こんな悩みをスッキリ解消
- 中古車の納車までどれくらいの期間がかかるか知りたい人
- 中古車の納車の流れ・手順がどのようになっているのか気になる人
- 中古車の納車で必要になる書類を知りたい
新車と違って、商品がその場にある中古車は、実は納車までに「時間がかからない」とよく言われます。
では、具体的に中古車は納車までにどれぐらいの日数が必要なのでしょうか?
当ページではそんなあなたの悩みをすべて解決すべく、中古車の納車までに必要な全体の流れや、必要書類のすべてを解説していきます!
最後まできちんとご覧いただければ、間違いなく安心して中古車を購入して、納車を迎えることができるでしょう。
納車までの流れと平均日数
納車までの流れと平均日数を、下記に簡単な図解を載せておきました。
納車までの主要なステップの所要日数
- 審査:先に済ませておくのが好ましい。実際にかかる日数は即日~1週間以内が多い
- 書類準備:1週間程度(車庫証明が1番時間がかかる、地域によるが3~5営業日程度)
- 登録:1日
- 点検・整備:1~5日(ナビ取り付けや、カスタムがあると外注依頼を含めて5日程度かかるが、何もなければ1日で完了することが多い)
※基本的に各項目は同時進行になるので、商談および交渉を別にして、1週間程度あれば納車完了するケースがほとんどです。
前提として、提示された納車日数を短縮する方法はない
中古車販売店は納車日数を極限まで短縮したいと思っているため、実は提示された納車日=最短期間での納車と思っても間違いありません。
というのも、中古車販売店の立場からすると「在庫車を少しでも早く回転させることで、お店の財務状況が良くなるから」です。
カンタンに考えてみましょう。
例えば、仕入れた「車A」という中古車は、あなたに売れるまでは「仕入れにお金がかかっただけ」でありマイナスですよね。
つまり売るまでは利益になりません。
そのため販売店の本音としては「さっさと売り切って利益を確保したい」と思っているのです。
その結果として納車日は基本的に最短で設定されることが当たり前であり「販売店から申告された納車日数を短縮することは基本できない」と思っておいてください。
納車日数が通常より早まるケースは「ある」
一方、販売店から申告される納車日数が通常より早まるケースも存在しないわけではありません。
- 日柄を無視する
- あらかじめ必要書類をそろえておく
という2点が関係しています。
日柄を無視する
自動車業界の慣習として「日柄を気にする」という特徴があります。
そう、カレンダーなどで見ることのある、下記の6つの日柄です。
- 大安
- 友引
- 先勝
- 先負
- 赤口
- 仏滅
そして上記の内、中古車販売店の多くは「大安」や「友引」が良い日柄として、納車日に設定しているケースがあります。
そのため最短で1週間程度で納車できるケースでも、営業日などを加味して日柄を待つことでさらに1週間程度時間がかかる場合があります。
つまり逆に考えると、日柄さえ無視してしまえば「ケースバイケースで1週間納車日が短縮できる」ということになるのです。
縁起がいい納車日については下記記事で詳しく解説しています。
あらかじめ必要書類をそろえておく
後述しますが、必要書類は同時進行で取得していきます。
ほとんどの書類はその場もしくは2~3日中に入手することができるのですが、最も時間がかかるのが「車庫証明」であり、最大1週間程度の時間が必要です。
そのため商談をし、契約をする前に車庫証明をあらかじめ取得しておけば、「必要書類が来るのを待たなくて済む」ということができます。
車庫証明の取得にかかる時間と、他の書類を用意する時間が被っている部分を考えると、3~4日の短縮は可能になります。
3~4日で納車されるケースってある?
もうお気づきかもしれませんが、実は3~4日で納車されるケースは「無くはない」と言えます。
なぜなら基本の納車期間が1週間であり、車庫証明さえあらかじめ取得しておけば、そこから3~4日の短縮ができるからです。
ただし注意も必要です。
それは「車庫証明には登録までの有効期限がある」ということ。
実は車庫証明は申請~取得を完了してから、2週間以内に登録しなければならないという特徴があるのです。
そのため商談中に購入が決まるのであれば、あらかじめ担当者に「先に車庫証明を取得しておく」と伝え、車庫証明の発行日に合わせて登録日や納車日を設定してもらう必要があると考えてください。
車庫証明については下記記事で詳しく解説しています。
納車日数が通常より長くなるケース
中古車の納車日が通常よりも長くなるケースもあります。
- 日柄によって遅くなった
- 必要書類・事項(主に車庫証明)に不備があった
- 単純にトラブルが起きた
という3つのケースで考えられます。
1.日柄によって遅くなった
先程の例でも述べましたが、販売店は日柄を加味して納車日を設定することが圧倒的に多いです。
つまりあなたが日柄を気にしないのであれば、正直「その分だけ納車日が長くなっている」と言えます。
そのためすぐに納車してほしい場合にはあらかじめ「日柄は気にしない」という旨を伝え、最短期間での納車を希望しましょう。
2.必要書類・事項(主に車庫証明)に不備があった
必要書類、特に車庫証明に不備があって発行されなかった場合には「再度発行する必要がある」といえます。
つまり再度1週間程度の時間がかかることになるのです。
また例えばローン会社やリース会社を通して車を購入する場合に、ローン会社やリース会社の印鑑証明&委任状の送付が遅れてしまうと、さらに2~3日程度待たされることになります。
3.単純にトラブルが起きた
単純にトラブルが起きてしまった場合でも、納車期間が延びる恐れがあります。
例えば納車時に指定していたエアロパーツが部品業者で欠品している場合には
- メーカー発注
- 生産及び部品業者への納品
- 販売店への納品および取り付け
という作業が追加で必要になるため、別途1~2週間必要になるケースがあります。
こればかりは契約後の発注になるため、予定よりも大幅なズレが生じるケースもあると思ってください。
納車までに準備しておくこと
納車までに準備しておくと「遅れが生じにくい」といえるのは、下記の3つです。
- お金をいつでも支払える状態にする
- 必要書類の準備
- 後付け部品の事前確認
それぞれ以下に分けて説明していきます。
お金をいつでも支払える状態にする
お金を支払いできる状態にしておかなければ、いつまでたっても納車されません。
そのため契約前~納車前にかけて、お金をいつでも支払える状態にしておく必要があります。
具体的には
- ローンやリースを組む場合
- 現金一括払いをする場合
で分けて説明していきましょう。
ローンやリースを組む場合
ローンやリースを組む場合には、先に「審査」という作業があります。
これはあなたの支払い能力を調べるためのものですが、実はそれほど時間がかかることはなく、即日中に回答が得られるケースも多いです。
そのため契約前に「審査に通るかどうか」はあらかじめ確認しておいてください。
大多数の金融機関は「審査だけでもOK」であり、納車日さえ決まってしまえばすぐに動き出してくれます。
なので審査だけ受けておけば、後は「納車日が決定したら伝えるだけ」になるのです。
現金一括払いをする場合
現金一括払いをする場合には、そもそも最初から「どの預貯金で支払うか」を考えます。
そして予算をしっかりと確保しておく必要があります。
また定期預金などから支払いをする場合には、納車日までに必ず解約して、いつでも支払える状態にしておきましょう。
必要書類の準備
中古車の納車までに必要になる書類は、下記の5種類です。
- 新所有者の実印押印済みの委任状
- 新所有者の印鑑登録証明書
- 車庫証明(自動車保管場所証明書)
- 車検証
- 自賠責保険
それぞれの取得方法は以下に分けて説明していきますね。
新所有者の実印押印済みの委任状
新所有者の実印押印済みの委任状は、リース・ローン契約の場合と、現金一括払いの場合とで入手方法や期間が異なります。
リース・ローン契約の場合は、リース・ローン会社が発行するため、次に説明する印鑑証明と同じく2~3日待つ必要があります。(納車日によっては1週間程度待つこともある)
現金一括払いの場合はあなた自身の実印を押印する必要はありますが、契約時に実印を持っていけば「その場で完了する」といえるため、30秒で用意することが可能です。
新所有者の印鑑登録証明書
印鑑登録証明書=印鑑証明は、委任状とほとんど同じです。
リース・ローン契約の場合は委任状と同時に送付してくれるため2~3日程度かかると思ってください。
ただし現金一括払いによってあなた自身が所有者となる場合には、自力発行をしなければなりません。
その場合、住民票のある市区町村役場または出張窓口などで発行するため、基本は平日対応&手数料300円前後が必要になります。
また印鑑証明の有効期間は「発行から3ヶ月」であるため、あらかじめ発行する際には注意が必要です。
※リース・ローン会社が発行する場合は、納車日から逆算・加味して発行してくれるため、有効期間はあまり気にせずとも大丈夫です。
車庫証明(自動車保管場所証明書)
車庫証明は自治体にもよりますが、基本的に申請~発行までに3~5営業日かかることが一般的です。
つまり土日や祝日などをはさむことで、最大1週間近くかかるケースもあります。
そのためあらかじめ申請しておき、契約後すぐに提出するのがオススメであり、納車期間の短縮につながります。
「自分ではできない」とお思いかもしれませんが、実は簡単な書類ですから安心してください。
ちなみに筆者としては販売店のスタッフに
- 「簡単な書類なんだから無料にして!」と言ってみる
- 「作成を目の前で手伝って!」と言ってみる
のがオススメです。
というのも車庫証明を代行してもらうと、1~2万円の手数料が取られるため大損なのです。
だからこそ販売店のサポートは受けつつ、必ず自分で作成→申請→発行までをするとスムーズかつ予算の節約になります。
販売店側はお客様からそのように依頼されることは当たり前ですから、必ず快く対応してくれますよ!
車検証
新しく自動車保険に加入するor自動車保険の車両入替をする場合には、購入予定の車の車検証が必要になります。
そのためあらかじめ契約前に車検証を入手しておくと、加入している保険会社や保険代理店との打ち合わせがラクになると思ってください。
とはいえ車検証が入手できない場合には、自動車保険で必要な情報として
- 車台番号
- 車両価格
- 納車日=新保険開始日
さえ分かっていれば、基本的には問題ありません。
自賠責保険
自賠責保険はどこで加入しても金額は変わらず、ひいきにしている保険代理店で加入しても「別に大きくお得になるわけではない」といえるため、中古車販売店でついでに発行してもらうのがオススメです。
発行自体は納車日に合わせてくれますし、あなたが注意せずとも「即日中に発行できるためいつでも納車日に合わせられる」ので安心してください。
後付け部品の事前確認
中古車の購入をする人の中には、後付けで
- カーナビ
- アルミホイール
- エアロパーツ
などを装着する方もいます。
あなたも何か別途発注するかもしれませんよね。
その場合には、商談時から在庫確認をしておくのがオススメです。
というのも部品によっては、部品専門の業者で在庫切れしているケースもあり、その結果「部品待ちによる納期延長」となる可能性があるからです。
そのため事前に在庫確認をし、もし間に合わないようであれば
- 納車後に装着する
- 納期をずらす
など、対応する必要があります。
ちなみに部品の在庫に関してはかなりシビアなケースが多く、メーカー欠品の場合で1ヶ月以上待たされるケースもありますから、事前確認は非常に重要だと思ってください。
納車当日に必要な手続き
中古車の納車当日に必要な手続きは、実はたった一つです。
それは「車のチェックをすること」。
というのも納車時にはどの販売店でも「車のチェックをして不備はありませんでしたか?」という旨の用紙を渡され、署名をさせられるからです。
つまり署名をさせられた後に何か問題があったとしても、販売店は責任を持たなくていいということになります。
そのため納車当日には
- 商談時の状態から見て、キズや凹み、汚れなどが増えていないか
- 自分が依頼したオプションなどがきちんと盛り込まれているか
をきちんと確認してから署名をする必要があります。
また販売店によってはあらかじめ一部金額を手付金として入金しておき、納車日に残金の一括払いをするケースもありますが、その場合には「お金がきちんと支払われた証明」を取っておいてください。
優良な中古車を探す方法
中古車の納車について解説してきました。
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中古車は安い買い物ではないので、なるべく良い中古車を安く買いたいですよね。
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その後は最寄りのネクステージ店舗で車種の提案を受けるという流れ。それだけで自分の理想に近い中古車に出会えます。
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重要なポイントまとめ
どうでしたか?ぜひ、あなたの中古車購入に役立ててください! 最後にポイントと共に、おすすめの中古車購入方法を振り返っておきますね。
なかなか市場に出回らない質がいい中古車をお手軽に見つけたい人は…中古車提案サービス「ズバブーン車販売」を使うのがおすすめです。
- 中古車の納車にはおおむね1~2週間程度かかるのが一般的
- ただし「車庫証明」などを準備しておけば、3~4日の短縮は可能
- 逆に後付けのパーツなどによっては、大幅に納車日がズレるケースもあり得る
- そのため納車前には必ず「お金」「必要書類」「パーツ在庫の事前確認」をするのがオススメ