こんな悩みをスッキリ解消
- ディーラー下取りを契約してしまったがキャンセルしたい人
- 下取りと買取ならどちらが高いか知りたい人
- 一番高く車を売る方法を知りたい人
車を買い替える時、新車を契約したディーラーで下取りを依頼する人が大半です。
しかし、後になって買取店に売ればよかったと後悔する人も多いはず。
そこで、筆者が実際に大手自動車メーカーのディーラー7社にヒアリング調査を実施し、下取りがキャンセル可能かどうかを調査しました。
この記事を最後まで読めば、各社がキャンセルを受け付けてくれるかどうかがわかります。
新車契約後に下取りをキャンセルすることは可能?
新車を契約する際に下取りの契約もしてしまったけどキャンセルしたいという人は意外といます。
「親族に欲しがっている人がいた」「買取店の方が高く売れることがわかった」などの理由が大半。
でもそんな時、ディーラー下取りをキャンセルすることは可能なのでしょうか?
本章では、国内主要メーカー7社のディーラーに実際にヒアリングを行い、その結果を紹介しています。
国内大手ディーラー7社のキャンセル可否一覧
結論を先にお話すると「可能」と答えるディーラーがほとんどでした。
もちろんディーラーでもいくつか系列があるため、店舗や地域によって異なることはご了承ください。
主要ディーラー | キャンセル可否 | 備考 |
---|---|---|
トヨタ | 可能 | 車両引渡し前が条件 |
日産 | 可能 | ケースにより異なる |
ホンダ | 可能 | 確認は必要 |
マツダ | 可能 | 契約直後なら可能 |
ダイハツ | 可能 | 車両引渡し前が条件 |
スズキ | 可能 | 車両引渡し前が条件 |
スバル | 可能 | 車両引渡し前が条件 |
※2024年11月現在、主要の都内ディーラーに電話ヒアリングした結果
東京都内の国産自動車ディーラーにヒアリングを行いましたが、基本的にはキャンセル可能という回答が大半でした。
しかし車両引き渡し前に限定していることも多く、各社「なるべく早めに相談して欲しい」と口をそろえて言っていました。
「買取店の方が高かったからそっちで売りたい」と言われた経験はどのディーラーマンもあるようで、キャンセルの相談も少なくないというのが現状のようです。
下取りのキャンセルはできるものの早めの相談が必要ということ。
ディーラーによって対応は違うこともあるため、契約内容はよく確認しておきましょう。
なお、買取業者は売買契約後はすぐに再販の準備を始めるところが多く、キャンセル条件がディーラー下取りに比べて厳しいです。
買取業者のキャンセルについては、下記に詳しく解説しています。
トヨタの場合は「可能」
国内最大手のメーカーであるトヨタですが、新車契約後のキャンセルは「基本的に可能」という回答。
ただし車両引き渡し前であることが条件で、契約直後ならキャンセルできるということでした。
車両引き渡し後だと、ディーラーは再販のための手続きに入ります。
場合によっては次の引き取り手が決まっていることがあるので、キャンセルは応じられないということです。
日産の場合は「ケースによる」
日産の回答は「ケースによる」というもの。
あくまで契約を交わした後の話なので、ケースごとに対応をしているとのことでした。
例えば新車購入代金から下取り価格を引いて販売している場合、下取りをキャンセルする代わりにその分の現金を用意すれば可能というケースもあるようです。
どちらにしろ、キャンセルは早めに相談して欲しいとのことでした。
ホンダの場合は「可能」
ホンダのディーラーにヒアリングした結果は「可能」という回答でした。
しかし同時に「キャンセルにならない対応が取れるか協議させて欲しい」ということでした。
というのは、例えば下取り価格より買取店の査定価格の方が高かったなどのケースでは、下取り査定をやり直して同じ価格に調整できるか検討したいためと答えていました。
キャンセルにならないのが一番いいとのことだったので、できる限り別の方法を模索したいというスタンスでした。
マツダの場合は「契約直後なら可能」
マツダの気になる回答は「契約直後ならキャンセル可能」ということ。
まだディーラーに車を引き渡す前であれば、再販の準備をしていないケースが大半なのでキャンセルができるということでした。
ただしできればキャンセルは避けたいと考えているため、早めに相談して欲しいとディーラーマンは話していました。
ダイハツの場合は「可能」
ダイハツもトヨタ同様「可能」という回答でした。
車両引き渡し前に相談すれば、基本的にはキャンセルに応じているそうです。
しかし他社の方が下取り価格が高かったなどの理由であれば、下取り査定をやり直すなどの対応ができるので相談して欲しいということでした。
スズキの場合は「可能」
ズズキの回答は「基本的に可能」というもの。
これも各社共通でしたが、車両の引き渡し前であれば対応ができるというものでした。
契約後に買取店の査定の方が高かったからそちらで売りたいというお客さんはある程度いるようで、そのケースも柔軟に対応していきたいとのこと。
スバルの場合は「基本的に可能」
スバルも各社と同じ回答で、「キャンセルは基本的に可能」というもの。
できれば早めに相談して欲しいとのことだったので、これも各社と同じスタンスであることがわかります。
車両引き渡し前ならすんなりキャンセルできるようなので、早めの相談をオススメします。
まとめ
- 車下取りのキャンセルは「基本的に可能」
- キャンセル理由は「買取店の査定の方が高かったから」が大半
- 車買取業者はキャンセルがディーラー下取りに比べて厳しい