【写真つき】初心者でも分かる手洗い洗車!車マニアが実践している「洗車手順」完全版

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【写真つき】初心者でも分かる手洗い洗車!車マニアが実践している「洗車手順」完全版

「自宅での手洗い洗車」というのは、車好きだけのたしなみと思っていないでしょうか?

筆者の周りを見ていると

  • 手洗い洗車に苦手意識がある
  • なんとなく洗車機を使っている

そんな人が意外に多いと感じています。

たとえば筆者の友人で去年軽自動車を買ったK君は、車の汚れにあまり気を留めていませんでした。

車の汚れをあまり気に留めていなかった友人

どうしても泥だらけになってきたな…と思った時は、ガソリンスタンドの洗車機を使っていたそうです。

しかしある時、仕事帰りに彼の車を見せてもらうと、パッと見では分かりませんが無数の小キズがついていました。

去年買った車とは思えないレベルです。

それを伝えると「ちゃんと洗車していたのに何で?」と結構なショックを受けていました。

もちろん、洗車機にもメリットはあります。

洗車機のイメージ

車を初めて持ったばかりの方でも、給油ついでにサッと洗える手軽さが一番のメリットです。

しかし洗車機に頼りすぎると、数年にわたって乗り続ける愛車がダメージを受けてしまうかもしれません。

筆者としては、自宅での「手洗い洗車」を強くオススメします。

決して、手洗い洗車の手順は難しくありません。

今回は

  • 手洗い洗車に苦手意識のある人
  • なんとなく洗車機を使っている人

という方に向けて、車マニアを自負する筆者が効果的な洗車のステップを解説しましょう。

筆者が愛車のヴォクシーを洗車した様子を織り交ぜながらお話ししますので、イメージが付きやすいと思いますよ。

ぜひ最後までお付き合いください。

筆者の愛車・フーガとヴォクシー

※筆者の愛車、ヴォクシー(家族用)とフーガ(自分用)です。

今回はヴォクシーを使って実演します。

目次

そもそも手洗い洗車と洗車機、どちらが傷がつく?

手洗い洗車と洗車機、どちらが傷がつく?

「実際、手洗い洗車と洗車機はどう違うの?」「どちらが傷がつきやすいの?」

と疑問に思う方もいるでしょう。

筆者の見解を言うと、洗車機の方が傷がつく可能性が高くなります。

中には「手洗いの方が傷がつく」という人もいますが、多くの場合、洗い方が悪かったりします。

または「洗車のNG項目をやってしまっている」可能性があるのです。

「手洗い洗車」で陥りがちな失敗は4つ

具体的には以下の4点です。

  • 晴れた日の日中に洗車をしている
  • 最初にボディから洗い始める
  • いきなりスポンジでこすっている
  • 高圧水流やジェットを多用し、水で汚れを飛ばそうとする

手洗い洗車は、曇りの日か、太陽が出ていない早朝・夕方に行うのがベストです。

晴れた日は洗車には向かない

晴れ渡った日は気持ちよく「洗車でもしようか」と思うかもしれませんが、この天気は洗車には向きません。

晴れの日に洗車を行うと、ボディに残った水分があっという間に乾燥し「ウォータースポット」として残ってしまうからです。

また、この後の洗車手順でも解説していますが「いきなりボディから洗い始めるのはNG」です。

タイヤやホイールには頑固な油脂系の汚れや泥が付着しているので、こちらを先に洗いましょう。

そしてボディの傷の原因となるのは意外にも小さなホコリや砂です。

ボディにそういったゴミが付着したままスポンジでこすってしまうと、ボディを粗いヤスリで擦っているようなものです。

ジェットを多用し、水で汚れを飛ばそうとするのも同様です。

水流で小石や砂が吹き飛ばされ、細かい傷がボディにつく原因になります。

ジェット水流で小石や砂が吹き飛ばされ、細かい傷がつく

基本的に、手洗い洗車ではジェット水流を使うことはありません(バケツのシャンプーを泡立たせる場合を除く)。

これらの失敗を回避すれば、手洗い洗車の方が車を傷つけずに済みます。

とはいっても、洗車機を全否定する訳ではありません。

あなたが「洗車機を使った方が満足できるか」分かるように、洗車機のメリット・デメリットをまとめました。

洗車機のメリット

  • やっぱりお手軽
  • 道具が要らないためトータルでは安い
  • 道具が邪魔にならない(大きい車なら脚立がいるなど)

何といっても大きいのは、車を洗うのに必要な機材がすでに用意されていることでしょう。

基本的に車に乗っているだけで終わるし、洗車のために道具をそろえる必要がありません。

洗車機のデメリット

  • 傷がつく
  • 拭き上げが面倒
  • 手洗いに比べると細かいところが洗えない

対して、洗車機のデメリットは「車に傷がつく」「汚れが残りやすい」といったことです。

特に水洗い洗車だけだと、ボディとスポンジの摩擦で傷が増えます。

洗車機でもボディについた水は落としきれないため、自分で拭き上げは行った方が良いです。

しかし備えつけのタオルは、マイクロファイバーでも何でもない普通のタオルが置いてあったりします。

こういったタオルだと、拭きムラや傷がつきやすいのです。

マイクロファイバークロスかセイムを自前で持っていくことをオススメします。

洗車機も進化し、以前より細かい部分まで洗えるようになってきましたが、経験上、ボンネットを開けた隙間やボディ下部分・タイヤホールなどは充分に洗えない事が多いと感じています。

筆者としては、総合的にはやはり「手洗い」の方をオススメします。

手順をこの記事で覚えて、ぜひ実践してみてください。

初心者でも簡単にできる!手洗い洗車の方法を解説

ではメインの内容として、初めて車を持つ方でも安心の「手洗い洗車の5ステップ」を解説しましょう。

手洗い洗車に必要な道具

手洗い洗車に必要な道具は以下のラインナップです。

手洗い洗車に必要な道具

  • スポンジ(ボディ用・タイヤ用で分ける)
  • 水道・ホース(シャワー機能つき)
  • バケツ
  • カーシャンプー
  • マイクロファイバークロス
  • 脚立(大きい車の場合)
  • タイヤ艶出し剤
  • コーティングスプレー
  • 拭き上げ用のセイム(あれば)

マイクロファイバークロスは吸水性に優れているため、拭き取りに向いています。

スポンジは目の細かいタイプがおすすめです。

筆者は「カーシャンプーでの洗車」をオススメ

中性洗剤で洗車をする人もいると思いますが、筆者としては工程がスムーズに済むため「シャンプーでの洗車」をオススメしています。

しかしシャンプーは洗浄力が強い一方、すすぎ残しがあるとボディに負担がかかってしまいます。

「すすぎの工程」は特にしっかり行うことを覚えておきましょう。

手洗い洗車の目安時間と5つのステップ

洗車時間の目安は車のボディの大きさによって変動します。

今回、ミニバンのヴォクシーを洗った際はおおよそ以下の時間がかかりました。

手洗い洗車の5ステップ

  1. タイヤ・ホイールを洗う:10分
  2. ボディを洗う・シャンプー:30分
  3. ボディをすすぐ:10分
  4. 拭き上げ:30分
  5. 車内掃除:20分

手洗い洗車の目安時間と5つのステップ

車体が大きいと1時間以上はかかります。

その一方、セダンタイプのフーガは20~30分で終わることも多いですね。

STEP1.泥はねの危険性があるタイヤ・ホイールから洗う

タイヤ・ホイールから洗う
まず筆者が徹底しているのは、タイヤ・ホイールをボディよりも先に洗うことです。

これは、タイヤ周りには泥や油性の汚れがつきやすいためです。

先にタイヤ・ホイールを洗っておかないと、せっかく綺麗にしたボディに頑固な汚れがはねて台無しになってしまいます。

タイヤのゴム部分はデリケートで、洗剤がつきすぎると劣化につながります。

長時間洗剤をつけたままにするのはNGです。

※普通にタイヤ周りを洗う10分程度であれば問題ありません。

またブレーキローターはとてもサビやすいため、水はシャワーで短めに済ませることが大切です。

ブレーキローター

奥に見えるのがブレーキローターです。ここまで水が頻繁にかからないように注意しましょう。

ちなみに、ジェット水流は洗剤を泡立たせる時にしか使いません。

車体に使うのは、

  • 本来濡らす必要のない奥までの浸水
  • ホコリが弾け飛んで傷がつく

といったリスクしかないため避けるべきです。

タイヤ・ホイールにつきやすい汚れ

タイヤ・ホイールにつく主な汚れを以下にまとめてみました。

タイヤ・ホイールにつきやすい汚れ

これらの汚れは頑固なので、ボディを洗う前に落としてしまいましょう。

  1. タイヤ・ホイールを優しく水洗い
  2. スポンジとシャンプーで細かい部分も洗っていく
  3. (ボディ洗い後に)拭き上げる

という工程をとります。

タイヤを拭き上げるのは、ボディを洗った後です。先にタイヤを拭いても結局濡れてしまうためです。

タイヤ洗いの時に使用するアイテム

事前に準備した洗車道具のうち、タイヤ洗いで使用するのは以下のものです。

  • タイヤ・ホイール用のスポンジ
  • マイクロファイバークロス
  • シャンプー
  • 水道・ホース(シャワー機能つき)

タイヤも硬いスポンジでは傷がつくので、柔らかくきめの細かいものを使いましょう。

この後でボディを洗うステップでもそれは共通です。

水だけではブレーキダストは取れないので、洗車用のシャンプーを使います。

最後の拭き上げはマイクロファイバークロスがオススメですが、気兼ねなく使えるセイムタオルでも結構です。

まずはタイヤを軽く水で流す

まず、ホースの水をシャワーモードにして汚れにかけていきます。

タイヤを軽く水で流す

この水洗いで、軽いホコリは落とすことができますが、基本は「汚れを濡らす」程度の勢いがおすすめです。

タイヤに水をかける時は勢いに注意

何度も言うようですが、特にタイヤ・ホイールに水をかける時は水勢を強くしすぎてはいけません。

ブレーキやサスペンションを濡らすのは、足回りのダメージにつながるためNGです。

ブレーキローターは特にサビやすく、濡らすと10分もしないうちにサビが浮いてきます。

ローターまでバシャバシャ濡らすのは避けてください。

高水圧ガンをタイヤに当てるのは絶対NG
※この画像のように、洗車場にある高水圧のガンを当てるのは絶対にやめましょう。

モールの隙間などの流せない汚れは若干とれますが、スポンジで洗わないと結局綺麗になりませんし、何より傷の原因になります。

スポンジをちぎったものとシャンプーで洗っていく

軽くタイヤを水洗いしたら、水に適量のカーシャンプーを混ぜ、ジェット水流で細かな泡を作ります。

水に適量のカーシャンプーを混ぜ、ジェット水流で細かな泡を作る

スポンジにシャンプーの泡を付け、ホイールの隙間まで洗っていきましょう。

スポンジにシャンプーの泡を付け、ホイールの隙間まで洗う

画像のようにスポンジは3分の1ほどにちぎって使うと、細かいところに泡が届くのでオススメです。

スポンジはちぎって使うと細かい所まで洗える

タイヤに残った泡をシャワーですすぐ

先ほどお話ししたように、タイヤに洗剤が残ると、ゴムの劣化やパーツのサビにつながります。

洗った後はしっかりすすぐのですが、前の工程でシャワーをかけながら洗っておくと効率的に洗剤を落とせます。

STEP2.車のボディ・ウインドウを洗う

タイヤ・ホイールを洗い終えたら、次はボディ・ウインドウです。

  • 水洗い:ボディの上から水でゴミを洗い流す
  • シャンプーを使って洗う

の2つの工程があります。

車のボディ・ウインドウにつきやすい汚れ

ボディ・ウインドウの水洗いの方法

車のボディを「上から下へ」水で洗い流し、キズの元となるホコリを落としましょう。

ボディ・ウインドウの水洗いの方法

ルーフの上からも水をかけていく訳ですが、ボディの大きい車種の場合、脚立を使うことをオススメします。

ボディの大きい車のルーフを洗う時は脚立を使う

この画像ではむき出しで使っていますが、脚立のボディ側にはタオルなどを巻いて、万一にも傷がつくのを防ぐのがベストです。

セダンなど背が低めの車では脚立は不要です。

注意点:コンデンサーに急水流はNG

注意点として、ブレーキローターの時と同様「エアコンのコンデンサー」に勢いよく水をかけることはNGです。

車のコンデンサー

こちらが車のコンデンサーです。ボディ前面についているのを見たことがあると思います。

コンデンサーには走行中に入り込んだ葉っぱやゴミがついていることがあります。

初心者の方は、急水流でそれらの葉っぱを飛ばそうとしてしまうかもしれませんが、これはコンデンサーのフィンを激しく痛めます。

シャワーでやさしく洗い流し、葉っぱやゴミは手で取り除くのが鉄則です。

汚くて触りたくない場合はゴム手袋を用意しましょう。

ボディ・ウインドウのシャンプー手順

ボディ・ウインドウのシャンプー手順

水でホコリやゴミを洗い流したら、タイヤとは別のスポンジを使ってボディを洗います。

シャンプーとタイヤとは別のスポンジを使ってボディを洗う

カーシャンプーは汎用性が高いものですが、

  • 車のコーティングの有無
  • ボディの色

に合った適切なシャンプーを使用することが大切です。

たとえば、以下のような使い分けです。

  • 新車で購入した方:5年ほど経過するまではメンテナンスシャンプー
  • 2年経過した車でも水はじきがイマイチ、傷が目立つ:キズ消しシャンプー

今は新車時にコーティングを行っている事が多いので、メンテナンスシャンプーを使った事例をご紹介します。

筆者オススメのカーシャンプー

筆者のオススメは「シュアラスター」のカーシャンプーです。

バケツに適量のシャンプーを入れた後、タイヤの時と同様、シャワーのジェットを利用してきめ細かな泡を作ります。

水に適量のカーシャンプーを混ぜ、ジェット水流で細かな泡を作る

カーシャンプーはスポンジとボディとの摩擦を軽減する役割も担っているため、できるだけ細かい泡を作るのがコツです。

シャンプーの準備ができたらボディの上部から下へと順番に洗車を行いましょう。

ボディ下部を洗うと泥などをスポンジに付着させてしまうので、下部を洗うときはスポンジをこまめに洗いながら、または上部と下部のスポンジを変えると理想的です。

ボディをシャンプーで洗うイメージ

気温が高い場合はシャワーを左手で持ちつつ、洗った箇所からこまめに水を流すことをオススメします。

水と同様、シャンプーも乾くと跡になってしまうためです。

ちなみにスポンジを使って広い面を洗う時は、余計な力が入らないように「指先よりも手のひらでスポンジを押さえる」ようにしましょう。

スポンジの持ち方

また人の手で行う以上「汚れが落としにくい角度・箇所」というものがあります。

今回一通り洗った後に、下記のライト下に洗い残しを発見しました。

ライトの下の洗い残し

このように細かい隙間の汚れを落とすためには

  • 隙間に入り込めるようにきめ細かい泡を作る
  • スポンジだけでなく、マイクロファイバークロスも併用する

ことが対策になります。

STEP3.シャンプー後、泡を残さず水で洗い流す

全体を洗い終えたら、泡が残らないように念入りに水で流します。

シャンプーの成分がボディに残ってしまうと、水アカの原因になってしまうため、すすぎ残しが無いようにしてください。

この場面でも、ホースの水は強すぎないシャワーモードにしましょう。

ホースの水は強すぎないシャワーモードに

「水の勢い」よりも、広範囲に水が当たることが重要です。

上から下へ、ルーフから順番に水を流していくのがセオリー。

すすぎ残しが起こりやすい箇所

特に洗剤が残りやすい場所は

  • サイドミラーの可動部
  • ドアノブ
  • ボンネットの隙間
  • トランクの隙間
  • ステップの裏側

といった部分です。

開け閉めができる部分・可動部は奥に洗剤がたまりやすいです。

試しにサイドミラーを何度か動かしてみると、泡と共に水がポタポタとたれてくるのが分かるでしょう。

サイドミラーには水が残りやすいので要注意

これはサイドミラーから洗剤の含まれた水がたれてくる様子です。

ドアノブも水がたまりやすい

若干分かりにくいのですが、ドアノブ部分から水が流れてきています。

この「開け閉め部分・可動部に水を残さない」というのは「拭き上げ」のステップでも注意すべきところです。

STEP4.水が乾く前に拭き上げを行う

洗剤をキレイに流せたら、乾いてしまう前に拭き上げを行いましょう。

特に日差しがある日は、水があっと言う間に乾いてしまいます。

ボディに残った水滴は、以下のような「ウォータースポット(イオンデポジット)」になってしまうため、すすいだ後はすぐに拭き上げに移りましょう。

ウォータースポット事例

拭き上げ前に車を動かすと効果的に水気を切れる

前述のすすぎでもお話ししましたが、車の可動部・機構部分の奥には水がたまりやすくなっています。

理想は車を前後に動かしてみることですが、スペースが足りない場合でも

  • サイドミラーを動かす
  • ドアの開け閉めをする

くらいは行ってみましょう。

ボディの隙間に残った水気が効率的に排出されます。

拭き上げにオススメなアイテムは「マイクロファイバークロス」

拭き上げにオススメなのは「マイクロファイバークロス」
拭き上げの際は、マイクロファイバークロスが大活躍します。

理由は2つです。

  • 吸水性に優れている
  • 力を入れずに水を拭き取ることができる

セイムを慣れない方が使うと、つい力を入れて拭きすぎてしまい、拭き傷の原因になります。

なるべく力を入れずに拭き取れるクロスを使うのが無難です。

シュアラスターのクロス

筆者はこのSOFT99か、シュアラスターのクロスを愛用しています。

吸水性が特に高いマイクロファイバークロス

吸水性が特に高く、画像のようにボディに軽く乗せるだけでも水を吸い取ってくれます。

クロスの使い方のポイント

マイクロファイバークロスを使用する際は、拭きとる方向を一定にするのがポイントです。

また水を流す時・洗う時と同様に、基本は「上から下」に向けて拭くようにしましょう。

当然、ボディとタイヤを拭くクロスは分けるのが鉄則です。

窓の拭き方にはコツがある

窓の拭き方にはコツがある

窓の拭き上げは、順番通りに行わないとムラになってしまうことがあります。

筆者は学生時代にガソリンスタンドでアルバイトをしていたのですが、その時に「ムラにならない窓の拭き方」を教わりました。

  1. 窓枠にそって外側を一周
  2. ガラス面を上下上下と拭きながら移動
  3. 最後に、窓下部を横に拭き切る

この手順に従うと、拭き残しや拭きムラがなく仕上げる事ができます。

タイヤ拭き取りの仕上げには「艶出しスプレー」

タイヤの拭き上げが終わったら、艶出しスプレーを行うと

  • 紫外線をカットできる
  • 新車のような艶のある足回りになる

という効果があります。

タイヤ拭き取りの仕上げは「艶出しスプレー」

洗車を終えた後は、見た目もツヤツヤして気持ちよく乗ることができます。

半分だけ艶出しスプレーを行った直後

上記は半分だけ艶出しスプレーを行った直後です。艶がまったく違うのが分かりますね。

艶出しスプレー完了

筆者は「タイヤワックス 超艶 ブライトマジック」を使っています。

タイヤワックス 超艶 ブライトマジック

初心者の方にワックスをオススメしない理由

洗車時に「水はじきがなくなった…」と感じた方は、ワックス等ををかけるとボディ保護にもつながります。

しかし筆者としては、初心者の方がワックスを使うことはオススメしません。

初心者がワックスをかける時に陥りがちな失敗として

  • ワックスの塗りムラがある
  • 拭きムラがある
  • ワックスを重ね塗りして、ボディをくすませてしまう

ということがあるからです。

またワックスが樹脂に触れると変色しやすくなるため、色ムラになることがあります。

さらに意外と知られていませんが、ワックスは一度塗るとその次は削ってから改めて塗る必要があります。

靴磨きでリムーバーを使って、ワックスを一旦取り除くのと同じ原理ですね。

知識がない方は、つい重ね塗りしてボディをくすませてしまうこともざらです。

さらに気温が暑すぎず寒すぎず、湿度が低い時でないと使えない…など、使用のハードルはかなり高いのです。

このように、車のワックスは慣れないうちは非常に扱いにくいものです。

水はじきを蘇らせるなら、簡易的なスプレータイプでも十分効果があるため、そちらの使用をオススメします。

コーティングスプレー前後の比較

少々見えにくいのですが、右側だけにコーティングスプレーを振って拭き上げています。

水はじきがかなり違うことが伝わるでしょうか。

ちなみに筆者の愛用はX-MALというコーティングスプレーです。

筆者が愛用しているコーティングスプレー

STEP5.車内の掃除をする

最後のステップは「車内の掃除」です。

  • シートやフロアに掃除機をかける
  • ダッシュボード(合皮)にツヤ出し剤をかける

などを行うと良いでしょう。

掃除機はコードレスの方がやはり扱いやすく便利です。

シートに掃除機をかける

シートにはホコリや細かい砂、食べカスが付着していたりするので、念入りに掃除機で吸い取ります。

座面を片手で少し持ち上げるようにすると、埋もれたゴミが吸い取りやすくなります。

またチャイルドシートを装着している場合は、面倒でも外して掃除することをオススメします。

意外にチャイルドシートの下も汚れが溜まっています。

フロアマットを外す

フロアマットも外して、車の外でホコリを落とします。

マットのホコリや土を落とす

この時は横着してしまいましたが、多少汚れても良い布団たたき等があると効果的です。

フロアマットを外した床にも掃除機をかける

フロアマットを外した床面に掃除機をかけます。レール部分にゴミが溜まりやすいので、掃除機の付け替えノズルを駆使しましょう。

チャイルドシートやフロアマットを戻したら、手洗い洗車のステップは完了です!

手洗い洗車のステップ完了

手洗い洗車のステップまとめ

手洗い洗車を定期的に行うと、

  • 気持ちよく運転できる
  • 何より車が長持ちする

という効果が期待できます。

改めて、手洗い洗車の5ステップを載せておきましょう。

手洗い洗車の目安時間と5つのステップ

このステップを確認しながら2~3度手洗い洗車を行うことで、スムーズに車が洗えるようになると思います。

「よし!週末でも洗車してみよう!」と思った方は、ぜひ実践してみてください。

ぜひ一人でも多くの方に「洗車の楽しさ」を知っていただけたら嬉しいです。

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