こんな悩みをスッキリ解消
- 査定前の洗車はするべきなのか?
- なぜ洗車を勧めている記事と否定する記事があるのか?
- とにかくお得に売却する方法を知りたい
- 査定時に気を付けるポイントを知りたい
インターネットで調べていると、「査定前に洗車をすると○万円アップ?」といった洗車をオススメしている記事があります。
かと思えば「売却前の洗車は意味が無い!」という記事もあり、いったい何が本当か分からないという方も多いと思います。
結論を言うと、下記4つのことが言えます。
そこで今回は、査定前に行う洗車について詳しく解説していきたいと思います。
車査定前に洗車すると査定額はアップするの?
汚い車よりも、綺麗な車の方が高く売れるというのは、どなたでも想像できると思います。
確かに、綺麗な車であるに越したことはありませんが、洗車をしたからと言って、査定額が大幅にアップするのかと聞かれれば、その答えは「NO」。
そもそも「見た目の綺麗さ」という観点は、非常にあいまいな基準です。


車査定において洗車をすることは間接的に有効
洗車をすることで査定員に安心感を与え、無用なマイナス査定を避けることが期待できます。
洗車をしていることで、
- 車が単純によく見えてしまう
- 乗っている人が丁寧に乗っていそうだ
と人間はどうしても思うため、査定員もポジティブになります。
逆のパターンを考えると分かりやすいかもしれません。
- 外装は泥だらけで、車内には食べこぼしやゴミが散乱
そんな状態の車を見せられれば、「この車は最低限のメンテナンスすらしてもらってないんじゃないか?」と、誰でも思ってしまいますよね。
余計な不安をあおり、査定額が安くなってしまうことを避けるためには、ある程度の清潔感が重要なポイントなのです。
車査定前の洗車は軽くで大丈夫
泥だらけのボディよりも、艶やかに輝いているボディの方が、車はより良く見えます。
しかし、査定前だからと念入りなワックスがけや高価なボディコーティングをする必要はありません。
普段まったくワックスがけを行ってこなかったような場合、査定前にワックスを掛けたとしても、好印象につながるような輝きが戻ることはありません。
また、中途半端なワックスやコーティングは、細かな傷を目立たせてしまうため、かえって逆効果になる恐れも。
薄い傷程度であれば綺麗に消すことができる高額なコーティングも存在します。
ただ、高額なコーティングを行っても、その金額を回収できるほどのプラス査定を貰うことは期待できません。
手間を掛けた方が良いのは車内清掃
内装はその人の使い方によって汚れ具合が違ってくるものです。
車内のゴミや汚れが少なければ少ないほど、より丁寧に使用されていたという印象を与えることができます。
シートの下や背もたれの隙間、フロアマットの下などには細かなゴミが溜まりやすいもの。
掃除をする際には、マットを車外に出し、シートを前後に動かしながら掃除機を使ってゴミを吸い込みましょう。
また、内窓やダッシュボードの汚れやほこりも目立ちやすいため、きちんと拭き掃除を行っておきましょう。
ただし、業者にお願いするような高価な車内清掃や、車内クリーニングは必要ありません。
タバコやペットを乗せていた人は消臭も必ず行う
ボディや車内の汚れは気が付いても、意外と見落としがちなのが、車内の臭いです。
特にタバコを吸う方や、車にペットを乗せる機会のある方は注意が必要。
タバコ臭とペット臭については、嫌う方が多く、マイナス査定の要因になってしまう恐れがあります。
実際にJAAIが定めている査定基準でもペットの臭いはマイナス査定となっています。

販売されている中古車も禁煙車の方が高く売られています。
重曹を使った消臭方法
人体に害もなく安全で効果的な方法が、重曹を使った方法。
Amazonなどで300円ぐらいで購入できます。
重曹をそのままシートやフロアに撒き、一晩放置してから掃除機で吸い取るだけでも招集効果は期待できます。
しかし、この方法の難点は、撒いた重曹の回収に手間がかかるということです。
そこで、おすすめなのが重曹水を使った方法。
車の清掃に限らず、あらゆる用途に使えるため、ライフハック系のサイトでも数多く紹介されています。
重曹水の作り方は、水100mlに対し、小さじ1杯の重曹を溶かし、100円ショップなどで売っているスプレーボトルに入れるだけといたって簡単。
使い方は、シートやフロアマットにスプレーし、固く絞った雑巾で水拭きをするだけです。
ただし、重曹水は弱アルカリ性で、革製品を痛めてしまうため、革製のシートや内装には使用できません。
中性洗剤を使った拭き掃除も効果あり
重曹が家に無い、買いに行くのも面倒くさいという方は、台所にある食器用の中性洗剤でもある程度代用することが可能。
中性洗剤をバケツの水に入れ、その水を含ませた雑巾で拭き掃除をします。
重曹ほどの効果は期待できませんが、臭いと共にタバコのヤニを落とすことができ、食べこぼし汚れなどもきれいにすることが可能。
中性洗剤を使用した際の注意点としては、洗剤が残ってしまうと変色などの原因となります。
最後はきれいな水で絞った雑巾で2度拭きを行うようにしましょう。
もっと手間をかけたくない場合は日干し
できるだけ手間をかけたくないという方は、天気の良い日に窓やドアを全開にして半日以上放置する「日干し」するだけでも消臭効果はあります。
臭いの原因物質の中には、日光によって消滅するものもあるため、一定の効果が期待できます。
ただし、風の強い日や、花粉、黄砂が多い日などは逆効果になってしまうことがあるため、日干しを行う日を見極めることが必要です。





傷や凹みが見つかっても修理はしないほうがいい理由
傷や凹みがあると、査定額がマイナスになることは確かです。
ただし、ボディの傷や凹みは修理をしないほうがいいです。
理由は、マイナス査定をされてしまう金額よりも、修理費の方が高くついてしまうから。
簡単な例を挙げてご説明すると、ドアに直径5cm程度のすり傷が付いてしまったとしましょう。
だいたい査定額にして2万円~3万円マイナスになります。
傷の深さにもよりますが、2~3万円でできる修理は、ガソリンスタンドやカー用品店で行われている簡易板金。つまり同等ということ。
本格的な板金修理やドアの交換ともなれば、10万円近くの修理費が掛かります。
このように基本的には査定額のマイナスよりも修理代の方が高くなる可能性が高いのです。
傷や凹みによる減額については下記記事で解説しています。



車を高く売るなら車一括査定がオススメ
車の査定額を上げるためには、複数の買取業者を競わせることが最も有効です。
面倒な交渉をしなくても、業者間が査定価格を競って少しずつ値段を上げていきます。
オークションのような状態になるので、あなたはあまり交渉をしなくても査定額が上がっていくのです。





車一括査定のオススメはカーセンサー
車一括査定は色々なサイトがありますが、中でもオススメは「カーセンサー」です。
車一括査定の仕組み自体は、どのサイトも変わりませんが、依頼できる買取業者は車一括査定サイト毎に少しずつ異なるのです。
カーセンサーは下記のように参加している買取業者数が圧倒的。
- カーセンサー:700社以上
- ズバット車買取:200社以上
- カービュー買取:300社以上
- ナビクル:100社以上
大手~町の中古車屋さんまで、幅広く依頼できるのが「カーセンサー」なのです。
つまりそれだけあなたの車を高く買い取ってくれる買取業者が見つかる可能性が高いということです。
また、買取業者の連絡の希望日時を伝えたり、メール希望を出せるのもカーセンサーのみ。
任意項目

連絡希望時間帯


また、どうしても複数社からの電話が嫌な場合はオークションを選択するのもオススメです。
オークションを選択すると、電話は1つ(カーセンサーのスタッフ)のみで、第3者の査定員が査定してくれます。
その査定情報をもとに8,000社以上がネットで入札する仕組み。
買取業者と直接交渉するわけではないので、通常の車一括査定の方が高額査定になりがちですが、ディーラー下取りや買取業者1社の査定よりは高くなる可能性があります。
複数社からの営業電話は少なくしたいけど、買取業者としっかり交渉したいという方は「MOTA」がオススメです。
MOTA車買取を使うと、最大20社の買取業者がネット上に概算査定額を提示してくれます。そのうちの上位3社の買取業者のみ交渉権を持つサービスです。
つまり車一括査定のような電話ラッシュはなく、上位3社しか電話が掛かってきません。
もちろんネット上で見れる概算査定額を見て断っても大丈夫です。

車一括査定のオススメについては下記記事でさらに詳しく解説しています

また「とにかく安全な買取業者1社だけに査定依頼したい」方は「カーセブン」がオススメです。
理由は、「キャンセルは7日間OK」「売買契約後の減額がない」ことを公言しており顧客からの評価も高い買取業者だからです。
実際にカーセブンは、オリコンが実施する顧客満足度調査でも常にTOP3に入っています。
売買契約後のキャンセルや減額については下記記事で詳しく解説しています。

カーセブンの評判については下記記事で詳しく解説しています。

当サイトでおすすめの買取業者ランキングは下記のとおりです。
車買取業者のおすすめランキングTOP7
- 1位:カーセブン
- 2位:アップル
- 3位:オートバックス
- 4位:ユーポス
- 5位:ラビット
- 6位:ネクステージ
- 7位:カーチス

車査定前に洗車以外で準備しておきたい2つのこと
車を査定してもらう前にやっておいた方がいい2つのことをお伝えします。
車査定前に洗車以外で準備しておきたい2つのこと
- 点検記録簿を用意する
- 純正パーツにしておく
もしあなたが古い車を売る場合は、1の点検記録簿は重要になります。


※出典:自動車整備振興会より
買い取られた車は基本的に中古車として販売されます。
年式が古い中古車や走行距離が10万キロを超えるような中古車を買う人が気にすることは、安心に乗れるかどうか。
点検記録簿があると、中古車を買う人の安心材料になり、査定額が上がる可能性があります。

車査定の基準やチェックポイントについては下記記事で詳しく解説しています。

まとめ
- 車査定前の洗車は、査定員の印象を上げる
- 車査定前の洗車は、簡易的でOK
- 車内清掃はしっかりやっておく
- タバコやペットの消臭はやっておく
- 車査定前に「点検記録簿の準備」「純正パーツに戻す」のをやっておく