トヨタから新型プリウス(Prius)が2015年12月に6年ぶりに
フルモデルチェンジをして新発売されますね。
今回発売されるモデルの注目ポイントのひとつが安全装備の充実。
そして、今回新型プリウス(Prius)に装備されるのは上位版の
安全装備システムのトヨタセーフティセンスP。
これは嬉しいですよね。
そんな新型プリウス(Prius)に装備されるトヨタセーフティセンスPの
機能や特徴を紹介したいと思います。
また、今回のトヨタセーフティセンスPで進化した機能も・・・。
進化したあの機能についても詳しく紹介します。
トヨタセーフティーセンスPに装備される機能とは?
新型プリウス(Prius)にトヨタセーフティセンスPを装備すると
自動ブレーキ機能をはじめとする次の4つの機能がついてきます。
・プリクラッシュセーフティーシステム(自動ブレーキ)
・レーザークルーズコントロール
・レーンディパーチャーアラート
・オートマチックハイビーム
そして、それぞれの機能はこのようになっています。
その1:プリクラッシュセーフティーシステム
プリクラッシュセーフティーシステムとは、カンタンに言うと
自動ブレーキ機能のこと。
自動ブレーキシステムは、人気の機能なので軽自動車などにも装備されています。
しかし、新型プリウスに登載されているプリクラッシュセーフティーシステムは、
歩行者も検知してくれる高性能モデル。
前方を走行している車両や歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、
衝突の可能性がある場合は、警告ブザーとディスプレイ表示で危険を
お知らせしてくれます。
そこで、ブレーキを踏めなかった場合は自動ブレーキシステムが作動し、
衝突の危険を回避・軽減をしてくれるそうです。
ちなみに、新型プリウス(Prius)に装備される自動ブレーキシステムは、
歩行者に対しては約10km/h~80km/h、そして車両に対しては約10km/hから
作動するみたいですよ。
車両・歩行者ともに10km/hからの対応となっているので、ノロノロ運転を
している時の不注意でも自動ブレーキシステムが作動するのは、嬉しいですよね。
「新型プリウス(Prius)に装備されるプリクラッシュセーフティーシステムは、
あくまで交通事故の予防のサポートなので、過度の期待はしないでください」と、
ディーラーさんは言っていますが・・・。
ちなみに、Sグレードを購入するお客さんの中には、この機能目当てで
トヨタセーフティーセンスPをオプションで購入する人が大勢いるみたいですよ。
その2:オートマチックハイビーム
オートマチックハイビームとは、夜間走行時にカメラのセンサーが
周囲の明るさや対向車線のクルマなどを検知し、ハイビームとロービームを
自動で切り替えてくれる機能の事。
新型プリウス(Prius)のヘッドライトはこのようなデザインになっており、
一つの光源でロービームとハイビームを切り替えるBi-Beam(バイビーム)
ライトを採用。
このシャープなデザインが特徴の新型プリウス(Prius)のヘッドライトの光を
トヨタセーフティセンスPでは自動的に切り替えてくれるようです。
このオートマチックハイビームはトヨタセーフティセンスPの
他の機能よりも地味な印象がありますが、意外と便利な機能かもしれませんね。
意外とライトの切り替えは面倒なので・・・。
その3:レーンディパーチャーアラート
また、新型プリウス(Prius)に登載できるトヨタセーフティセンスPでは、
レーンディパーチャーアラートが装備されてます。
レーンディパーチャーアラートとは、道路にある白線(黄線)をカメラが検知し、
ウィンカー操作をする事無く車線を逸脱する可能性があると判断した場合、
ブザーとマルチインフォメーションディスプレイで警告を発してくれる機能の事。
ちなみに、新型プリウス(Prius)ではレーンディパーチャーアラートの
ON/OFFスイッチは、ハンドルの右側にこのように装備されています。
また、新型プリウス(Prius)に装備されているレーンディパーチャーアラートの
良いところは、車線を逸脱しそうになるとハンドルのステアリング制御付きなところ。
以前私もレクサスのクルマでこのステアリング制御が装備されている
レーンディパーチャーアラートを試した事があるのですが、思ったよりも高性能。
例えば右側の車線を踏みそうになると、ステアリングが勝手にグイグイっと
左に動き、クルマを車線の中央に戻そうとします。
警告音やディスプレイに警告が出る前に自然なチカラで車線の中央に
戻してくれるのは、とても良いと思いました。
高速道路などをぼ~っと運転していると、車線を踏みそうになる
事ってありますよね。
新型プリウス(Prius)は自然なチカラで車線の中央に戻してくれるので、
高速道路の運転などには大活躍しそうかなと思いました。
ちなみに、新型プリウス(Prius)のレーンディパーチャーアラートは
時速50km/h以上で作動するようになっているようです。
なので、低速で停車中のクルマを避けるために白線を逸脱しても
警告音やマルチインフォメーションディスプレイに警告表示は出ないようですよ。
このような工夫も嬉しいですよね。
その4:レーザークルーズコントロール
クルーズコントロールとは、設定した速度で走行する機能の事。
アクセルワークの必要が無いので、ドライバーの疲労が大幅に軽減に
すると大人気の機能です。
ちなみに、レーダークルーズコントロールを操作するスイッチは、
ハンドルの右側に用意されています。
私も現在クルーズコントロールを装備しているクルマに乗っているのですが、
旅行に行く時など長距離ドライブする時は大活躍します。
そんなクルーズコントロールですが、今回新型プリウスに登載されるのは、
前走車との車間距離を維持してくれる自動追従型のタイプ。
例えば、時速70km/hで速度をセットしていたとしても、
前走車との車間距離が近くなると、自動的に自分のクルマの速度を
落とし、前走車との距離を維持してくれます。
つまり、新型プリウス(Prius)でレーダークルーズコントロールを設定すれば、
ほとんどアクセル操作する必要がありません。
ちなみに、同じトヨタから発売されているハイブリッドカーのアクア(AQUA)でも
クルーズコントロールが装備されていますが、前走車との車間距離を検知して
スピードを調整する機能が装備されていません。
アクア(AQUA)などに装備されているクルーズコントロールでは、
前走車との車間距離が詰まってくるとブレーキを踏むか、スイッチで
スピード調整の必要があります。
車間距離を検知して自動でスピード調整をしてくれる新型プリウス(Prius)の
レーザークルーズコントロールは、アクアなどに装備されているものよりも
圧倒的に使い勝手が良いと思いますよ。
レーザークルーズコントロールも進化!?
また、新型プリウス(Prius)に登載されるレーザークルースコントロール
自体も進化しているようです。
新型プリウス(Prius)にトヨタセーフティセンスPが装備されるのは、
先日ビッグマイナーチェンジをした新型ランクル200に次いで2台目。
新型ランドクルーザー200(ランクル200)のトヨタセーフティセンスPにも
当然レーザークルーズコントロールが装備されていましたが、機能・性能が
大幅にアップしました。
特に注目なのは、対応速度。
初めてトヨタセーフティセンスPが装備された新型ランクル200の
レーザークルーズコントロールの対応速度は、時速50km/h~100km/h。
時速50km/h以下になると、クルーズコントロール(クルコン)は
自動的に解除されてしまうそうです。
なので、アクセル操作が面倒な渋滞中は使えないとの不満の声が・・・。
しかし、今回新型プリウスに登載されたレーザークルーズコントロールの
対応速度は、何と時速0km/h~100km/hまで。
つまり渋滞中の高速道路でも使えるようになった事に・・・。
これは便利ですよね。
また、もしかしたら街中でも使える可能性も・・・。
この点に関しては、今度試乗をして確めてみたいと思います。
今回大幅に進化した新型プリウス(Prius)のレーザークルーズコントロールは、
トヨタのクルマの中でも最も高性能になっているみたいです。
この新型プリウスに登載されたレーザークルーズコントロールは、
かなり注目だと思いますよ。
今度フルモデルチェンジをして発売される新型プリウス(Prius)の
トヨタセーフティセンスPでは、このような機能が装備されます。
歩行者を検知してくれる自動ブレーキシステムも良いですが、
個人的に一番使い勝手が良いと思ったのは、レーダークルーズコントロール。
時速0km/hから対応になったのはとても驚きましたが、
高速道路だけでは無く、街乗り・普段使いでも大活躍しそうだなと思いました。