日本人の我々にとって「輸入車=高級」というイメージが強く、一般庶民には手が出ないものだと思いがち。
確かに、新車の販売価格を見てみると、同クラスの国産車に比べて割高です。
中にはちょっとしたマンションが1件買えてしまうような超高級車も存在。
しかし、極一部の特殊な車種を除き、輸入車は中古になった途端、一気に値が下がる特徴があります。
新車では買えなかった憧れのアノ車も、中古車になることで十分に購入できる可能性が出てきます。
この記事では、さまざまな角度から、中古車になった輸入車の魅力についてお話していきます。
どういった輸入車がお買い得であり、狙い目であるかが分かります。なお、本記事は「安さ」はあまり重要視しておりません。
もし、安くてかっこいい車を求めているなら下記記事を参考ください。外車・輸入車もたくさん紹介しています。
中古車のプロが厳選!オススメの外車・輸入車5選
まずは、中古車だからこそオススメしたい輸入車5車種を紹介します。
中古車でオススメの外車・輸入車5選
- BMW 3シリーズセダン
- メルセデスベンツ Cクラスステーションワゴン
- フォルクスワーゲン ゴルフ
- アウディ Q5
- ボルボ XC60シリーズ
それぞれの車種の特徴を見ていきましょう。
※記事内の参考価格は、2025年1月現在の「カーセンサー」で調査した価格
(1)メーカー名・車種:BMW 3シリーズセダン
後述するメルセデスベンツ、アウディと並んで、ドイツのプレミアムカーブランド御三家に数えられるBMW。
数多くのラインナップを持つBMWの中でも、3シリーズは最多量産モデルです。
セダンのほか、ステーションワゴンのツーリング、5ドアハッチバックのグランツーリスモという3タイプのボディバリエーションを揃っています。
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ヨーロッパではDセグメントに分類されるが、日本で販売される輸入車としては、メルセデスベンツCクラスと人気を二分。
国産車では、トヨタマークXや日産スカイラインなどがライバルとなっています。
同クラスの国産車と比較すると、少々割高に感じる価格設定です。
ただ、あまり車に興味がない人が乗ったとしても、いわゆる「良いクルマ」と感じることができます。
50:50という理想的な前後の重量配分によって生み出されるハンドリングは、ラグジュアリーなセダンでありながらドライバーとの一体感と軽快さを併せ持っています。
新車の販売台数が多いということは、その分中古車市場にも多くの台数が出回っています。
年式や価格、ボディタイプなど、希望に合った中古車を探しやすいでしょう。
そして、「カーセンサー」や「グーネット中古車」いった大手中古車情報サイトを見てみると、常時2,000台以上の中古車が登録され、価格は20万円程度から600万円クラスまでと非常に幅広いです。
【参考価格】2013年式 320d Mスポーツ 走行距離4.8万km 車検2019年3月 本体価格 199万円
(2)メーカー名・車種:メルセデスベンツ Cクラスステーションワゴン
我々日本人にとって、「高級外車」の代名詞と言っても良いのがメルセデスベンツ。
常に自動車業界のトレンドを作り出し、自動車業界をけん引する自動車メーカーがメルセデスベンツです。
BMWの3シリーズと同じく、同クラスの国産車と比べて、若干割高であるにも関わらず、常に高い支持を集めているのがCクラス。
ボディバリエーションは、セダンのほか、ステーションワゴン、2ドアクーペ、カブリオレとなっています。
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輸入車の中でも、特にラグジュアリーな雰囲気を持つメルセデスベンツ。
Cクラスステーションワゴンは、スポーティなテイストと実用性をも併せ持ち、日本においてはセダンと共に非常に人気が高いです。
中古車市場にも豊富な台数が出回っており、燃費や販売価格を抑えたC180、510psという超高出力エンジンを持つAMGC63S、さらにハイブリッドやディーゼルなど、豊富なエンジンラインナップがあるのも大きな魅力。
中古車情報サイト(「カーセンサー」「グーネット中古車」)には、700~800台程度の台数が登録され、車両本体価格10万円台の格安車両から600万円台後半の車両まであり、平均相場は200万円前後です。
【参考価格】2015年式 C200 アバンギャルド 走行距離1.3万km 車検2018年2月 本体価格 327.9万円
(3)メーカー名・車種:フォルクスワーゲン ゴルフ
フォルクスワーゲンとは、直訳すると「国民車」や「大衆車」という意味で訳されます。
ドイツ国民すべてに自動車を普及させるため、かの有名なアドルフ・ヒトラー指導のもと国策として生まれた自動車メーカー。
そんなフォルクスワーゲンの中でも主力モデルであるゴルフは、1974年に初代である「ゴルフⅠ」が発売され、今では7代目の「ゴルフⅦ」まで販売され続けているベストセラーモデル。
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Cセグメントに分類されるハッチバックスタイルで、国産車と変わらないサイズ感と、比較的手を出しやすい価格でありながら、国産車とは違った乗り味と質感を持ち、日本では非常に人気が高いです。
「大衆車」というだけあり、主力モデルは過度な装飾や、過剰なエンジンパワーなどは追い求めておりません。
高額になり過ぎない価格設定と使い勝手の良さが大きな魅力で、コストパフォーマンスが高いモデルです。
カタログやメーカーホームページに記載された販売価格は、ある意味輸入車らしい価格設定で、多分に漏れず国産車に比べると「割高感」は否めません。
しかし、中古車になったとたん、価格は大幅に下がり、同クラス、同程度の国産車と比較しても、ほとんど価格差が無く、お買い得感が強いのもゴルフの特徴と言えます。
【参考価格】2014年式 TSI コンフォートライン 走行距離1.2万km 車検無し 本体価格 159万円
(4)メーカー名・車種:アウディ Q5
メルセデスベンツ、BMWと並んでドイツを代表する自動車メーカーであるアウディ。
日本において言えば、メルセデスベンツやBMWと比べると、一歩下がった位置づけと見られています。
だが、ここ10年の間にロシアや中国などで人気となり、日本においても年を追うごとに販売台数が伸びています。
現在の日本では、ドイツのプレミアムカー御三家として認知されるようになったアウディだが、その人気復活の一翼を担ったと言っても過言ではないモデルが、ミドルクラスSUVのQ5です。
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BMWX5やポルシェカイエンなどと共に、LサイズのプレミアムSUVとして人気となったQ7の流れを引き継ぎ、日本でも扱いやすいサイズ感で、2008年に初代が発売されて以降、順調な売れ行き。
BMWなどと比べると、中古車市場に出回っている台数は多くないが、アウディQ5を選ぶ人は、人とは違う個性を求めているこだわり派が多く、中古車であっても、外装や内装の程度が良い車両が多いのも特徴です。
【参考価格】2014年式 2.0 TFSI クワトロ Sラインパッケージ 走行距離3.4万km 車検無し 本体価格 338万円
(5)メーカー名・車種:ボルボ XC60シリーズ
ボルボのイメージと言えば、安全という人もい多いと思います。
それはただのイメージではなく、今までの歴史やさまざまなデータが証明しています。
そして、XC60ついて言えば、どうしてもドイツ勢の陰に隠れている感は否めないものの、2017年から販売を開始した現行型の登場で、再びその人気に火が付きつつあります。
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ボルボのラインナップに共通している点と言えばやはり安全で、今の日本において当たり前になった自動ブレーキ。
実は国産、輸入車を含めた全メーカーの中で、ボルボがいち早く日本の国土交通省に認可させました。
もちろん新型のデザインは、兄貴分である新型XC90から始まった新しいデザインコンセプトによって、先代よりもスポーティな印象になり、自転車まで検知すると言われる自動ブレーキも大きな魅力となっています。
しかし、先代のXC60が全くダメということではなく、北欧らしい落ち着いた内外装や、高い安全性は、同年代、同クラスのライバルと比較してもそん色がありません。
それどころか、新型が出たことにより、先代の中古車価格は落ち着き、デザイン性や素性の良さを考えると、輸入車のミドルサイズSUVとしては、もっともお買い得感のあるモデルと言えます。
【参考価格】2015年式 T6 AWD Rデザイン 走行距離3.0万km 車検無し 本体価格 289.9万円
中古車で買いたい外車・輸入車の主要メーカー7選と一番のオススメ車種
我々日本人にとっては、技術力と品質の高い国産車は、世界に対して胸を張って自慢出来る存在。
輸入車にも、個性的で魅力的なメーカーが数多く存在います。
ここからは、そんな主要輸入車メーカーについてご紹介していきます。
(1)AUDI
近年、日本においてもっとも売り上げを伸ばしている輸入車メーカーの一つと言っても良いのがアウディ。
アウディの歴史は古く、創設されたのは1909年。
1980年に乗用車用4WDシステムである「クアトロ」を開発。
それまで、悪路を走行する車向けの技術と思われていた4WDを、舗装路を走行する乗用車の技術として世に知らしめました。
また、2つのクラッチを用いて、切れ目のない変速を可能にしたデュアルクラッチトランスミッション「S-トロニック」を、世界で最初に市販化したメーカーでもあります。
今ではフォルクスワーゲングループ内の高級車ブランドというイメージが強いが、もともとは硬派な技術者集団であり、今でも同グループ内のさまざまなメーカーにその技術を提供。
アウディを代表する車種と言えば、アウディの真骨頂であるクアトロの力を存分に発揮できるSUVのQ5やQ7、日本でも扱いやすく、高級感もあるA3やA4、そして、個性を大事にする人にオススメなスポーツカーTTです。
AUDIならこの車
アウディでオススメの中古車は何かと尋ねられると、Q5やTTといったあたりも魅力的。
ただ、価格や実際に購入して普段の足として使うことを考えた場合、オススメしたいのはA3スポーツバック。
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日本は諸外国に比べ国土が狭く、北海道を除いて10km以上の直線道路はありません。
車の購入を決める基準の一つに、取り回しの良さや扱いやすさがあります。
勿論小回りが利くという点で言えば、国産軽自動車の右に出る者はありません。
ただ、快適性や走行性能、さらに、満足感ということを考慮すると、国産軽自動車には限界があります。
その点、現行型のアウディA3スポーツバックは、全長4310mm全幅1780mmというサイズで、日本国内でも特に気を使うこと無く運転できます。
また、フォルクスワーゲングループの中で高級車ブランドを担うメーカーであるだけに、コンパクトカーと言えども、内外装の質感は高く、所有していることの満足感も十分感じることができます。
現行型は2012年に登場したモデルであり、走行距離、価格、程度など、選べる中古車が豊富であるため、予算や用途に合わせて好みの車が見つけやすい車種でもある。
以下、主要中古車情報サイト「カーセンサー」に掲載されているアウディA3スポーツバックの、2025年1月現在のデータを紹介します。
- 平均価格:148万円
- 口コミ評価:4.1点
- 注目車:2014年式 1.4TFSI 走行距離3.6万km 車検2019年6月 本体価格 145.8万円
上記の車を見ても、平均価格に近い金額で、車検が1年以上残った車を選ぶことができることが分かります。
国産車と変わらない価格で、ドイツのプレミアムカーブランドに乗れるのは、非常にお買い得感があります。
(2)BMW
BMWという社名を直訳すると、「バイエルン地方のエンジン工場」となり、その名前からもわかる通り、1913年に創業した当初は航空機用のエンジンを製造。
その後、4サイクルエンジンであるオットーサイクルを発明したオットー社を買収するなどして、会社の規模を大きくしていきました。
もともとエンジンメーカーだけあり、高回転まで淀みなく回る直列6気筒エンジンは、シルキーシックスと呼ばれ、多くのファンが存在。
また、直列6気筒という縦に長いエンジンを搭載しながらも、前後の重量配分を、理想とされる50:50にすることにこだわり、素直でシャープなハンドリングも大きな特徴であり魅力。
2010年以降は、燃費性能や、環境問題の影響により、2リッタークラスのエンジンは4気筒のダウンサイジングターボとなりました。
ただ、カタログ値以上に力強く滑らかなエンジンは、既存のBMWファンのみならず、新たなファンを獲得することにも寄与しています。
BMWならこの車
名門メーカーであるBMWでオススメしたいモデルと言えば、5シリーズセダン。
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もちろん、さらに上級である7シリーズや、日本での扱いやすさなどを考慮して3シリーズも捨てがたい。
ただ、プレミアムカーらしさと、BMW伝統のシルキーシックスを、絶妙なバランスで味わうことができるのは5シリーズセダンです。
Eセグメントに分類される高級車であるため、若干値は張ってしまうと思われがち。
ただし、5年落ち程度で、走行が4~5万kmの中古車であれば国産車とそれほど変わらない価格で購入可能。
国産車とは違った、世界基準のプレミアムセダンを乗りたいのであれば、5シリーズセダンがオススメです。
以下、主要中古車情報サイト「カーセンサー」に掲載されているBMW5シリーズセダンの、2025年1月現在のデータを紹介。
- 平均価格:239万円
- 口コミ評価:4.2点
- 注目車:2014年式 535i Luxury 走行距離4.8万km 車検無し 本体価格 318万円
近年では、ハイブリッドやディーゼルエンジンモデルに人気が集中。
BMW伝統のシルキーシックスを踏査したモデルでも、国産高級セダンと変わらない価格で購入することが可能です。
(3)メルセデスベンツ
上記でも触れているように、メルセデスベンツは自動車を発明したメーカーであり、常に世界中のメーカーをけん引し続けています。
その証拠に、現在では多くメーカーが純正採用しているウインカーミラーを市販したのは、1998年に発売された「Sクラス(W220型)」で、その後世界中のメーカーが純正で採用するようになりました。
また、豪華で華やかな内装や、厚みのあるドア、そして、ガッチリとした要塞のような感覚にさえなる乗り味は、まさしくメルセデスベンツその物。
「高級輸入車の乗り味はこう」という印象を我々日本人に定着させたメーカーです。
そして、メルセデスベンツと言えば、日本でその名を知らない人はいないほど、圧倒的な知名度を持った高級車メーカー。
今ではAクラスなどの低価格モデル(新車価格298万円~)や、GLEなどのSUVまで揃えているが、やはり、成功者の証と言っても良い風格を持った「Sクラス」を外すことはできません。
現行のSクラスは、もっとも価格の安いS400で1,140万円からと、一般庶民にはなかなか手が出ない価格。
さらに、最上級クラスの「S600ロング」ともなれば、530ps/84.6kgmを発揮する、6.0LのV型12気筒エンジンを搭載。
高級ホテル並みに豪華な内装はもちろん、最先端の安全装備など、2,357万円という価格に相応しい内容になっています。
メルセデスベンツならこの車
上記では、メルセデスベンツを代表するSクラスについて触れたが、私を含む一般庶民には到底手の出ない価格。
そこで、1世紀以上の歴史と価値を手ごろな価格で味わいたいのであれば、Cクラスがオススメです。
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特に、2013年まで販売されていた先代モデルの高年式が、もっともお買い得感のある車種。
ステーションワゴンやクーペなどのバリエーションが存在するため、予算や用途に合わせた1台を見つけることができます。
以下、主要中古車情報サイト「カーセンサー」に掲載されているメルセデスベンツCクラスの、2025年1月現在のデータです。
- 平均価格:328万円
- 口コミ評価:4.3点
- 注目車:2013年式 C180 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド 走行距離4.8万km 車検2018年7月 本体価格 165万円
年式が古いとすぐ壊れてしまうのではないかという心配をする人も少なくないと思います。
ただ、日本とは比べ物にならないほど広い国土で使用されることを想定して作られているため、適切なメンテナンスを行うことで長く乗ることが可能。
それでも、古い年式が不安な場合は、上年式相応に数万km以上走っている車を選ぶことで、経年劣化のリスクを低くすることができます。
(4)プジョー
日本ではドイツ車ほど見かけることはないが、プジョーをはじめとするフランス車は、ドイツ車には無いしなやかな乗り心地が特徴。
フランスは日本のように平坦なアスファルトばかりでなく、石畳のように荒れた路面が多く、アウトバーンを持つドイツのように、高速域での走行性能はあまり重視されておりません。
中でもプジョーの足回りは、通称「猫足」と呼ばれ、柔らかくしなやかでありながら、芯のあるしっかりとした足腰を持っています。
プジョーは長年ラリーで活躍したメーカーでもあるため、206や307といったコンパクトハッチバックが、プジョーを代表する車種。
プジョーならこの車
プジョーにも、SUVやセダンは存在するが、上記で述べたように、プジョーの魅力を味わうのであれば、コンパクトハッチバックの208がオススメ。
2012年モデルから現行型となる208は、全長が4mを切るコンパクトハッチバックで、プジョーにおいてもっとも中心的な存在です。
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1.2tを切る軽量なボディと、プジョー伝統の猫足で、真のハッチバックスポーツを味わうことが可能。
以下、主要中古車情報サイト「カーセンサー」に掲載されているプジョー208の、2025年1月現在のデータです。
- 平均価格:154万円
- 口コミ評価:3.9点
- 注目車:2016年式 208 Style 走行距離2.6万km 車検2019年7月 本体価格 123.9万円
輸入車というだけで高い、高級というイメージを持ちやすいと思います。
ただ、上記の車を見ていただいてもわかるように、同クラスの国産コンパクトハッチバック車と比較しても、十分お買い得感のある価格です。
(5)フィアット
日本においてフィアットと言えば、フィアット500に代表される小型車メーカーというイメージが強い。
ただし、世界の自動車産業を支える老舗メーカーです。
フィアットは、アルファロメオやマセラティといった有名メーカーや、一時フェラーリをも傘下に持っていた時期があり、現在は、アメリカのクライスラーとFCA(フィアットクライスラーオートモービルズ)という持ち株会社を形成し、自動車業界における一大グループになっています。
そして、本家フィアットを代表する車種と言えば、日本でもアニメルパン三世に登場する車として有名な、NUOVA500、通称「チンクエチェント」。
1957年に登場したNUOVA500は、それまでスクーターを主な移動手段としていた層に、4輪であることの安全性を強くアピールし、価格を安く抑えたことで、イタリアだけでなくヨーロッパ全土で人気となりました。
その結果、1975年まで販売されたNUOVA500は、18年間の総生産台数は367万台を超えています。
フィアットならこの車
上記のNUOVA500は、いくら魅力的であるとは言え、現実的に所有することは難しいと思います。
NUOVA500誕生50周年にちなみ、往年のデザインをモチーフにした新しいフィアット500が発売。
駆動方式はNUOVA500のRRからFFへ、エンジンの排気量も0.9~1.4Lと大幅に拡大。
日本車には無いおしゃれなイタリア車に乗りたいという人にオススメです。
以下、主要中古車情報サイト「カーセンサー」に掲載されているフィアット500の、2025年1月現在のデータ。
- 平均価格:108万円
- 口コミ評価:4.1点
- 注目車:2013年式 500ポップ 走行距離2.6万km 車検無し 本体価格 98万円
(6)ポルシェ
フェラーリ、ランボルギーニ、ホンダNSX、日産GT-Rなど、スーパーカーと言えば、色々考えられます。
人によって違いがありますが、少なくとも、誰もが1度は憧れるスポーツカーがポルシェです。
1931年に創業したポルシェは、日本ではビートルという名で呼ばれています。
ワーゲンタイプ1を設計したフェルディナンド・ポルシェ博士によって設立された自動車メーカー。
ポルシェの魅力は、初代356から続くRRレイアウト(リヤエンジン・リヤドライブ)と、徹底的に走りにこだわった車づくりにあります。
また、近年では、スポーツカー専業メーカーを捨て、SUVのカイエンや、大型プレミアムセダンのパナメーラを発売。
一部のファンからは避難されましたが、結果として現在のポルシェを存続させるためには必要な方針転換であったと歓迎する声の方も多かったです。
ポルシェならこの車
ポルシェを購入するのであれば、是非、ポルシェの伝統を引き継ぐ911と言いたいところですが、やはり価格はかなり高額であり、そう簡単に手を出すことはできません。
そこで、安価でありながら伝統のポルシェスピリッツを味わうことができるのが、ポルシェボクスター。
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ポルシェボクスターは、エンジンの搭載位置がMR(ミッドシップ)。
エンジンパワーは911より下がりますが、剛性の高いフロアに支えられたオープンモデルであるため、重心が低く、真のスポーツカーとしての走りを体感できます。
以下、主要中古車情報サイト「カーセンサー」に掲載されているポルシェボクスターの、2025年1月現在のデータです。
- 平均価格:279万円
- 口コミ評価:4.3点
- 注目車:2013年式 ボクスターS PDK スポーツクロノ 走行距離5.2万km 車検無し 本体価格 299.9万円
(7)フォルクスワーゲン
かのアドルフ・ヒトラーの命により設立されたフォルクスワーゲン。
国民車と言うコンセプトのもと、一般庶民でも所有できる、安価で実用的な車を作り続けています。
現在は、フォルクスワーゲンを中心に、アウディ、セアト、ベントレー、ポルシェ、ランボルギーニなど、名だたる自動車ブランドを傘下に収め、巨大な自動車製造グループを形成。
代表車種は、日本ではビートルやカブトムシという愛称でお馴染みのタイプ1です。
タイプ1は、1938年の生産開始以来、2003年まで製造。
累計販売台数は2100万台を超え、フルモデルチェンジ無しの単一車種としては世界最多となっています。
フォルクスワーゲンならこの車
せっかく輸入車に乗るのであれば、国産車に無い個性は大切にしたいポイント。
実用性と個性を高いレベルで実現しているのがザ・ビートル(ニュービートル)です。
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日本でも可愛らしいデザインが人気を呼び、豊富な台数が出回っています。
予算に合わせて豊富な台数から選ぶことができます。
以下、主要中古車情報サイト「カーセンサー」に掲載されているザ・ビートルの、2025年1月現在のデータです。
- 平均価格:185万円
- 口コミ評価:4.1点
- 注目車:2012年式 ザ・ビートル デザイン 走行距離2.9万km 車検無し 本体価格 199.8万円
ボディタイプ別のおすすめ外車・輸入車12選
- 家族が増えたため、次の車はミニバンタイプを予定している
- 誰とも被らない個性的な車に乗りたい
など、車種ではなく、ボディタイプから購入する車を探しているという人もいると思います。
SUVのオススメ外車・輸入車3選
近年世界的に人気が高いジャンルとなっているSUVでは、世界中のメーカーから魅力的なSUVが数多く販売されています。
その中から、特にオススメの3車種を紹介。
BMW X3
ミドルサイズSUVのパイオニア的存在と言っても良いモデル。
BMWではSUVではなく、SAV(スポーツアクティビティヴィークル)と呼ばれています。
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2017年には新型モデルがデビューしたことで、中古車ならば、それまでのモデルの値が下がり、豊富な台数から車を選ぶことができます。
【参考価格】2015年式 X3 Xドライブ20d 走行距離5.2万km 車検無し 本体価格 339.8万円
アウディ Q3
アウディ伝統のクアトロシステムを選ぶことが可能。
全長4.4mというコンパクトSUVでありながら、走破性能ではNO1という声が上がるほど本格的なものとなっています。
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兄貴分であるQ5や、ライバル車に押され、若干影の薄い存在ではあるものの、性能や質感は高く、中古車としてのコストパフォーマンスは高いです。
【参考価格】2013年式 Q3 2.0 TFSI クワトロ 走行距離3.9万km 車検無し 本体価格 199.8万円
ボルボ XC90
2016年に2代目が日本でも発表され、ボルボ人気を再浮上させた大型SUV。
スポーティで近未来的なエクステリアと、北欧らしい洗練されたインテリアが特徴です。
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販売台数はそれほど多くなく、年式も新しいため、格安な車両を探すのは難しいです。
ただ、他人とは違う個性を求めている人はぜひ候補にしたい1台。
【参考価格】2016年式 XC90 T5 AWD モメンタム 走行距離1.3万km 車検2019年12月 本体価格 599万円
コンパクトカーのオススメ外車・輸入車3選
日本でも扱いやすいコンパクトカー。
輸入車の中からおすすめの3車種を紹介します。
アウディ A1スポーツバック
コンパクトカーは走りを求めるものではありません。
ただ、アウディA1は、そんな大人しいキャラクターばかりではありません。
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1.0リッターと1.4リッターの2種類のエンジンが用意。
現行1.4リッターの最高出力は150ps、最高トルク25.4kgmを発生し、1.2tという軽量なボディには十分すぎる動力性能を発揮しています。
ドイツ車らしい高いボディ剛性と、質感の良いインテリアを備えながらも、全国的に見ればお買い得な中古車が多く出回っています。
【参考価格】2013年式 A1スポーツバック 1.4 TFSI 走行距離4.2万km 車検無し 本体価格 109.9万円
フォルクスワーゲン ポロ
代を追うごとにサイズアップしていくゴルフとは対照的なポロ。
ほとんど大きさを変えることなく、フォルクスワーゲンの中ではもっともベーシックなコンパクトハッチバックです。
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輸入車では珍しく、全幅を1700mm以下に抑えた5ナンバーサイズが大きな魅力。
フォルクスワーゲンの中でも、女性の比率が最も高い車種です。
そのため、丁寧に扱われた車両が多く、中古車になっても十分満足いく車両を選びやすいのが特徴です。
【参考価格】2013年式 ポロ TSI コンフォートライン 走行距離1.4万km 車検2018年3月 本体価格 99万円
ルノー トゥインゴ
ヨーロッパではAセグメントに分類されるコンパクトカー。
現行型の全長は3,590mmで、日本の軽自動車(3,400mm)よりもほんの少し長い程度です。
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そして、エンジンをラゲッジ下に搭載したRRを採用。
FF車以上の小回りと必要最低限の荷室を確保し、可愛らしいデザインと相まって、日本では注目を浴びることは間違いありません。
正直、日本での販売台数は少なく、中古車であっても少々割高に感じると思います。
ただ「パリのために仕立てられた」という個性は価格以上の魅力があります。
【参考価格】2013年式 トゥインゴ ゼン 走行距離1.2万km 車検2020年2月 本体価格 138万円
ミニバンのオススメ外車・輸入車2選
ファミリーでの使用を想定した場合、3列シートのミニバンは外せない存在。
ここからは、輸入車でも魅力的な3列シートミニバンを紹介します。
BMW 2シリーズグランツアラー
走りにこだわったFRを身上としてきたBMWが作る、初のFFモデルであり3列シートミニバンでのあるグランツアラー。
BMWらしい軽快な走りとまではいかないまでも、同クラスのミニバンの中では、走りの評価は高いです。
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もう一つオススメのポイントは、2.0リッターのクリーンディーゼルが選べること。
ハイオクに比べ単価の安い軽油であるメリットに加え、キャラクター上高回転を回すのではなくトルクのあるディーゼルは、むしろ好都合です。
中古車としてみた場合、1.5Lのガソリンモデルは非常にお買い得な価格に落ち着いています。
大人しいミニバンには満足できないお父さんにはぴったりな1台です。
【参考価格】2015年式 グランツアラー 218i 走行距離1.3万km 車検2018年3月 本体価格 185.9万円
フォルクスワーゲン シャラン
大人も7人乗れる本格3列シートとなると、輸入車では一気に選べる車種が少なくなるなか、シャランは貴重な本格3列シートミニバン。
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現行型が日本で発売されたのは2011年であるため、少々古さは否めません。
ただ、各部の造りはさすがで、派手さは無いものの、ポイントを抑えた造り込みがされ、良くできた優等生です。
フォルクスワーゲンには、エマージェンシー的な3列目を備えたトゥーランが有り、単純な人気では押され気味。
ただ、その分中古車では価格が安く、お買い得感の強いモデルとなっている。
【参考価格】2015年式 シャランTSIコンフォートライン 走行距離3.9万km 車検無し 本体価格 165.9万円
セダンのオススメ外車・輸入車2選
今ではミニバンやSUVに押され気味のセダン。
やはり車の基本に忠実な特性があり、メーカーとして力の入ったモデルが揃っています。
BMW 3シリーズ
上段の項目でも触れたように、BMWのこだわりは、シンプルなFRレイアウトを持つスポーツセダン。
そのなかでも3シリーズは、大きすぎないサイズで道幅が狭い日本でも売れ筋です。
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ただ豪華なだけではない、ただ速いわけでもない、スポーツセダンの神髄を味わうには、3シリーズがジャストサイズ。
直列6気筒にこだわらずとも、十分駆け抜ける歓びを体感できます。
日本国内の販売では、BMWの中ではもっとも売れている3シリーズです。
中古車として選べる台数も多く、特に新しいモジュラーエンジンを搭載した2015年以降のモデルが狙い目。
【参考価格】2015年式 320i Mスポーツ 走行距離2.0万km 車検2018年9月 本体価格 289.9万円
メルセデスベンツ Cクラス
上記BMW3シリーズのライバルであり、日本における高級輸入車の代名詞でもあるのがメルセデスベンツCクラス。
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2014年から販売される現行型は、「メルセデスの本気」というキャッチコピーに現れているように、最上級クラスのSクラスと見まがうばかりの堂々としたエクステリアと上質なインテリアが大きな魅力です。
メルセデスベンツの中でまさに中核を成す車種。
中古車市場には豊富な台数が出回り、予算や用途に応じて、最適なCクラスを見つけやすいです。
【参考価格】2015年式 C200 アバンギャルド AMGライン 走行距離4.3万km 車検2018年2月 本体価格 298万円
スポーツクーペのオススメ外車・輸入車2選
輸入車のスポーツクーペと言えば、高性能な高級モデルの印象が強いと思います。
ただ、あえて高級モデルを紹介せず、買ってからも比較的維持がしやすく、価格帯も手ごろな2車種を紹介します。
アウディ TTクーペ
輸入車、さらにスポーツカーと言えば、ポルシェやフェラーリなどのように、超高額なイメージが持たれがち。
ただ、初代TTが登場したことで、比較的手の届きやすい価格で、おしゃれなヨーロピアンスポーツも存在することが広く認知されました。
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軽量でコンパクトなボディを持ち、ホイールベースのちょうど中間にドライバーが座るレイアウト。
車と一体になったドライブフィールが大きな魅力となっています。
中古車での購入を考えた場合は、2015年まで販売されていた先代モデルである2代目の最終型が狙い目です。
【参考価格】2015年式 クーペ 1.8 TFSI 走行距離2.1万km 車検2018年2月 本体価格 249万円
BMW 2シリーズクーペ
BMWと言えばハイパワーの6気筒エンジンを積んだモデルの印象が強い人もいるかもしれません。
ただ、1966年から1977年にかけて、日本では通称02(マルニ)と呼ばれる小型2ドアセダン「02シリーズ」が存在。
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BMWの駆け抜ける歓びの原点とも言える02シリーズの伝統は、2シリーズクーペに引き継がれ、前後50:50の理想的な重量配分。
ナチュラルでシャープなハンドリングを体感することができます。
どうしてもミニバンやSUVと比べると人気薄であるため、中古市場にはそれほど多くの2シリーズクーペは出回っておりません。
ただ、300万円以内でBMWのスポーツマインドを体感できるならば決して高くはないと思います。
【参考価格】2014年式 220i Mスポーツ 走行距離.1.4万km 車検無し 本体価格 257.8万円
良質な外車・輸入車を見つける方法
前章でオススメの外車・輸入車を紹介してきました。
ただし、外車はそもそも流通しておらず、なかなかいい車を見つけることが困難です。
そんな時に便利なサービスがズバット車販売です。
プロが非公開車両を探してくれるズバブーン車販売
ズバット車販売は株式会社ウェブクルーが運営する中古車提案サービス。
欲しい車のメーカーや大体の年式などを入力するだけで、中古車販売の最大手ネクステージが理想の1台を探してくれます。
コツは下記のような感じで伝えることです。
- 新車とほぼ同等の軽自動車がほしい、プリウスがほしい
- ディーラー試乗車落ちで5,000km以内の中古車がほしい
- タントで100万以内、新車同等品を提案してほしい
- 通勤にオススメの車を教えてほしい
その後は最寄りのネクステージ店舗で車種の提案を受けるという流れ。それだけで自分の理想に近い中古車に出会えます。
市場には出回っていない優良な中古車が数多くありますので、一度相談してみましょう。
【裏技】愛車の最高額をチェック&下取りよりも数十万高く売れる
同じ車。どうせ売るなら1円でも高く売りたいと思いませんか?
そこでオススメが車一括査定の「カーセンサー」「MOTA」です。車一括査定を使うと、買取業者同士が競い合うため、必然的に査定額が高くなります。
ディーラー下取りや買取店1社よりも数十万高く売れることも多く、車を売るのを検討している人なら必須なサービス。
しかもカーセンサーなら「メール連絡の希望も可能」「オークション形式も対応」とよくある買取業者からの電話ラッシュも防げます。
MOTAは申し込むと翌日の18時までに各社からWEB上で査定額が届く、上位3社と交渉するサービス。営業電話も少なく、ただし買取業者としっかり交渉もできるため非常にオススメです。
複数社の査定は面倒でどこか1社だけの査定で十分な人は、後からの減額は一切なし、顧客評価も高いカーセブンがオススメです。
また、古い車の買取するならどんな車でも買取するが強みなソコカラ、カーネクストがオススメです。
中古の外車・輸入車でよくある質問と回答
Q1.ズバリ今オススメの中古の外車・輸入車は?
当サイトがオススメしている中古だからこそオススメできる外車・輸入車は下記5車種です。
- BMW 3シリーズセダン
- メルセデスベンツ Cクラスステーションワゴン
- フォルクスワーゲン ゴルフ
- アウディ Q5
- ボルボ XC60シリーズ
詳しくは「中古車のプロが厳選!オススメの外車・輸入車5選」をご確認ください。
Q2.中古の外車・輸入車の注意点は?
中古・新車問わず外車・輸入車の修理費用は高くつく傾向です。
また部品を取り寄せるような修理になった場合、日本に部品在庫が無い場合海外からの取り寄せになり数ヶ月掛かることがあります。
特に中古の外車は、既に日本で売られていない可能性も高く、なかなか部品が調達できないこともあります。
Q3.良質な外車・輸入車を見つける方法は?
良質な中古車はなかなか流通しておらず、外車ともなるとさらに流通量は減ります。
そこでオススメなのが「ズバット車販売」というサービス。
ズバブーン車販売は、プロが非公開車両も含めてあなたの要望に合う中古車を探してくれます。
詳しくは「良質な外車・輸入車を見つける方法」をご確認ください。
まとめ
輸入車と言えば高額なイメージがあると思います。
ただ、本記事を読んでいただければわかる通り、中古車になることでその様子は一変します。
新車価格が割高である中古車であっても、中古車になった途端その価格は大きく下がる傾向が強いのも事実。
つまり外車や輸入車は高く買ってくれる業者を探す必要があります。
しかし、中古車で購入価格を抑えておけば、次に乗り換える際も安心です。