【キャデラック XT5試乗レビュー】あのイメージはもう古い?現代のキャデラックの真髄はモダンなデザインにあり


さて、次はインテリアです。XT5の魅力は、何と言ってもこのインテリアにあります。車内に乗り込むとまず目につくのが、セミアニリン仕上げのレザーです。柔らかめに仕上げられたレザーシートは、まるでラウンジのソファのようです。また、メイプルシュガーのウッドトリムも高級感を演出します。欧州ブランドの高級車のインテリアは、あくまでクルマとしてのインテリアを上質にしたものという印象ですが、XT5のインテリアはまるでホテルのラウンジをそのまま持ってきたかのような高級感を持っています。XT5に乗って都心をゆったりと流せば、そこはまるで移動するラウンジと言えるでしょう。

センターコンソールやトリムのデザインは、アメリカのモダンラグジュアリーを体現していると言えます。キャデラックは2015年に本社をデトロイトからニューヨークに移し、ニューヨーク発のブランドとして消費者にアプローチしていますが、伝統と革新が共存したXT5のインテリアデザインは、ニューヨークらしさが存分に感じられます。

クルマのデザインというのは、単に見た目が美しければよいというものではありません。ステアリングやシフトノブなどは、クルマの基本的な部分としての性能が第一に考えられなければなりませんし、メーター周りやセンターコンソール周りも、視認性や操作性を損なうようなデザインではいけません。そうした制約条件の中で、使いやすく、なおかつ見た目にも美しいものが求められるのが、自動車のデザインの難しいところでもあり、デザイナーの腕の見せ所でもあります。アメリカはあのiPhoneを産んだ国でもあり、このあたりについては他国に比べて洗練しているのでしょう。XT5のデザインを見ると、古いキャデラックのイメージが刷新されることと思います。繰り返しになりますが、インテリアは現代のキャデラックの真髄と言え、ぜひ一度体験してみることをおすすめします。


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