを貼る」こと。
自分が好きなステッカーを貼ることで、自分だけの車になったような気分になります。
しかし、問題はステッカーを剥がす時。
車用のステッカーは強力なものが多く、そうカンタンにキレイに剥がすことができません。
そこで本記事では、車のステッカーを自分でカンタンに剥がす方法を紹介。
使うべきアイテムも紹介しているので、この記事を読めばDIYでキレイにシール剥がしができるようになります。
記事の最後では、跡が残ってしまった場合の対処法も紹介しています。
自己流でステッカーを剥がして車に傷を付けてしまう前に、一度この記事を読んで正しい方法を学んでおきましょう。
車ステッカー剥がしの注意点3つ
車のステッカーは売る前に剥がしておくのが鉄則。
なぜならステッカーが貼ってあると正確な査定ができないから。
査定員によっては「ステッカーで傷を隠している可能性がある」として、減額する場合もあります。
そこで本章では、車のステッカー剥がしの注意点を3つ紹介していきます。
車ステッカー剥がしの注意点3つ
- 注意点1.ステッカーの剥がし跡は査定で減額される
- 注意点2.ステッカー剥がしは気を付けないと車体に傷をつける可能性がある
- 注意点3.ステッカー剥がしを業者に頼むと3,000円程度
注意点1.ステッカーの剥がし跡は査定で減額される
JAAI「一般財団法人日本自動車査定協会」の作成する車査定基準では、ステッカーの剥がし跡は減額するとしています。
※出典:JAAI「中古自動車査定基準及び細則」より
減額される金額は車種や状態によって異なりますが、最大で一箇所につき「1.5〜3万円」とされています。
つまり、車両の至るところにステッカーの剥がし跡があれば、数十万円の減額も十分にありえます。
「少しだけステッカーを貼っていた」というケースなら減額も少なくて済みますが、痛車のような「車両全体にステッカーが貼ってある」というケースでは大きな減額の可能性があります。
こうした点からも、ステッカーを剥がす重要性は十分わかってもらえるでしょう。
注意点2.ステッカー剥がしは気を付けないと車体に傷をつける可能性がある
ステッカーはキレイに剥がせば減額の心配はありません。
しかし車ステッカーというのは非常に強力で、カンタンには剥がれないようになっています。
先が尖ったもので削れば当然車体に傷が付くため、やはり減額されてしまいます。
ステッカー剥がし失敗してghetto になっちゃった
このままステッカー貼ろうか、色吹いて誤魔化そうか pic.twitter.com/hb0Q5GpK9M— T2 (@T2Caferacer) April 29, 2018
ステッカー剥がし失敗していくぅ🤣 pic.twitter.com/K2TXmWWTdV
— おかも (@gc8_l250) June 29, 2019
また数年間貼り付けたままのステッカーは、その部分だけボディカラーが変色している可能性もあります。
ステッカーは貼るのはカンタンでも剥がすのは非常に大変なアイテムと言えそうです。
注意点3.ステッカー剥がしを業者に頼むと最低でも3,000円程度かかる
自分で剥がすとリスクが大きいステッカーですが、板金工場などに依頼すると数千円で剥がしてもらうことが可能。
ステッカーのサイズにもよりますが、ワンポイントの比較的小さなものであれば3,000円程度で依頼できます。
ステッカーがキレイに剥がれれば問題ありませんが、剥がした結果塗装面が傷ついてしまう可能性があります。
その場合は板金塗装が必要になるので、2〜5万円程度かかってしまいます。
ステッカーを剥がすとき、跡が残る場合は業者に頼んでも同じ。
そのため筆者のオススメは、まず自分でステッカー剥がしにチャンジしてみることです。
それでダメなら業者に依頼することになりますが、板金修理が必要であれば車査定で減額される金額と天秤にかける必要もあります。
本章でもお伝えしましたが、ステッカーの跡で減額されるのは「1箇所につき最大3万円」。
つまり、修理費用に3万円以上かかるようなら、そのまま減額を受け入れた方が損をしない計算になります。
車のステッカーを剥がす時には、こうした「少し先のこと」を予想して行動しましょう。
自分の車のステッカーをキレイに剥がす3つの方法
自分で車のステッカーを剥がす方法は大きく分けて3つあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
本章では、それぞれの方法をわかりやすく解説。
まずはじめに、一覧表で特徴をお伝えします。
方法 | おすすめ度 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
ドライヤーを使う | 熱で糊を温めて剥がす | 跡が残らずキレイに剥がれる | ボディが熱で変形する可能性がある | |
スクレイパーを使う | 薄い刃でステッカーを剥ぎ取る | 素早くステッカーが剥がれる | ボディに傷が付く可能性がある | |
市販のステッカー剥がし剤を使う | 専用の溶剤でステッカーを溶かす | 最も傷がつきにくい方法 | 時間がかかる |
方法1.ドライヤーを使う
最もシンプルでお手軽なのが、ドライヤーを使う方法。
ドライヤーの温風を剥がしたいステッカーに数分ほど当て、糊が柔らかくなってきたところで剥がしていきます。
【ステッカーの貼り替え】
よく『どう貼るの?綺麗に剥がせる?』とお問合せ頂くので、剥がし方も合わせて✱
1枚目:剥がしたいステッカー
2枚目:ドライヤーでステッカーを温めながら手で剝して行く(真夏ならドライヤー無しでも◎)冷えてると糊が伸びて汚くなるし綺麗に剥がれません。
続きます。 pic.twitter.com/fzclC5VnpW— Enif-エニフ-馬雑貨専門店 (@Enif_owo) April 17, 2020
ドラレコステッカー貼ってみた✨️
いらないステッカーはドライヤーで温めながら剥がし、残ったノリはシリコンオフでふきふきして👋録画してますアピールがスゴいけど⤵まっいっか😅 pic.twitter.com/zKJFTNKHYW
— tkc🌔 (@tkc18) March 9, 2019
車にロゴステッカー貼るミッション!
邪魔なステッカー剥がす作業から。
シール剥がし買ったのに、ドライヤーで簡単に剥がれたwww pic.twitter.com/hwDUZAynoe— ジェン🐺 (@Gent1e_W01f) April 9, 2020
非常にカンタンな方法ですが、比較的新しいステッカーにしか使えないというデメリットがあります。
古いステッカーになると糊が固着していて、ドライヤーで温めてもキレイに剥がれないケースがあるのです。
恒例のステッカー剥がし。ドライヤーで軽く温めて剥がすのですが、薄いフィルムになっていて上手くいかず。一枚で挫折orz pic.twitter.com/gGdEJftbF5
— 乗れない隼(黒) (@eagress680) February 7, 2017
今期用に新ステッカーを貼る準備で古いステッカーを剥がしましたが、フィルムや糊がきれいに剥がれないです。
ドライヤーでもダメでした。
ステッカー剥がし液で少しずつはがします。 pic.twitter.com/f2DFzE6ztr
— へっぽこラリーナビ@ラリーでたい (@kittyu38114761) February 8, 2020
またボディに高温の風を当て続けると、変形や塗装を痛める原因になります。
特に樹脂製のバンパーなどは変形しやすいため、ドライヤーを使った方法はおすすめできません。
方法2.スクレイパーを使う
時間がかからないという意味では、スクレイパーを使うという方法もあります。
スクレイパーというのは、へら状になっているステッカー剥がしの道具。
先端が薄い刃になっていて、ステッカーをカンタンに剥がすことができます。
この車、5年前の大雪の直前に納車された。雪開けにはバックウィンドウに貼られたエコカー ステッカーが雪の重みで早くも剥がれかけていた。今日、スナップオンのスクレイパーで綺麗サッパリ剥がした。 pic.twitter.com/ExX37IabdR
— 東京股旅ライダー (@jediknigt) September 13, 2019
使用方法はカンタンで、剥がしたいステッカーをこそげ取るだけ。
ステッカーの隅からこそげ取ることで作業がやりやすくなります。
ドライヤーのように温める時間もなく、すぐに作業ができるのが最大のメリット。
しかし、スクレイパーはボディに傷を付けてしまう可能性もあるので注意。
刃を使うため、塗装が傷ついてしまうことがあるのです。
シール剥がし液がボディに垂れたり、スクレイパーの刃が滑ってボディ傷付けない様に養生して、ダサいステッカー剥がしたった\(^o^)/ pic.twitter.com/Spccnjg5fl
— けー (@k6390) July 11, 2020
手が滑ってボディにぶつけてしまう場合もあるので、必ず周辺を養生した上で丁寧に作業を行いましょう。
先程紹介したドライヤーと合わせて使うのも効果的です。
方法3.市販のステッカー剥がし剤を使う
上記で紹介した方法では、ステッカーの剥がし跡が残る場合があります。
糊が固着していると車体に張り付き、どうしても取れないまま残ってしまいます。
ヴェゼルのリア認定ステッカー剥がした所、剥がし跡が汚い。
剥がしスプレーでゴシゴシしよー pic.twitter.com/i3dWW6DJbD— maaaasaaaaa (@4162masa) January 26, 2020
こいつは厄介( ˘•ω•˘ ).。oஇ ホームセンターかなんかでステッカー剥がし剤買った方がええんかなぁ pic.twitter.com/2vFitQM9vR
— ヒカ@低浮上 (@Mayu_34SKYLINE) August 20, 2015
こうした時に使いたいのが、市販のステッカー剥がし剤。
カー用品店で千円ほどで売っているので、剥がれないステッカーにはこうしたアイテムを使いましょう。
ステッカー剥がしたのに使ったのはこの二種類。右のステッカー剥がしを使って、左の両面テープ剥がしを使って、のりをとる感じです。絶対にボディにつかないように! pic.twitter.com/qKAkadEfP0
— 海藻@スイスポ (@KaisouZC33S) July 26, 2020
剥がしたいステッカーにこの液剤を塗り込み、数分後に付属のヘラでステッカーを削っていきます。
溶剤がステッカーを剥がしやすくしてくれているため、カンタンに剥がすことが可能。
ただし古いステッカーにはあまり効果がありません。
ピットギアのステッカー剥がし剤、買ってくれば良かった(;>_<;)ここまで剥がすのに1時間、やはり6年貼ってたステッカーは手強い! pic.twitter.com/el8sKL0jI4
— タナックス営業部【微公式】 (@tanaxsales) January 7, 2017
ステッカー剥がし剤使って…
30分かけて…これだけ…
4年経ったステッカーは…やべぇ… pic.twitter.com/QNXZLmncVK— チョージ@ChinoER34🌲⚔☄😈️🦋🏮🌽🚑🤖 (@cho_zi_er34) April 28, 2017
また、ステッカーの剥がし剤は必ず車用を使用しましょう。
他のものは溶剤が強力で、車の塗装を痛めてしまうのです。
【悲報】車の塗装、百均のシール剥がしの犠牲になる pic.twitter.com/kkb1jHuNSj
— おかのした…グラセフ厨 (@P6IREVpD1CnYBr8) May 25, 2020
車用は塗装を痛めないようになっているため、その他のステッカー剥がしに比べると効果は薄めです。
しかし塗装まで剥がれてしまっては意味がないため、カー用品店で売っているものを購入しましょう。
オススメの車用ステッカー剥がし
とはいえ、どの方法も確実にステッカーがキレイに剥がれるわけではありません。
少しでも無理をすると塗装を痛めたりボディが変形する原因になるので、作業は慎重に行いましょう。
次章では、跡が残ってしまった場合の対処法をお伝えします。
シール跡が残ってしまった場合の対処法
ステッカーは剥がれても跡が残ってしまったとき、対処法は2つあります。
ここでは、その2つの方法を紹介していきます。
対処法1.除光液などで拭き取る
本来はマニキュアを剥がすための除光液ですが、ステッカーの糊を落とす用途にも使えます。
とはいえ、溶剤は強力なものを使っているので、必ず薄めて使いましょう。
ステッカー剥がし剤よりもマニキュアの溶剤の方がステッカー剥がれるんだけど笑
まー簡単に言うとシンナー pic.twitter.com/YR6PRUX9jq— いゔ👾 black BOX (@yami1224Eve) December 1, 2019
薄めた除光液をタオルに染み込ませ、糊の跡を拭き取ります。
根気よく何度も拭き取る必要はありますが、剥がれなかったステッカーの跡が少しずつ薄くなっていきます。
ドライヤーを使って糊を柔らかくしておくのも効果的。
必ず目立たない場所で試し、塗装に害がないことを確認した上で作業に移りましょう。
対処法2.コンパウンドで磨く
コンパウンドというのは研磨剤のことで、車のボディに使える専用品があります。
車の薄い傷を消すための用品ですが、ステッカーの跡を消す用途にも使用可能。
タオルにコンパウンドを染み込ませ、根気よく磨いていくだけという手軽さもポイントです。
ステッカー剥がすのにコンパウンド使ったらおれの車がどんだけ汚えかがわかったわww
最近コンパウンドしてへんだでこんなに変わんのやな pic.twitter.com/gXjvfqkh9H— てら@FD2 (@terafd2) May 1, 2020
ただし研磨剤なので、ボディのホコリを落としてから使う必要があります。
ボディのホコリをそのままにしてコンパウンドを使うと、ホコリに混ざっている小石などでボディを傷つける可能性があります。
使うコンパウンドも車用を選び、必ず「仕上げ用」を選びましょう。
研磨剤の粒子が荒いものを使うと、ボディに薄い傷が付くことがあるので要注意。
オススメのコンパウンドセット
それでも跡が取れないようなら、板金屋に依頼するのがオススメ。
無理やり作業を続けると車にダメージを与えかねないので、無理せず業者に相談しましょう。
まとめ
- 車のステッカーはそのままで査定を受けると減額されるケースがある
- ステッカーを剥がす方法は3つあるが、どれもメリットとデメリットがある
- 自分でステッカーを剥がす場合は車に傷を付けないように注意
- 業者にステッカー剥がしを依頼すると、3,000円程度でやってもらえる
- もし跡が残ってしまった場合は無理せず業者に頼むことも検討するべき