家庭用のコンセントからも充電できるトヨタのプラグインハイブリッド車
新型プリウスPHV(Prius PHV)がフルモデルチェンジをして、新発売されましたね。
今回新発売されたこの新型PHVの内装・インテリアは、ベースとなっている
普通ハイブリッド車のプリウスと基本的な同じデザインになっています。
>>> 新型プリウスPHVとノーマルモデルの内装・インパネ比較
ただ、新型プリウスPHVのインパネの中央には、タブレット端末のような
大型のナビ(ディスプレイ)が搭載され、より先進的なデザインに…。
実際に見てみると、かなりインパクトがありました。
そんな新型プリウスPHV(Prius PHV)の11.6インチの大画面ナビ(ディスプレイ)の
表示項目や使い勝手はどうだったのでしょうか?
先日、この新型PHVの11.6インチ大型ナビ(ディスプレイ)のデザインや
使い勝手を確認してきたので、紹介したいと思います。
新型プリウスPHV 11.6インチ縦長ナビの実車画像レビュー
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)の
11.6インチの縦型ナビは、このようなデザインになっています。
実際に電源を立ち上げた時の画面の様子は、このような感じ。
このように見ると、かなり迫力がありますよね。
このナビの画面サイズは11.6インチサイズとなっており、テスラのクルマよりも
一回り小さくなっているのですが、実際に見てみると十分なサイズ。
むしろこれ以上大きくしてしまうと、新型プリウスPHV(Prius PHV)に搭載されている
センターメーターにかぶってしまいメーターの視認性が劣るのかなと思いました。
ナビ画面も大きい方がインパクトがあって良いですが、他の装備とのバランスを
考えると、実はこの大きさくらいがジャストサイズなのかなと思いました。
また、ナビに表示される地図がより遠くまで確認できるのは、この縦長大画面の
メリットの一つなのかなと思いました。
11.6インチの縦長ナビには何が表示される?
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)の
11.6インチ縦長ナビには、地図だけではなく、様々な情報を表示する事が可能です。
このナビにはどのような表示項目が用意されているのか確認してきたので、
いくつか紹介したいと思います。
その1:エネルギーフロー画面
新型プリウスPHV(Prius PHV)のマルチインフォメーションディスプレイにも
表示する事ができるエネルギーフロー画面ですが、この11.6インチの
大型画面でも確認する事が可能です。
■11.6インチナビのエネルギーフロー画面
■マルチインフォメーションディスプレイのエネルギーフロー画面
新型PHVのエネルギーフロー画面は、ソーラーや外部充電が加わり、
ノーマルプリウス以上に複雑になっているので、大画面で確認できるのは、
良いですよね。
私は試乗にもこの大型ナビに表示されるエネルギーフロー画面をチラチラと
確認しながら運転をしていたのですが、画面サイズが大きく見やすいのが好印象でした。
また、新型プリウスPHV(Prius PHV)の11.6インチ大型ナビに表示される
エネルギーフロー画面は、お馴染みの横からだけではなく、斜めや縦型の
表示も用意しています。
■横型の表示
■縦型の表示
■斜めからの表示
気分によって表示画面の角度を変える事ができるのは、良いと思いました。
ちなみに、運転中はこのように上下2段にして、地図と一緒に表示する事も可能ですよ。
その2:エアコン画面
今回新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)はエココンの操作も
タッチパネル感覚でこのナビ画面で行う事が可能です。
■エアコン操作画面
先進的なデザインは良かったのですが、タッチパネル方式になっており、また、
スイッチによってはサイズが小さいので、運転中に押し間違えをしやすそうな感じが…。
この操作感が少々残念でした。
ちなみに、良く使う温度調節スイッチはナビ画面で操作するのではなく、
ナビのサイドの分にスイッチを配置。
この温度調整スイッチは凹んでおり、ナビに視線を落とさなくても操作できるように
工夫されているのは、好印象でした。
その3:地上デジタルテレビも完備
また、今回新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)の11.6インチの
大画面ナビでは、オーディオの操作だけではなく、地上デジタルテレビも
しっかりと完備されています。
ただ、走行中はテレビが映らないように設定されているようですよ。
その4:充電スケジュール
また、今回新発ビアされた新型プリウスPHV(Prius PHV)の11.6インチの
大画面ナビでは、充電のスケジュールの設定や変更が行えます。
私もディーラーさんに教えてもらって設定してみたのですが、思ったよりもカンタン。
このような操作は慣れないと難しそうに感じますが、直感的に操作ができるので、
慣れてしまえば機械が苦手な女性でもラクに設定できるのかなと思いました。
新型プリウスPHVの11.6インチナビを実際に使ってみた感想は?
今回新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)の注目の装備の一つでもある
11.6インチの縦型ナビの使い勝手はどうなのでしょうか?
この大型ナビを試乗中に、また、試乗後に色々といじくってみたのですが、
表示される項目や情報量や直感的に使える操作感は概ね満足。
ただ、実際に使って見て気になる部分もありました。
私がこの新型プリウスPHV(Prius PHV)を試乗して気になった部分、
もう少し改善して欲しいなと感じた部分を中心に紹介したいと思います。
気になった部分1:タッチパネルの反応
今回新発売されたこの新型PHVの大型ナビは、スマホやタブレットのように
画面を軽く払うようなフリックやスライド操作、2本の指を使うピンチイン/
ピンチアウト操作をする事が可能です。
試乗をした際、ディーラーさんは、「この新型プリウスPHV(Prius PHV)の
大型のナビは反応が良いので、iPhoneのようにストレスなく操作する事が
できますよ!」と、言っていました。
ただ、実際にこの新型PHVのタッチパネルの反応は、iPhoneやiPadなどと
比較すると、若干反応が鈍い(重い)感じが…。
もしかしたら今回新発売されたこの大型ナビはパソコンのディスプレイを
流用している事も影響しているのかもしれません。
ディーラーさんが、「iPhone並みにサクサクと動きますよ~」と言っていたので、
ハードルが上がり過ぎていたのもあると思いますが、この反応の重さは少々
気になりました。
ただ、iPhoneやiPadなどと比較すると反応が若干鈍いだけで、
ぜんぜん使い勝手が悪いわけではないので、安心して使ってくださいね^^
気になった部分2:上下2分割された時の画面サイズ
縦型でインパクトのある新型プリウスPHV(Prius PHV)のナビですが、
試乗をしていて気になったのは、上下2分割された時の画面サイズ。
画面いっぱいに地図を表示している時は、見える範囲が広くて良いのですが、
下にエネルギーモニターなどを表示する上下2分割画面だと、地図が表示される
範囲は、普通のナビくらいのサイズになり、物足りなさが…。
アルパインのビッグXなど画面サイズの大きいカーナビに見慣れていると、
上下2分割した時の画面サイズは小さく感じてしまうのかなと思いました。
今回フルモデルチェンジをして新発売された新型プリウスPHV(Prius PHV)の
内装の注目装備の一つでもある11.6インチの大型ナビは、このような
デザイン&使い勝手になっていました。
レスポンスの鈍さなど今後改良してもらいたいところはあったものの、
ステラのような大型ナビの情報量や視認性は、とても良かったです。
見た目のインパクトもありますしね^^
また、わざわざカーナビを購入しなくても良いので、費用面での
メリットも大きいのかなと思いました。
この11.6インチの縦型ナビは新型プリウスPHV(Prius PHV)の
注目装備の一つです。もし試乗をした際は、このナビの使い勝手や
操作感もしっかりと確認してみてくださいね。
コメント
3月に購入しました。
よく取り上げられる項目について個人的な感想を書かせて頂きます。
①プリウス50との比較
結論から言うとデザイン,走行性能から見ても名前とベースが同じなだけで別の車だと思っています。同じ車のHVタイプとPHVとしてコストを比較するなら、普通の人の走行距離ではPHVとの価格差を取り戻す事は出来ませんので、HVプリウスをお勧めします。
②別の車と割り切って購入した私は大変満足しています。
・3月25日に納車されて以来、毎日往復で43km+αの距離を乗っていますが、一度もガソリンを給油していません。そのうちガソリンが劣化してしまうのではないかと心配になるくらいです(笑)。
・走りはCMの通り、想像を上回る加速です。はじめは面白くてビュンビュン加速してました。※但し、走り方やタイヤのサイズで走行距離が大幅に減ってしまいます。
③電気走行距離ほかコストの目安
・EV走行性能を要約すると、蓄電残量0から200Vで約2時間20分でフル充電。
通常は契約アンペア数を20A程度上げないとブレーカーが落ちますが、我が家では夜中の、他の電気をほとんど使っていない時間帯に充電する事でそのまま(30A)にしています。
毎日50km走行し、1.5~2時間程度充電して、月間の電気代は3000円UP程度です。
④EV走行可能距離
・フル充電した場合の走行可能距離表示は62km~72.2km(恐らく72.2kmの表示がMAX、前回までの走行履歴から計算して予測値を表示しているとの事)に対して私の場合の実際の走行可能距離は少し急いだ運転で52~55km、おとなしい運転で約60km(理論値の80~85%)。
※215/45/17インチタイヤを履かせたら40kmしか走れなかったので、すぐに外して、モデリスタの15インチアルミに純正の195/65/15タイヤを履かせて乗っています。
⑤乗り心地
純正の195/65/15タイヤを履かせている事もありますが、非常にいいです。
EV走行では基本的に音がしないので、聞こえてくるのはタイヤ(ロード)ノイズだけ。
今までは外観のみを重視してインチアップして扁平タイヤを履かせていましたが、走行距離,振動,ロードノイズの面でここまで違うと、もう扁平タイヤには乗れません。
ただし、純正のホイルキャップ付きアルミはさすがに抵抗があったので、モデリスタの15インチに変えましたので、なんとか我慢して乗っています。
充電がなくなるとHVに切り替わりますが、EVとのあまりの違い(加速,振動,音)のため、正直ストレスになるくらいです。
長くなりましたが、参考まで。