こんな悩みをスッキリ解消
- エンジン警告灯が点灯して焦っている人
- 何度もエンジン警告灯が点灯してどうにかしたい人
- エンジン警告灯が頻繁に点灯するから車を買い替えたい人
車のメーター内には見たこともないランプがいくつもあり、知らないランプが点灯すると焦ります。
この記事で紹介している、エンジン警告灯もその一つと言えるでしょう。
エンジンに異常があると「すぐに壊れるんじゃないか?」と不安になりますが、点灯パターンを知っておけば焦る必要はありません。
この記事は、エンジン警告灯が点灯したらどうするべきかをパターン別に分かりやすく解説しています。
最後まで読むことで、エンジン警告灯が点灯しても慌てず、落ち着いて対処することが可能になるでしょう。
エンジン警告灯とは何か
車は電子部品の集合体。何万点と使われている部品が常に正常に動いていることが理想。
何らかの理由で故障や点検が必要なケースが多々あります。とは言え、素人が車の様子を感覚で探るのは不可能。
そこで「エンジンに何らかの異常が起きている」ことをお知らせしてくれるのがエンジン警告灯なのです。
この特殊な形状のランプが、エンジン警告灯。
エンジンを始動した時に点灯するものもありますが、これはエンジン異常を知らせるものではないので安心してください。
エンジン警告灯だけでは詳細までわからない
要注意とは紹介したものの、エンジン警告灯が点灯したからといってすぐに何かが起きるわけではありません。
まずは慌てず、これから紹介する方法を使って対処をすれば問題ないと言えます。
対処法を紹介する前に、エンジン警告灯が点灯する理由をカンタンに説明しましょう。
エンジンというのは、空気を取り入れて噴射した燃料を燃やしてエネルギーにしています。つまり、空気の取り入れか燃料噴射がうまくいかなければエンジンパワーが落ちてしまいます。
燃料を燃やした際に出る排気がうまくできない場合も同様。
こうした異常を検知するため、車には様々なセンサーが取り付けられています。
そのセンサーが異常を検知すると、エンジン警告灯が点灯するという仕組みなのです。
先程も紹介した通り、エンジン警告灯が点灯しても慌てる必要はありません。
次章で紹介する方法をしっかり確認して、適切な対処をすれば故障を防ぐことが可能なので、このまま読み進めることをオススメします。
どういうパターンで点灯するのか一覧と解説
エンジン警告灯が点灯する時、自動車メーカーによっても多少異なりますが、3つの点灯パターンがあります。
ここでは点灯パターンと、それぞれの点灯する理由を解説していきます。
エンジン警告灯の色 | 緊急性 | するべきこと |
---|---|---|
黄色 | 低い | 早めのディーラー入庫 |
赤色 | 高い | 停車してディーラーへ連絡 |
点滅 | 高い | 停車してディーラーへ連絡 |
エンジン警告灯は黄色と赤色で光る時があります。
車種によっては黄色のまま点滅することもあり、これは赤色点灯と同じ意味を持ちます。
まず先に知っておきたいのが、
- 黄色点灯時は「注意」
- 赤色点灯時は「警告」
ということ。
点灯パターンによる緊急性の高さがわかったところで、このままエンジン警告灯が点灯してしまった時の対処法を紹介していきます。
エンジン警告灯が点灯した場合の対処法3つ
エンジン警告灯が点灯してしまった場合、黄色か赤色かで緊急性が変わってきます。
とはいえエンジンに異常が起きていることには変わりがないので、これから紹介する以下3つの対処法で問題を解決しましょう。
エンジン警告灯が点灯した場合の対処法3つ
- 対処法1.ディーラーへ連絡する
- 対処法2.取り扱い説明書を読む
- 対処法3.ロードサービスを使う
対処法1.ディーラーへ連絡する
エンジン警告灯が点灯したら、まずは購入したディーラーに連絡しましょう。
中古車で購入した場合は、最寄りのディーラーを検索して電話をかけるようにしましょう。
エンジン警告灯が点灯した時、車両には何らかの異常が発生しているので、エンジンを切ったら再びかからないという可能性があります。
そのため、エンジンを切る前にディーラーに連絡し、どうしたらいいのかを聞くのが良いでしょう。
ディーラーの整備士はエンジン警告灯の点灯は慣れています。いくつか応急処置方法を教えてくれるので、それに従うのが一番安全。
黄色のエンジン警告灯なら緊急性は低く、一度エンジンを切って再始動し、再びエンジン警告灯が点灯するかどうかを確認するよう言われます。
それでもダメだった場合は、ロードサービスなどを使うことになるでしょう。
対処法2.取り扱い説明書を読む
エンジン警告灯が点灯した時、ディーラーの営業時間外である可能性も十分あります。
そんな時は、車に備え付けられている取り扱い説明書を読みましょう。
車の取り扱い説明書には、上記の写真にあるような説明が書かれています。
すぐにディーラーに連絡するように書かれていることが大半なので、「対処法1」が最もスマートな対処法であることがわかります。
対処法3.ロードサービスを使う
取り扱い説明書を読んでも「ディーラーに連絡」としか書かれておらず、それが営業時間外だったら状況は最悪。
そんな時に活用したいのが、JAFに代表されるロードサービスです。
JAFは4,000円の年会費を支払えば、車のトラブル時に無料でロードサービスを利用できます。
もしJAFに入っている場合は、会員証に記載されている電話番号に連絡しましょう。
大半の人が加入している自動車保険には、無料で使えるロードサービスが付帯しています。
ロードサービスの内容は自動車保険によって異なりますが、ほとんどの場合、ディーラーまでのレッカー移動を無料でしてもらえます。
等級ダウンもないので、エンジン警告灯が点灯してしまった時は保険会社に連絡するのも一つの手と言えそうです。
「再発」でエンジン警告灯が点灯した場合は「クレーム」で処理
すでにエンジン警告灯の点灯で修理をしており、それでも再点灯してしまうようなら、ディーラーに相談することをオススメします。
なぜならディーラーは修理をした後、数カ月はその修理に責任を持つことになっているから。
短期間で何度もエンジン警告灯が点灯するなら、ディーラーの修理が不完全である可能性が高いのです。
そのためクレームを入れれば無料で修理してもらえるので、躊躇する必要はありません。
まとめ
- エンジン警告灯は「給排気・燃料噴射」に異常がある時に点灯する
- 黄色点灯は「注意」、赤色点灯は「警告」ですぐに対処が必要
- エンジン警告灯が点灯したらまずはディーラーに連絡する
- 保険会社の無料で使えるロードサービスも活用できる
- 何度もエンジン警告灯が点灯する場合はディーラーにクレーム修理を依頼