こんな悩みをスッキリ解消
- 中古車の購入時、どんな書類が必要なのか知っておきたい!
- 中古車購入の必要書類の手配方法を先に知りたい!
- 必要書類をそろえるのにかかる費用を知りたい!
中古車の購入では「所有権」「車両の登録」など、法律的に必要な処理があります。
これらの手続きは業者や役所が行ってくれるのですが、あなたは「処理に必要な書類を準備する」必要があります。
ただ裏を返せば、必要な書類さえきっちり揃えれば、購入の手続きはしかるべき業者・機関が行ってくれるので大丈夫。
この記事では必要書類の手配や必要なお金について、具体的な方法を含めてすべてレクチャーしますね。
それではまいりましょう!
手元に持っておくと安心!ダウンロード用必要書類チェックシート
今回ご紹介する中古車購入の必要書類をまとめたチェックシートを作成しました。
スマホやパソコンにダウンロードしておいたり、印刷しておくと手配漏れがなく便利ですよ。
下記にも同様のシートを載せておきます。
中古車購入の必要書類チェックシート
チェック | 中古車購入の必要書類 | 備考 | |
---|---|---|---|
実印の作成 | ― | ||
印鑑証明の取得 | リース・ローンの場合は各会社に送付依頼(2~3日) | ||
車庫証明 | 車庫地の許可を得る | 自力でする場合は担当者に作成方法を聞くのがオススメ | |
申請 | 申請の際は警察署にて「記載方法が間違っていないか」を確認する | ||
発行 | ― | ||
自賠責保険 | 付き合いのある代理店などに依頼する場合は1~3日かかる | ||
委任状 | 実印の押印が必要 | ||
車検証 | 保険に加入するために必要なので、車両情報が分かればOK |

中古車購入の必要書類と手配方法
中古車を購入するときの書類は、基本的に普通乗用車も軽自動車も変わらず、下記の6つが必要になります。
詳しくは後述しますが、軽自動車の車庫証明は「実際申請しなくても罰則なし」というものなので、△にしています。
必要書類 | 普通車 | 軽自動車 |
---|---|---|
実印 | 〇 | 〇 |
印鑑証明 | 〇 | 〇 |
車庫証明 | 〇 | △ |
自賠責保険 | 〇 | 〇 |
委任状 | 〇 | 〇 |
車検証 | 〇 | 〇 |


それぞれの入手方法や注意点については、下記にそれぞれ説明していきます。
実印:自分で用意する
実印とは、あなたの住民票がある市区町村役場にて登録する、本人確認のための印鑑
つまり実印として登録を済ませた印鑑を押した場合、それは「あなた自身が容認した」ということになります。
そのため中古車の購入など、所有権にかかわる契約をする場合には必須のアイテムなのです。
実印を持っていない方は、市区町村の役場に印鑑を持ち込み登録する必要があります。
実印として登録できる印鑑には以下2つのルールがあります。
実印として登録できる印鑑のルール
- 8ミリ以上25ミリ以下の印鑑
- 姓名、姓のみ、名前のみのいずれかの印鑑
これで、役所に登録されているあなたの住民登録と印鑑が結びつき、世界に1つしかないあなただけの印鑑が完成します。
印鑑証明書:自分or代理人で用意する
印鑑証明書は、あなたが押した実印が「本人が登録した本物」ということを証明するための書類
これは登録してある市区町村役場または出張窓口などで発行可能。
また、今ではコンビニでも発行することも可能となっています。
その際はマイナンバーカードが必要となります。
もし市区町村の窓口で印鑑証明書を発行する場合、平日のみの受付となるケースが多いので注意しましょう。
車庫証明:自分or販売店の代行で用意する
車庫証明は「自動車保管場所証明書」というのですが、法律で「公道などで保管して邪魔をしないように」という意味で取得をしなければならない書類
そして普通車ではごくごく一部の地域を除いて、9割以上の地域で必要になります。
一方、軽自動車ではほとんどの地域で「車の登録後に申請しましょうね」というケースが多く、申請していなくても特に罰則があるわけではないため、実は「実質不要」ということが一般的。
気になる車庫証明の申請方法は下記の手順です。
車庫証明の申請方法
- 販売店や警察署にて、車庫証明の申請書を無料で入手する
- 販売店の担当者に目の前で聞きながら作成する
- 登録地域を管轄する警察署の車庫証明専用窓口で確認して記載方法に問題ないか確認してもらう
- 「初めてなんですけど、記載漏れや書き方に問題ないか見てください」と言えば、必ず教えてくれます。(※業者の場合は「できて当たり前」という風に見られるので、あくまで初心者として出向くのがオススメ)
- ちなみに確認せずに記載方法が間違っていた場合、再申請のために次の項目4.で示した印紙2,000円が別途必要になりますので、絶対に確認するのがオススメ
- 問題が無ければ窓口横で販売されている2,000円程度の印紙(証紙)を購入し、貼り付けて提出する
- 3~5営業日後に車庫証明が発行される
ちなみに販売店が代行することが一般的ですが、手数料込みで1~2万円取られることが多いです。
最寄りの警察署に行き書類を提出(提出と受取で平日に2回行く必要あり)するだけなので、代行手数料が取られる場合は、自分で車庫証明を取得することをオススメします。
車庫証明を自分で取得する方法は下記記事で詳しく解説しています。

自賠責保険:販売店で用意してもらうのがオススメ
自賠責保険は保険代理店であればどこでも即日中に発行可能です。
そのため筆者としては、販売店が保険代理店となっている場合には「登録時に用意できなかった」というリスクを避けられるため、販売店でそのまま発行してもらうのがオススメです。
一方、付き合いのある代理店で発行してもらうことも可能であるため、どうしても自分の代理店で発行してもらいたい場合にはそれでも構いません。
その場合には、中古車の登録日に合わせて発行および送付をしてもらわなければならないため、手間がかかると思ってください。
委任状:販売店が用意する
委任状は中古車を陸運局にて登録する際、販売店に登録代行をしてもらうための書類。
契約時に販売店から無料で渡されます。
そして所有権の移転を含めた登録代行にかかわる書類ですから、実印の押印が必要です。
そのため契約時には実印を持っていき、入手と同時に実印を押印→提出してしまえば、すぐに完了します。
新しい車の車検証:販売店に用意してもらう
新しい車の車検証に関しては、どうしても必要というわけではありません。
なぜなら必要な理由が「自動車保険を契約(車両入替)するため」だからであり、自動車保険の契約に関しては「車両の情報さえあればできる」というのが本当のところだからです。
そのため車検証のコピーをもらうのが面倒くさい場合には、「自動車保険用の情報が欲しい」と伝えた上で
- 車両の購入価格(車両保険に関係する)
- 車台番号
- 車の種類(3・5・1・4ナンバーなど)
を教えてもらっておけば問題ありません。

中古車売却の必要書類
車を買い換えの人は今の車を引き渡すことになり、いくつか書類が必要になります。
必要な書類(もの) | 普通自動車 | 軽自動車 |
---|---|---|
実印 | ○ | |
認印 | ○ | |
印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内 |
○ | |
自動車検査証(車検証) ※車検が切れていないこと |
○ | ○ |
自動車税納税証明 軽自動車納税証明書 |
△ ※必須ではない |
△ ※必須ではない |
自賠責保険証 | ○ | ○ |
リサイクル券 | ○ | ○ |
譲渡証明書 | ○ 通常は買取業者が準備 |
|
委任状 | ○ 通常は買取業者が準備 |
|
自動車検査証記入申請書 | ○ 通常は買取業者が準備 |
|
振込口座情報 | △ | △ |
住民票 ※発行から3ヶ月以内 |
△ ※車検証の住所が異なる場合 |
△ ※車検証の住所が異なる場合 |
戸籍の附票 ※発行から3ヶ月以内 |
△ ※車検証の住所が異なる場合 |
△ ※車検証の住所が異なる場合 |
戸籍謄本 ※発行から3ヶ月以内 |
△ ※結婚して名字が変わり 車検証の住所と異なる場合 |
△ ※結婚して名字が変わり 車検証の住所と異なる場合 |
親権者の同意書 親権者が確認できる戸籍謄本など 親権者1名の印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内 |
△ ※所有者が未成年の場合 |
△ ※所有者が未成年の場合 |
印鑑証明書は売却でも必要になるため、2部用意しておきましょう。
車を売却時の必要書類については下記記事で詳しく解説しています。

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重要なポイントまとめ
まとめとして、チェックシートをもう一度載せておきますね!
どうでしたか?ぜひ、あなたの中古車購入に役立ててください! 最後にポイントと共に、おすすめの中古車購入方法を振り返っておきますね。
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- チェックシートを持って準備すれば、必要書類は誰でも簡単にそろう
- 必要書類の中には「自分で用意するもの」「販売店に用意してもらうもの」「紛失してしまっても問題ないもの」がある
- 中古車の必要書類の中で「車庫証明」は、担当者に聞いて自分で用意するとお得になる