こんな悩みをスッキリ解消
- 車購入をカーリースで迷っている法人や個人事業主
- カーリースを法人契約するメリットとデメリットを知りたい
- 法人向けカーリースを取り扱っているリース会社を知りたい
法人向けカーリース最大の特徴は、リース料金をそのまま経費計上できることです。
他にも車購入に比べてメリットが多いので、多くの企業でカーリースを導入しています。
こうしたリース契約は個人事業主でも可能なので、これから契約を検討している人も多いはず。
そこで本記事では、法人向けカーリースのメリットとデメリットをわかりやすく解説しています。

最後まで読むことで、法人向けカーリースがおすすめな理由がしっかりわかります。
更におすすめの法人向けカーリース取扱い会社をご紹介しているので、自社にピッタリなカーリース会社が見つかります。
カーリースを法人・個人事業主で利用するメリット8選
法人や個人事業主にとって、カーリースは非常にメリットの多い車の買い方です。
節税効果が高いだけではなく、車の管理にかかるコストも削減できてしまうのです。
本章では、法人や個人事業主がカーリースを利用するメリットを8つご紹介します。

カーリースを法人・個人事業主で利用するメリット8選
- メリット1.月々のリース料金を経費に計上できる
- メリット2.社用車購入に初期費用がかからない
- メリット3.車にかかる費用を一元管理できる
- メリット4.節税効果が期待できる
- メリット5.ネット上で手続きできる
- メリット6.希望ナンバーを取得できる
- メリット7.車に詳しい担当者が必要ない
- メリット8.乗り換える手間が少ない
これから、上記のメリットを1つずつわかりやすくご紹介します。
メリット1.月々のリース料金を経費に計上できる
法人でカーリースを契約する最大のメリットが、リース料金を全額経費計上できるという点です。
車をカーローンで購入した場合、事業用車両は普通車で6年、軽自動車で4年の減価償却期間が発生します。
仮に一括払いで購入しても、購入費用の全額を一度に経費計上できないのです。

法人でカーリースを契約する場合、大きく3つのリース契約の中から選択することになります。
1.所有権移転ファイナンスリース
契約終了時に、それまで乗っていた車の名義が法人に移転するのがこの方式です。
リース契約であるものの、一旦お金を借りて車を購入したという扱いになります。
そのためリース契約ではあるものの、減価償却が必要です。

契約時は「リース資産/リース債務」として、支払い時は「リース債務/現金」として、決算時は「減価償却費」として仕訳する必要があります。
2.所有権移転外ファイナンスリース
中途解約ができず、リース期間終了後は車両を返却する必要があるのがこの方式です。
法人リース契約の多くがこの方式を採用しています。仕訳方法は所有権移転ファイナンスリースと同じです。
3.オペレーティングリース契約
この方式は、契約期間終了時に車両をリース会社に返却するというもの。
所有権は完全にリース会社にあるため、点検費用を負担する必要はありません。
毎月のリース料金を支払っている限りは利用できるのがこの方式です。
仕訳も非常にシンプルで、リース期間中は「リース料」として仕訳します。


メリット2.社用車購入に初期費用がかからない
社用車を購入するとなると、はじめに購入費用が発生し、税金を納める必要があります。
特に個人事業主の場合、これは大きな負担となります。
しかしカーリースを契約すれば、頭金や税金の負担は0にできます。
つまり車の取得に初期費用がかからないのです。

メリット3.車にかかる費用を一元管理できる
車を維持するためには、当然自動車税やメンテナンス費用といった出費があります。
その都度経理処理をするのは面倒で、複数台の社用車がある場合は台数分の手間が発生します。
その点、カーリースは月額料金に自動車税やメンテナンス費用が含まれているので、車にかかる費用を一元管理できます。

メリット4.節税効果が期待できる
カーローンで車を購入したとき、経費にできるのはローン支払い利息だけです。
車両代金となる元金は借入金として処理しなければいけないため、返済額全てを経費計上することはできません。
しかしカーリースの場合、毎月支払っている料金の全てを経費計上できるため、高い節税効果が期待できるのです。

メリット5.ネット上で手続きできる
カーリースは車両選定から契約まで、全てネット上で手続きが可能です。
納車の際にもディーラーまで足を運ぶ必要はなく、リース会社の担当が会社まで車を持ってきてくれます。
カーリースは車購入ではないので、何度も会社内で打ち合わせをする必要がありません。
メリット6.希望ナンバーを取得できる
カーリースはレンタカーではないため、希望ナンバーを取得することが可能です。
そのため事業所ごとに番号を割り振ったり、社用車を連番にしたりできるのがメリット。
法人で複数台の社用車を購入する場合、ナンバー管理がしやすくなります。
メリット7.車に詳しい担当者が必要ない
カーリースはサポート体制が整っているため、点検や整備の相談も全てお任せできます。
そのため車に詳しい担当者を置かなくても、車両管理を他の業務と兼任させることが可能です。
もちろん、車検や点検のスケジュール管理もリース会社が行ってくれます。

メリット8.乗り換える手間が少ない
車両の入れ替えをするとき、カーローンで契約していると経理処理が複雑になります。
しかしカーリースなら、車両の入れ替え手続きを行うだけで済んでしまいます。
車が必要なくなった場合は、返却手続きをするだけ。
翌月からリース料金の支払いがなくなるだけなので、特別な経費処理は必要ありません。

ここまでの説明で、法人や個人事業主にとってカーリースはメリットが多いことがわかりました。
しかし当然デメリットもあるので、次章で詳しく解説していきます。
カーリースを法人・個人事業主で利用するデメリット3選
メリットがあれば当然デメリットがあるのが、法人や個人事業主向けのカーリースです。
しかし全体的にはデメリットの数の方が少ないので、メリットが上回っています。

カーリースを法人・個人事業主で利用するデメリット3つ
- デメリット1.走行距離やカスタマイズ制限がある
- デメリット2.中途解約で違約金が発生する
- デメリット3.原状回復義務がある
これから、それぞれのデメリットについて詳しくご紹介します。
デメリット1.走行距離やカスタマイズ制限がある
リースの車は自社の所有物ではなく、所有権はリース会社にあります。
そのため月間走行距離が決められているケースがほとんどで、商用車は500〜2,500キロ程度に設定されています。
また返却時に元に戻せないような改造は禁止されており、ボディに穴を開けて取り付けるパーツなどは基本的に禁止されています。

デメリット2.中途解約で違約金が発生する
カーリースは期限を決めて契約するものなので、中途解約は違約金が発生する可能性があります。
事業再編などで車がいらなくなった場合、すぐに返却できるわけではないので注意が必要です。
心配なら、1年単位で契約更新するカーリースを契約することをおすすめします。
デメリット3.原状回復義務がある
カーリースの契約が終了するとき、リース会社に車両を返却することになります。
その際に原状回復義務というものがあり、借りたときの状態に戻す必要があります。
内外装の清掃はもちろんですが、リース契約時に取り付けられていたパーツは全て付けてから返却する必要があります。
規定を超える破損や汚損があった場合、原状回復費用を請求されることがあります。

法人向けのカーリースは、商用車を借りることがほとんどです。
商用車のリースは乗用車と違い、月間走行距離が多めに設定されています。
他にも汚れや傷に関する規定が緩かったり、契約年数の変更に応じてくれたり、ニーズに応じて臨機応変に対応してもらえます。
法人・個人事業主でカーリースを選ぶ上での3つのポイント
法人や個人事業主がカーリースを選ぶなら、これからご紹介する3つのポイントは押さえておきましょう。
カーリース会社によって対応が異なるケースがあるので、各社のサービスを比較することは大切です。

法人・個人事業主でカーリースを選ぶ上での3つのポイント
- ポイント1.希望する車種を取り扱っている
- ポイント2.契約年数や月間走行距離の柔軟性が高い
- ポイント3.サポート体制が整っている
これから、上記のポイントについて詳しく解説していきます。
ポイント1.希望する車種を取り扱っている
法人や個人事業主がカーリースを契約する場合、大半が社用車や事業用として商用車を借りるはずです。
まずはリース会社に、希望する車種があるかどうかを確認しましょう。
個人用カーリースをメインで取り扱う会社の場合、商用車はごく一部に限られる場合があります。
また特装車は取り扱っているカーリースが少ないため、はじめのリース会社選びは重要です。

ポイント2.契約年数や月間走行距離の柔軟性が高い
事業用の車をリース契約するなら、契約年数や月間走行距離の柔軟性が高い会社を選びましょう。
契約年数は1年単位で選択できる会社が理想です。また月間走行距離は500キロ単位で設定できる会社を選びましょう。
月間走行距離はオーバーする月と下回る月があっても問題ありません。
実態とかけ離れた数値で契約すると、追加精算が発生したりリース料金が高くなったり、デメリットが増えてしまいます。

ポイント3.サポート体制が整っている
カーリースを契約するなら、サポート体制が整っている会社を選ぶのは必須です。
WEB申し込みができる手軽さも大事ですが、法人契約の場合は担当者がきちんとついてくれることも重視しましょう。
点検や車検の案内など、しっかり行ってくれる会社が理想です。
また会社のステッカーを貼りたいなど、特別な要望にも応えてくれる会社を選ぶことも大事です。

上記のポイントさえ押されておけば、法人や個人事業主がカーリースを選ぶときに失敗することはありません。
しかし実際にどんな会社が法人向けカーリースを提供しているのか気になる人の為に、次章では法人カーリースのおすすめをご紹介します。
法人・個人事業主にオススメのカーリース6選
本章では、実際に法人向けカーリースを取り扱う会社をご紹介します。
選出条件は、商用車を取り扱っていることと法人契約可能と謳っていることの2点です。
そして当サイトがオススメする法人にオススメのカーリースは下記6つです。
- ニコノリ
- 定額カルモくん
- オリックスカーリース・オンライン for BUSINESS
- 箱バンドットコム
- オートフラットBiz
- スマイルカーリース
それぞれのサービスは比較すると下記のとおり。
カーリース | 頭金 | 月額料金 | 選べる車種 | 月額料金に含まれる費用 | 契約年数 | サポート体制 | 独自サービス | 月間走行距離(年間契約もあり) | 契約終了時の選択 | オンライン申し込み | 料金の支払い |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニコノリ | 0円 | 5,500円 | 商用車全車種 | 車両代金 登録諸費用 各種税金 自賠責保険 車検代 メンテナンス費用 |
1~9年の範囲で1年単位で選択可能 | 指定整備工場 | ガソリン割引(5円/L) | 5年:30,000km、60,000km | 乗り換え 延長利用 買取 返却 車がもらえる |
可能 | 口座引き落とし |
定額カルモくん | 0円 | 11,220円 | 商用車全車種 | 車両代金 法定費用 ・自動車税 ・重量税 ・自賠責保険 登録費用 環境性能割 その他諸費用 仲介手数料 お客様サポート料 車検点検費用 |
39年の範囲で1年単位で選択可能 | 指定整備工場 | 社名入れOK | 6年以下:月間平均1,500km、7年以上:制限なし | 乗り換え 延長利用(再リース) 買取 返却 車がもらえる |
可能 | 口座引き落とし |
オリックスカーリース・オンライン for BUSINESS | 0円 | 23,210円 | 商用車全車種 | 車両代金 登録諸費用 各種税金 自賠責保険 |
5、7、9、11年 | 指定整備工場 | オイル交換・車検の無料クーポン付き | 5002,500キロから選択 | 乗り換え 継続利用(1年) 返却 |
可能 | 口座引き落とし |
箱バンドットコム | 0円 | 18,900円 | 箱バン限定 | 車両代金 登録諸費用 各種税金 自賠責保険 メンテナンス費用 |
4、5、7年 | 指定整備工場 | 黒ナンバー取得可能 | なし | 返却 再リース |
可能 | 口座引き落とし |
オートフラットBiz | 0円 | 23,100円 | 商用車全車種 | 車両代金 登録諸費用 各種税金 自賠責保険 メンテナンス費用 |
5年 | 自社サービスステーション | ガソリン割引(5円/L) | 1,500km、2,500km | 乗り換え 継続利用 返却 買取 |
不可(店舗のみ) | 口座引き落とし |
スマイルカーリース | 0円 | 16,800円 | 全メーカー | 車両代金 登録諸費用 各種税金 自賠責保険 メンテナンス費用 |
36年 | 指定整備工場 | リースバック対応可能 | 5002,500キロから選択 | 返却 再リース 代替 |
不可(FAXのみ) | 口座引き落とし |
※2025年3月現在

おすすめ1.ニコノリ
商用車を月額5,500円から契約できるカーリースが「ニコノリ」です。
急いで車が必要な法人向けに、最短2週間で納車可能な車を用意しているのが特徴。
専任のカスタマースタッフが在籍しているため、カーリースに関する様々な疑問に応えてくれます。
契約期間中はガソリン価格5円引きのサービスが利用できるので、走行距離が多くなりがちな法人にピッタリです。

おすすめ2.定額カルモくん
個人向けカーリースでありながら、商用車のリースも取り扱っているのが「定額カルモくん」です。
もちろん法人契約も可能で、3〜9年の範囲で契約期間を決められるのがメリットです。
法人利用を想定して、車に社名のステッカーなどを貼り付けてくれるサービスを提供しています。
マイカーコンシェルジュサービスがあるため、これから法人契約をしたい会社の相談にも乗ってくれます。

おすすめ3.オリックスカーリース・オンライン for BUSINESS
オリックスカーリース・オンライン for BUSINESSは、その名の通り法人や個人事業主に特化したカーリースです。
商用車が選択できるのはもちろん、国産車であればどんな仕様であってもリース契約が可能。
ホームページに車種の記載がなくても、専用のフリーダイヤルに電話をすれば相談に乗ってもらえます。
月間走行距離は500〜2,500キロの範囲で選択でき、契約期間は3〜7年の範囲で1年単位で選択できます。

おすすめ4.箱バン.com
箱バンのリースに特化しているのが、箱バン.comです。
特定ジャンルの車種に絞ることで残価率を高く設定し、リース価格を押さえているのが特徴です。
見積もりから審査までネット完結が可能で、専任スタッフが相談に乗ってくれるサービスもあります。
月間走行距離の制限がないので、業務で長距離移動が多い会社におすすめです。

おすすめ5.オートフラットBiz
出光興産が法人向けに展開しているカーリースが、オートフラットBizです。
全国のオートフラット取り扱いの出光でサポートしてくれ、その数は全国に1,200もあるのが特徴です。
また全国の出光で使えるガソリン・軽油代5円引きの特典もあるため、長距離移動が多い法人におすすめ。
法人用申し込み窓口を設置しているのも安心です。

おすすめ6.スマイルカーリース
法人契約に強いのが、スマイルカーリースの特徴です。
車に関する経費削減をアドバイスしてくれる、専任のスタッフが在籍しているのが最大のポイント。
資金調達のために、社有車をリースバックしてくれるサービスを提供しています。

即納車両を常に在庫しているのもポイントで、急いで社用車が必要な会社にもすぐに納車してくれます。
法人向けのカーリースは、会社の要望に合わせてカスタマイズしてくれるケースが大半です。
会社によって使い方が異なるため、専任のスタッフを用意している会社がおすすめです。
リース会社と一緒にプランを作成することで、経費の無駄を省くことが可能になります。
月額料金は契約内容によって大きく異なるので、本記事でご紹介している価格は参考程度にとどめておくことをおすすめします。
まとめ
- 法人向けカーリースはメリットが多く、経費削減効果が高い
- 法人向けカーリースは個人事業主でも利用可能
- 専任のスタッフが在籍している会社なら、気軽に相談やプランのカスタマイズができておすすめ
- 月額料金は契約内容によって大きく異なるため、各社で見積もりをとって比較するのがおすすめ
- 法人向けカーリースは、契約年数や月間走行距離の柔軟性が高い会社を選ぶ