こんな悩みをスッキリ解消
- 車をディーラーに預ける予定で代車について知りたい人
- 代車で事故やトラブルが起きた時の対応を知りたい人
- 代車を借りる際の注意点を知っておきたい人
車を毎日使う人にとって、数日とはいえ車がなくなるのは非常に困ります。
そんな時に貸し出してくれるのが代車です。
今回は、代車を借りる前と返す際のチェックポイントを解説。
この記事を最後まで読むことで、代車を借りる際の疑問や万が一のトラブルの対処法の全てが分かります。
代車とは「自分の車の代わりに借りれる車」
車は車検や点検の他にも、事故や故障で長期の預かりとなることも珍しくありません。
日常的に車を使う人にとって、その時車がなくなるのは死活問題。
そこで用意される車が「代車」なのです。
代車の費用は無料と有料のケースがある
例えば車検や点検など、正当な理由があってディーラーに車を預ける時の代車費用は基本的に無料です。
車検や点検の時期は決まっているので、ディーラーも代車を貸し出す前提でスケジュールを組みます。
しかし事故や故障など、自分の都合で入庫する場合の代車費用は発生することがあるのです。
代車費用は1日5,000〜1万円程度
急な入庫となると、ディーラーはレンタカーを用意することになります。
となるとそのレンタカー代を負担することになるので、借りる車両のクラスに応じて1日5,000円〜1万円の費用を支払う必要があります。
車が故障してレンタカーを借りる場合、条件によっては加入する自動車保険でレンタカー代を負担してもらえる可能性があります。
その場合は1日5,000円程度であれば自動車保険でまかなえるので、特約の確認はしておきましょう。
また、長期間代車が必要となる場合はディーラーがレンタカーの代わりの車を用意してくれるケースが大半なので、代車の費用はほぼかからないと考えておいて良いでしょう。
代車が借りられる期間は約1ヶ月
そんな代車ですが、借りられる期間の限界というものがあります。
その期間は最大でも約1ヶ月程度と言われています。
それを超える長期間の代車の貸出は断られる可能性があります。
代車に関しては、日頃のディーラーとの関係による影響が大きく出ます。
日頃から深い付き合いをしていれば、無料で長期間貸してくれることもあるでしょう。
これが代車に関する基本的な情報です。
次章では、代車を借りる前に知っておきたい情報に関して紹介していきます。
代車を借りる前にやっておくべき2つチェックポイント
代車はディーラーまたはレンタカー会社から借りた車です。
当然注意すべき点があるので、本章ではその2つの注意点を紹介しておきます。
代車を借りる前にやっておくべき2つこと
- 傷や凹みの確認
- 保険の加入状況
これからこの2つについてわかりやすく解説をしていきます。
チェック1.傷や凹みの確認
これから借りる車であれば、返却時に必ず傷の確認があります。
そのため事前に代車を貸してくれるディーラーまたはレンタカー会社と、今ある傷や凹みの情報を共有しておきましょう。
返却時に傷や凹みを指摘されると、あなたが修理代を負担することになります。
そのため借りる前に必ず、車全体を見回して状態の確認をしましょう。
チェック2.保険の加入状況
レンタカーの場合は大半のケースで保険に加入していますが、ディーラーが用意してくれる代車は保険に加入していない場合があります。
そうなると万が一事故を起こした際に責任を全て負うことになるため、事前に保険の加入状況は必ず確認しておきましょう。
『自分が運転して事故を起こしてもきちんと補償されるか』『補償額は十分か』という2点は営業マンに確認を取りましょう。
これだけ覚えておけば、代車を借りている期間中の万が一のトラブルにも対応が可能です。次章では、代車を返却する前にしておくべきことを紹介します。
代車を返す前にやるべき1つのこと
代車を借りる前にしておくべきことは多数ありましたが、返却前にしておくことは「傷や凹みの確認」だけです。
借りる前にメモしておいた内容から、傷や凹みが増えていないかを確認しておくのです。
万が一返却後に修理費用を請求されても、借りる前に残しておいた記録があれば反論ができます。
強いていうなら洗車をしておけば、返却時に相手が抱く印象がよくなるかもしれません。
代車と言えば借りている間は自分の車として扱うわけなので、自分の車のように使えるかどうかが重要なポイントとなります。
そこで次章では、代車で気になる9つの疑問とその回答を紹介していきます。
代車の心配事「9つのあるある」
代車はどんな車が来るのか借りるまでわかりません。
そこで多くの人が疑問に思っている以下9つの内容をわかりやすく解説していきます。
代車の心配事9つ
- 代車で事故を起こしたらどうなる?
- 代車で当て逃げをされたらどうなる?
- 代車を擦ったらどうなる?
- 代車を返却する時ガソリンはどうしたらいい?
- 代車がパンクした時はどうする?
- 上級グレードや高級車を代車として借りられる?
- チャイルドシート付きの代車はある?
- 代車の匂いが気になる。どうしたらいい?
- スタッドレスタイヤ付きの代車は借りられる?
Q1.代車で事故を起こしたらどうなる?
代車で事故を起こしてしまった場合、修理費用はもちろん損害賠償責任も全てあなたにあります。
つまり自分の車で事故を起こした時と同じで、自動車保険を使って修理をしなければならないのです。
その際、自分の車で契約している自動車保険を使うことになるため、借りる前に「他車運転特約」が付いているかどうかを確認する必要があるのです。
Q2.代車で当て逃げをされたらどうなる?
当て逃げをされた場合も、残念ながら責任は全てあなたが負う必要があります。
もちろん警察には被害届を提出しましょう。
代車が古くて代替えする予定があれば、事情を考慮して修理代を請求されない可能性もあります。
Q3.代車を擦ったらどうなる?
代車を擦ってしまった場合も自分で責任を取る必要があります。
程度にもよりますが、まずは擦ってしまったことをディーラーに報告しましょう。
自走が可能な軽微な傷ならそのまま乗り続け、返却時に対応を相談することになります。
自分で勝手に直すと問題になることがあるのでやめましょう。
代車をぶつけたときの対応については下記記事をご確認ください。
Q4.代車を返却する時ガソリンはどうしたらいい?
ガソリンに関しては「使った分だけ入れて返す」というのが基本です。
満タンで貸し出された場合は満タンで返す必要がありますが、そうでなければ使った分だけ給油して返しましょう。
ガソリンの扱いは代車を借りる際にディーラー側から必ず説明があるはずです。
Q5.代車がパンクした時はどうする?
代車がパンクしてしまった場合は、まずディーラーに連絡をしましょう。
近所でパンクした場合なら、ディーラーの担当者がスペアタイヤを持って来てくれる場合があります。
乱暴な使い方が原因でパンクをした場合は弁償する必要がありますが、それ以外はディーラーの負担で修理をしてくれます。
Q6.上級グレードや高級車を代車として借りられる?
基本的に代車は「乗っている車と同程度の車」が用意されます。
しかし特殊な事情があり、たまたま上級グレードや高級車しか代車の用意がないケースに限り、こうした車を借りられる可能性があります。
あるいは買い替えを検討していて、その試乗車を代車として貸してくれる場合もあります。
Q7.チャイルドシート付きの代車はある?
チャイルドシートなどの付属品は、代車を借りる際に自分の車に付いているものを載せ替える必要があります。
代車はあくまで車だけを貸し出しているものなので、チャイルドシートなどは貸し出しの対象外となります。
Q8.代車の匂いが気になる。どうしたらいい?
例えば車内が臭いなどの時、正直にディーラーに話すことをオススメします。
何の匂いかにもよりますが、大抵の場合は消臭または代車の入れ替えを行ってくれます。
ただし、代車が新車でその匂いが気になるなどの場合は仕方ないため、交換を受け付けてもらえない可能性があります。
Q9.スタッドレスタイヤ付きの代車は借りられる?
雪国で冬季はスタッドレスタイヤの使用が必須になる地域であれば、スタッドレスタイヤ付きの代車を借りることが可能です。
基本的にスタッドレスタイヤがなくても生活できてしまう地域であれば、夏タイヤが装着された代車が貸し出されます。
これは地域による差が大きいので、代車を借りる前に確認を取ることをオススメします。
まとめ
- 代車は車検や修理の時に借りられる車のこと
- 代車の貸し出しは基本的に無料で、最長1ヶ月程度借りられる
- 代車を借りる前は傷や凹みと自動車保険の確認は必須
- 代車を返す時は傷や凹みが増えていないかどうか確認する
- 代車に何かあった時はすぐに貸し出してくれたディーラーに連絡する